『このままだと部下が潰れてしまいそう・・・どうしたら良いですかね?』
こんなことを質問しに来るヒマがあるなら、今すぐ行動してくださいよ、って思います。
部下が潰れた場合の結末は
- 部下が会社から居なくなる
- 部下が廃人のようになる
- 部下が骨になる
この3パターンです。
廃人になってでも会社に居てくれるならまだマシですが、転職したり骨になってしまったら、最悪の場合は責任問題になってしまいます。
ですので、部下が潰れそうな気がしたら今すぐ行動を
具体的に何したらいいのか、そっからアドバイスします。
部下が潰れそうになってる時、管理職がやるべき対処法
部下が潰れそう・・・そう感じ取ったら、何が原因か探りを入れて改善しましょう。
ですので、部下からヒアリングする必要はあります。
しかし困った事に、部下から聞き出そうとしても、正直に言ってくれるかどうか分かりません。
てか「部下が潰れそう」とか思ってる時点で、部下から相談すらされてない関係性なのだから聞き取りは難しいと思ってください。
でも、聞いてみて無駄になることはありません。
部下の話を聞いてみる
無駄かもしれませんが、部下の話を聞いてみましょう。
正解が得られるかどうかは微妙なところですけど、話を聞かないことには始まりません。
なぜならば・・・
- 潰れそうな原因が分かればラッキー
- 顔色や表情の変化を読み取る機会になる
- 分からなくても、寄りそう姿勢は見せられる
簡単に嘘を吐けるような人は、そもそも潰れにくいです。(笑)
ですので潰れそうな部下が「大丈夫です」と言う時は、嘘を吐く時のクセが出てきます。
それを感じ取るのは難しいですけどね。
あまり良い気はしませんが、疑ってかかることを繰り返していれば、本当のことを言ってるか、嘘を言ってるかは何となく感じ取れますよ。
部下の話を聞く時は、コツを抑えてないとミスって二度と口きいてくれなくなるので、気を付けてくださいね。
本当のことを聞き出せなくても、何もしない上司だと思われないよりはマシ
原因が実はアナタにあったとしても・・・ね。
部下が仕事のプレッシャーに潰れそうなら
では色々なパターンの対処方法に入ります。
まずは仕事のプレッシャーで部下が潰れそうな時・・・
そんな時は、軽い気持ちで「大丈夫、責任は俺が取るから」と言っても、そこまで効果がありません。
根本的な問題は、部下本人の自信のなさです。
上司が責任を取ってくれるから、開き直れる・・・そんな人はプレッシャーなんかで潰れません。
だから必要なのは、部下の自信を取り戻させること。
劇的に改善する手段はありませんが、褒め言葉を使い続ければ自信のなさは無くなってきます。
ただ簡単にホイホイ褒めてりゃいい事はなく、ちゃんと根拠があって褒めることが重要です。
そういう、自分に自信がない人はお世辞に敏感で嫌いなので、根拠のない褒め言葉は絶対に使わないように。
褒める時のコツはこちら→部下を褒める時のコツ【実は73%の上司が間違ってた】
部下が仕事量の多さで潰れそうな時は
特定の部下が、仕事の多さで潰れそうだと感じたらすぐに調整するべきですね。
気付いたら即行動で・・・
- 部下が断るの苦手で、仕事を抱えすぎた
- 部下が優秀で、ついつい任せてしまう
こんな状態からは、さっさと解消させてあげてください。
相手は人間です。いつか必ず限界が訪れるので、潰れてしまう前に仕事量を調整しましょう。
部下が自分で潰れてしまうこともある
性格上のことや考え方のクセですね。真面目なタイプや完璧主義な部下に起こりやすいです。
これも「自信のなさ」によるものと同じ。
ようは、自己肯定感が低いことで自爆しちゃう系です。
そんな部下は、放置していると勝手に潰れてしまうので、面倒くさくても相手してやらないといけません。
部下や周りにとっては、もう当たり前のことでも、ちょっとした事でも部下のことを褒めてあげてください。
それが積み重ねれば、少しずつ部下は自信を持ってくれます。
周囲の人間から潰されることもある
実は周りの人からアレコレ言われて、部下が潰れてしまうこともあります。
その周囲の人の1人が、上司だというパターンも・・・まぁ、そんな人がココに来るとは思わないんでスルーしますが
意外と見えない所で下らないことをする人は、居るもんです。
注意してないと、上司の責任になってしまいますよ。
『部下が潰れそう』そうなる前に・・・
さて次は部下が潰れる・・・なんてことにならないよう、普段からどういう事に気を付けておけばいいのか。その話をしておきます。
上司としてやるべきことは3つ
- 部下のことを褒める
- 部下の話をよく聞くこと
- 部下の仕事を把握しておくこと
これを普段から徹底しれいれば、部下が潰れることはまぁ無いでしょう。
部下のことを褒めろ
部下が潰れてしまう原因の1つは、全く褒められなくて否定ばかりされること。
働く気力どころか、精神的に参ってしまいます。
毎日のように「何やってんだよ雑魚が、お前はここに何しに来てんだよ、仕事しろや。まぁお前なんか辞めても、どこも雇ってくれないだろうけどな」って言われたら、ツラいでしょう。
潰れるどころの騒ぎで済まないと思いますが。
だから、部下のことを褒めてください。
厳しいことを言うのも必要。だけど、優しい言葉をかけるのも必要なのです。
部下の話をよく聞くこと
部下は自分が潰れる前に、相談できる相手が居たら相談しています。
つまり、相談できるほど信頼できる人が職場に居ないという事。
しかも相談相手は、それなりにパワーを持ってないと意味がありません。
ただの同僚に相談したところで、問題解決に至らない可能性の方が高いですからね。
職場の悩みで相談する相手は、上司の方がいいに決まってます。
- 人生経験があって
- それなりの権限があって
- 身近な人だから
なのに、上司が相談相手にならないのは上司との関係値が高くない証拠
というと、部下の話を普段からよく聞くことです。
ウダウダと説明しても仕方がないので、そういうもんだと理解してくださいお願いします。
どうしても説明が必要だというなら、下記の記事を読んでおいてください。
部下の仕事を把握しておくこと
部下の仕事を把握しておけば、仕事で潰れることはないでしょう。
仕事を把握するといっても部下の仕事を全部把握する必要はありません。
そんなことをしてるヒマはない。ですので、2つだけ
- 誰が何の仕事をしているのか
- 誰が、どのくらいの量(負担)を受け持っているのか
これを把握しておけば、とりあえずOKです。
詳しい解説は→上司として把握するべき部下の仕事は
部下を潰してしまった場合、責任はどうなる?
仮に部下を潰してしまったとしましょう。
その潰れ方によりますが、ほとんどの場合は責任を取らされることはありません。
よっぽど過失がない限り、何も言われないので大丈夫です。
部下が潰れてしまっても責任は取らされない
あなた主導で部下が潰れるまで精神的に追い詰めてなければ、責任を取らされることはまずありえません。
- 家族経営で
- 部下に親族が居て
- でっち上げられた
という、とんでもミラクルなことでも起これば・・・まぁ普通に犯罪ですけどね。
そんな漫画みたいな話、起こるわけないでしょう。
ですので、そこまで心配する必要はありません。
相次いで部下が辞めてしまった場合
こんな時は責任の所在をチェックされてしまい、怒られるだけじゃ済まない可能性があります。
部下が潰れそうになったら、すぐフォローできるようにしておきましょう。
放置してても、そんなに言われることはないとは思いますが、その結果、転職が相次げば何かしら責任を取らされる可能性はあります。
まとめ:部下が潰れそうになったら
部下が潰れそうだ・・・と思ったら、すぐにでも何が原因で疲弊しているのか突きとめ、上司としてできる権限の範囲内で行動するべきです。
でないと、管理職やってる意味がありませんよ・・・
部下が正直に話をしてくれなくても、第一に聞き取りです。
そして、どうしたら好転するか行動したり、部下にアドバイスをしましょう。
それが管理職としての仕事の1つです。