
パワハラになりかねないし、部下に強く言えない
でも、言わなきゃいけないんだよね

伝え方のテクニックを覚えましょう
今回は、部下に強く言わないといけない。だけど、後の事を考えてしまい、部下に響かない。そんな方のために、部下に伝える時のテクニックを解説いたします。
本記事を読んで実践すると・・・
- 部下がレベルアップする
- 部下のモチベが上がる
- 本当に強く言いたい時に言えるようになる
目次
- ただ強く言っても無駄な理由
- 部下に強く言葉を伝える時は、「内容」
- 部下に毎日強く注意する必要がある場合
- 部下に強く、当たり前の事を伝えたい時は
- 部下に強く言葉を伝える為には
- 部下に強く言葉を伝える時が来たら
- 部下に強く言葉を伝える方法
ただ強く言っても無駄な理由
部下に伝えようと、ただ強く言っても、怒ってるようにしか見えません。
怒ってる人の話は、頭に残りませんね。
特に、毎日のように同じ事を言う人の話は、右耳から左耳へ流れちゃいますね。
上司からすれば、聴いてるように見えないし、部下は動かない。
だから、余計に力が入ってしまい、部下は余計に動かなくなるんです。
部下に強く言葉を伝える時は、「内容」
1.内容がポイントになる理由
怒ってるように言ってもダメ。重要なのは、内容。
なんでかっていうと、怒ると内容が薄っぺらくなります。
「 何で言った通りに出来ないんだ! 何度も言わせるな! 」
って言っても、どうにもならない。
じゃぁ、どうすればいいか・・・具体的に言う事。
「 何が分からないんだ? 」
と、原因を丁寧に探して、改善の手助けをしましょ。
すると、強く言わなくても問題の解決になります。
2.部下に強く伝える時の具体例
例えば、売上目標を達成したい時に
「 売上目標を達成しよう! 」
って言うだけじゃ、部下は何をどうすりゃいいか分からないかも。
だから・・・
今の売上達成は〇〇円で、目標は〇〇円。
この商品は人気が無いけど、売れたら利益が多い。
だから、この商品を買ってもらう方法を考えよう。
みたいに、具体的にどうしていこうか、道筋を示しましょう。
他に、利益が小さいけど人気がある商品を、もっと売る方法を考える。とかね。
方法は幾らでもありますよ。
数字を知らない部下に、どうにかしろ! では無理がありますよね。
数字を知ってる人が、「 こうしようと思うけど、どう思う? 」
って、具体的に質問を投げかけてみましょ。
意外とお客様に1番近い人だからこそ、どう売れば買ってくれるか。良いアイディアが出てくるかも。
3.部下に質問を投げかけるメリット
部下からアイディアを出してもらう事で、良い事が2つあります。
- 部下のレベルが上がる
- 部下のモチベが上がる
考える力って、仕事では必ず必要ですね。
どうやってオススメしたら売れるか、考えさせる事はメチャクチャ良い経験ですよね。
何でもかんでも、言われた事しか出来ない人間では困りますね。
だから、考える機会を与えましょう。
しかも、自分で考えた事を実際やって、成果が得られたら、メチャクチャ嬉しいですよね。
「 この問題、どうにかしろ! 」って言うんじゃダメ。
「 どうしたら良いか、考えよう 」って変えましょう。
考える機会を与える時に、具体的な数字を与えましょうね。
だから、部下に強く言葉を伝えなくても、内容さえキッチリ伝えればOKなんです。
こういった丁寧さが足りてないから、強く言う方法ばかりを取っちゃうんですよ。
部下に毎日強く注意する必要がある場合
逆に、言わない方が良いですね。
特にありがちなのが、タクシーや運送業などの運転を行うビジネス。
「 無事故、無違反でよろしく 」なんて出ていく時に伝えても、聞いてないもんです。
なんでかっていうと、そんな事は当たり前だから。
本人は、「 言われんでも、分かってる 」って思ってますよ。
つまり、聞いてないんです。言っても無駄なの。
今は運転記録が残って、終わった時にチェックするんだから、その時の一言の方が大事。
事務的に処理するだけじゃダメ。
「 今日も安全運転、お疲れ様でした 」
「 今日で〇日連続ですね 」
このような、ありのままを認める言葉が良いんです。
部下に強く、当たり前の事を伝えたい時は
当たり前の事を続けて行っている事を、褒める方が大事。
当たり前だと思って褒めないから、部下のモチベが上がらないんです。
もし、ミスを起こした時は本気で「 反省しよう 」って気になってくれますよ。
運転が必要な会社で、毎朝、注意を促すだけじゃ、「 やっちまった 」ってなる程度。
何が違うかというと、毎日の当たり前を認めてくれていたから。
毎日の当たり前を認めていると、ミスした時に強く言うと響くし、反省の気持ちも出る。
行く時は注意を促されて、終わって帰ってきたら、事務的に処理されるだけ。
たまに、ちょっとミスがあったら言われる。
こんな事されたら、気分悪いでしょ。
だから、強く言葉を伝えなくても良いんです。
当たり前の事だけど、出来た事は褒めましょ。
部下に強く言葉を伝える為には
先ほども触れましたが、毎日の当たり前を褒めましょう。
なんでかっていうと、褒めて(認めて)あげる事で仕事で幸福感を得られるから。人は、誰かに認められたいっていう欲があります。
欲が満たされると、幸福感を得ますね。
- 仕事を認めてあげる
- 幸福感を得られる
- 仕事を「やらされてる」感が無くなる
- 責任感を持ち始める
- 強く言わなくても、やるべき事が出来るようになる
- 出来たら褒める
- 幸福感を得られる
- 無限ループ・・・
良いループを作っちゃいましょう。
また、認めてあげる事は一種の褒め言葉なんで、もしミスがあった時に叱ると、ギャップが生まれます。
この認めてあげる事を『 承認 』と言います。
承認については、当ブログで何度も解説していますので、この記事では省きます。
詳しく知りたい方は、【完全版】部下が成長する褒め方のコツを読んでください。
部下に強く言葉を伝える時が来たら
承認を日常的に使っておく事で、もしも叱る時が来たとしても大丈夫。
いつも部下の事を認めている事で、強く言葉を伝えても、受け取ってくれます。
なんでかっていうと、コミュニケーションの土台が出来てるから。
例えば・・・
お前誰やねん? って思う人から、突然叱られても聞かないでしょ。
「 お前は俺の何を知ってるんだ。お前に叱られる筋合いは無い 」って思いますよね。
それは、日常的にコミュニケーションを取ってないから。
毎日のように顔を合わせていても、この土台が完成するかどうかは別。
大事なのは、普段からちゃんと見てる事。
ただじっと見てるだけじゃダメ。
部下が、「 この上司は、俺の事をよく見てくれているな 」って思うようにしましょ。
よく見てくれているな、と感じてくれる為には、承認が1番良いんです。
承認の中でも、行動承認が職場では便利。
基本的に職場では仕事をしているはずなんで、部下は行動していますね。
結果が出なくても、行動するだけで褒めてあげれば良いんです。
だから、簡単ですね。
部下に強く言葉を伝える方法
まず、「強く言わなきゃ」っていう考えを捨てる事。
強く言わなくても、伝わるモノは幾らでもあります。
それは、具体的に伝えるって方法。
具体的に、この仕事のどの部分が分からないのか、聞いてみる。とか
売上目標に〇〇円足りないから、この商品をもっと売ろうと思う。どうやって売ろうか? とかね。
頭ごなしに、ガーガー言ってもダメ。
それは、部下からしたら怒ってるだけにしか見えないから、何の得にもなりません。
質問を投げかける事で、部下には考える力が付きますね。
部下にアイディアを求めた後、実際に行う事で部下のモチベを上げる事も出来ますね。
あと、やる事は
- 当たり前の事をイチイチ指摘しない
- 当たり前の事でも、やったら褒める
つまり、承認をする事が大事。
承認する事で、部下に強く言葉を伝えなきゃいけない時に、ちゃんと伝えられるようになります。
何故かというと
- ギャップが生まれるから
- 承認しておく事で、叱っても受け取って貰えるようになるから
【完全保存版】部下に指摘する時のポイントという記事を書いてるので、合わせて読んでみて下さい。
この記事は、これで以上です。最後まで読んで下さって、ありがとうございました。
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