『優秀な部下が欲しい・・・そんな夢のような話、あるわきゃねーだろ』
と、でも思ってましたか?
優秀な部下は、あなたが育てるんです。
その方法を、この記事で教えてしまいます。ざっくり3段階で説明すると
- 優秀な部下の特徴を覚える
- 素質のありそうな人を選ぶ
- そして優秀な部下に育てる
実はそんなに難しいことではありません。
それでは優秀な部下の特徴から解説していきます。
優秀な部下の特徴は
優秀な部下には人によって全然違う、さまざまな特徴があります。
まずは大まかに分けると2種類
- 表に見える、技術的な特徴
- 優秀な部下の内なる特徴
この2つに分けられます。
まずは仕事をしている時の姿をみて、簡単に分かる部分です。
表面にでる、優秀な部下の技術的な特徴
優秀な部下がどんな仕事のしかたをしているのか、どんなスタンスで仕事をしているのか、その辺についてお話します。
優秀な部下は目立つ仕事のしかたをやってる人も居れば、目立たないけど実は優秀。なんてものもあります。
よーく部下の事を観察してみてください。
優秀な部下は、とにかく仕事が早い
- 仕事を覚えるのが早い
- 仕事を終わらせるまでが早い
- 周りの人のサポートもできる
覚えるのが早いのは、言うまでもなく。
仕事を効率良く進める力もあって、周りもよく見ています。
片手間に周りの人をサポートできる時は、サっと手を貸すことなんて余裕です。
基本的にはシングルタスクで仕事をこなしていますが、今やっている仕事をやりながら次は何をすれば良いのか、頭の片隅で考えながら仕事を進められます。
優秀な部下は教えるのが上手い
優秀な部下は仕事の理解度が深く、再現性が高い仕事のやり方を自分の頭の中で整理していたり、どこかにマニュアル化しています。
だいたいは頭の中に整理済みなので、見せてもらうことができないことがあります。
人によっては、どこかに文章でまとめている事も。
誰かに教える時は、その脳内整理されたことを分かりやすく説明し、トライさせます。
そのため、人に教えることがとても上手いのです。
仕事の質が向上していく
優秀な部下は、仕事のスピードも速いけど仕事の質が落ちません。
なぜかというと、常にデータ分析をしていたり、ミスを回避していたり、ひと手間や努力を惜しまないからです。
- 「なんで、ミスったのか」
- 「どうして今回は上手くできたのか」
- 「こうすれば、もっと良くなるんじゃね?」
優秀な人は仕事をしながら、このような事をずっと考えています。
だから、仕事の質が全く落ちないのです。
むしろ質がどんどん上がっていく傾向があります。
優秀な部下の内面はこうなってる
優秀な部下は、性格的なことだったり、仕事に対する考え方や、普段の思考方法に特徴がでます。
これは余談で私の個人的な意見ですが、常に疑問を持っている人は優秀だと考えます。
どういうことかと言うと・・・
- たまたま成功しただけじゃないのか?
- このマニュアル、本当に最善の方法なのか?
- どうして思い通りの結果にならなかったのか?
優秀な部下は、このように疑問でいっぱいなのです。
他にもこんな特徴があります。
優秀な部下は責任感が強い
優秀な部下は任せられた以上は、やりきるという責任感が強いです。
任せられた仕事をこなすのは当然の話ですが、責任の感じ方が異常レベルで高い人が居ます。
この場合はちょっと危うい性格でもあるのですが、真面目な部下の姿勢は受け取ってあげましょう。
頭が柔らかい
優秀な部下は、新しいことや新しい考え方に対してアレルギーを持ってません。
むしろ、楽しめるような人が本当に優秀な部下です。
ですので好奇心が旺盛で、結構色んなことを知ってたり、趣味が多かったりします。
頑固さがあまりないので、分からないことは素直に認めて、知識をどんどん増やすことに楽しさを感じる変態です。
集中力が高い
優秀な部下は集中するべき時に、かなり集中できます。
これは意識して集中していることもありますが、無意識的に周りの情報をシャットアウトしてしまう才能を持っていることもあります。
集中している時は、周りが全く見えてない場合も。
とても集中している時はメチャクチャ作業スピードが早く、周りが追い付いていけない時もありますよ。
優秀な部下を発掘する方法
さて、優秀な部下の特徴はだいたい分かったかと思います。
ですが優秀な部下はその力を出し切ってなかったり、出してないこともあります。
そんなチームの中から、どうすれば優秀な部下を見つけられるのか。
素質がなくても、どうすれば部下を優秀にすることができるのか、解説していきます。
262の法則を知ろう
262の法則というのは、イタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートの研究によるものです。
元々は全然関係のない話なんですが、あらゆることに当てはまるんじゃね?と考えられていて
- 2割の人材が高い生産性を出せて
- 6割の人材が平均的
- 2割の人が足を引っ張っている
と言われてます。
つまり優秀な部下は、居ても全体の2割なのです。
10人チームだと2人。それ未満だと、たった1人だと思ってください。それくらい優秀な部下は簡単にゲットできないし、見つからないものです。
素質のある部下の特徴
- コツコツと仕事ができるタイプ
- 人に教えるのが上手な部下
- 大きなミスをしない部下
こういう部下は優秀な部下となるでしょう。
目立ちはしないけど、安定している部下が良いですね。
安定というのは仕事もそうだけど、体調や精神状態も安定している人が良いです。
本当に優秀な部下というのは、自己管理もちゃんとできます。
部下をできるだけ優秀にするには
とにかく「考える力」を養うことが大切です。
優秀な人はマニュアル化されているものに対してまで疑問を持ちます。
そんな優秀な人に近付くのに手っ取り早いのは、常に疑問を持つという考え方のクセです。
どんな時でも「どうしてこうなった?」と考えるクセを身に付けさせるよう、管理職として指導していけば、能力が爆発的に上がる人がでてきます。
これはテクニカルな話なので、心理的なことも話をすると・・・
承認欲求を貯めることも1つの方法です。
ここで承認欲求のことまで語り出すと長くなるので、詳しい解説と部下の育て方は下記の記事を参考にしてください。
優秀な部下との接し方
さて、あとは優秀な部下との接し方です。
優秀な部下は頭が良いので、状況によると早々に見切りをつけて会社を辞めてしまいます。
そうなると会社はダメージを受けるので、優秀な部下との接し方はミスらないようにしましょう。
優秀な部下はあまり命令されたくない
基本的に、優秀な部下にはあまりアレコレ言わない方がいいです。
ある程度は自由にさせておいたほうが機嫌良く仕事をしてくれるので、余計なことは言わないこと。
なぜかというと
- 言われなくても分かってることが多い
- 合理性のないルールをとても嫌う
- 頼られるのは悪い気がしない
優秀な部下は、ダメなことは理解しています。
そんな部下にアレコレ指示命令すると、気が短い人はかなり早い段階でムカついてしまいます。
ですので、あまり細かいことは言わない方が良いです。
優秀な部下にもそれなりにプライドがあるので、たいした事でもない件で指摘していると「抑圧されている」と感じ、能力を最大限発揮してくれなくなります。
合理性・効率性・生産性を重視する
優秀な人は無駄なことをとても嫌う傾向があるので、訳の分からんルールを押し付けるとイラっとします。
意味がある社内ルールなら素直に従いますが、下らないルールを守って仕事がスムーズにいかないなら平気で破ろうとします。
そんなことで部下に指摘をしていると、あっという間に転職してしまいますよ。
指示命令口調ではなく、お願いする感じで
人に頼られるのは誰でも悪い気はしません。
ですので、優秀な部下に仕事を頼みたい時はお願い口調で仕事を振りましょう。
これはどんな部下が相手でも同じですけどね。
優秀な部下に頼りすぎないこと
本当に優秀な部下は、仕事の取捨選択ができたり、突き抜けて仕事ができるのですが
優秀な部下でも、中や下の人も居ます。
そんな人は、責任感から仕事を他の人に投げることが苦手なことも。
ですので、あまり頼りすぎるのもよくありません。
仕事を振り過ぎると負担が大きすぎてイヤになり、会社を辞めてしまいます。
優秀な部下には正当な評価を
会社の人事評定ルールがどうなってるか知りませんが、優秀な部下には正当な評価を付けましょう。
いくら頑張っても平均的な人と同じなら、優秀な部下のやる気がなくなります。/p>
性格的に手を抜かない人も居ますが、うまく立ち回る人はすぐに手を抜きますよ。<
そして転職活動を始め、ちゃんと人事評価をしてくれる会社へ移ってしまいます。
普段「ありがとう、助かったよ」と声をかけることも重要ですけど、ちゃんと給料に反映させなければ、優秀な部下は会社から去ってしまいます。
まとめ:優秀な部下の特徴は考え方にあった?
優秀な部下は特別なにか優れているといったら、考え方の違いだと言えます。
確かに個別に見たらスキルが優れているように見えますけど、スキルを高めるにはどういう思考や行動が原点なのか・・・
今回、それが分かったかと思います。
常に努力や能力の向上ができるのは才能の1つなので、真似をする事は難しいです。
しかし、常に疑問を持つことは誰でもできることですので、ぜひ部下の指導に使ってみてください。
自分で考えてみろ、と丸投げせずに「俺は、こういう所が上手くいった理由だと思うよ」と助け船を出すのも1つのやり方でしょう。
今回はここまでです。それでは