
読者
最近は、パワハラって言われるの怖いし
とりあえず優しい言葉を掛けてりゃ大丈夫じゃね?

龍那
使い方間違えて、即日退職された人居ますよwww
今回は、部下に優しい言葉をかけると、どうなるか解説します。
✅ 本記事の内容
- 部下に優しい言葉をかけてしまった結果
- なぜ、優しい言葉をかけるのが良くないのか
- 優しい言葉じゃなくて、どんな言葉が良いのか
目次
部下に優しい言葉を掛けた時のセリフとは?
入社後3ヶ月くらいの子に、「 ゆっくり覚えたら良いから 」と声を掛けてました。

龍那
これ聞いて、私は頭抱えましたよ・・・
なんでかというと、3ヶ月も居るのに「 ゆっくり覚えたら良い 」って、いらない優しさなんですよね。
その子が超真面目な子だったら、どう思いますかね?
「 あぁ、気遣われてるな・・・俺ってまだ仕事出来てないのか 」
こんな風に、モチベがだだ下がりになる可能性大です。
結果、翌日から来なくなりました。
辞めてしまった子のホンネは
どうやら、他にも理由はあったようで、優しい言葉そのものに原因は無かったようです。
新入社員君は、真面目で仕事熱心で、芯が強い子でしたよ。
「 上司が嫌 」っていうような、些細な事で辞めた訳ではないようでした。
積もりに積もった・・・という感じでした。
現場の上司たちは、慌ててました
なんせ、前兆なしに突然辞められましたからね。
結局、採用担当も兼ねてた上司は責任を取らされるまでとはいかないけど、かなり上の人に怒られてました。(笑)
言葉の選択を間違えたのも、1つの要因です。気を付けましょう。
なぜ、優しい言葉をかけてはいけないのか
ただ優しいだけでは、聴いてる人が何も満たされないからです。
さっきの実例に戻ってみましょう。
「 ゆっくり覚えたら良い 」
これって、ただの許可や時間の余裕を与えてくれてるだけですよね。
まだ入りたての子に言うなら、効果はあります。
何がいけなかったのか・・・それは、時期です。

新人
仕事を少しずつ覚えてきたぜ・・・
これからやな

上司
どうや?調子は
ゆっくり覚えたら良いからな
凄くネガティブに考えてしまうと、「まだ俺は認められないのか」と思ってしまうんです。
だから、こうしましょ。
「 今日は、どんな仕事をした?・・・そっか。頑張ってるな!」
「 ゆっくり覚えたら良い 」とか、マジでどーでも良いんですよ。
そんな事、本人に伝える話じゃないですよね。
教えている立場の周りの人に、注意を促す話なんですよね。
部下にかけるべき言葉とは
部下の言動を認めるような言葉を、かけましょう。
さっきの例でいうと「 頑張ってるな 」という言葉が、コレ。
こういう、認める事を『 承認 』と呼びます。
優しい言葉と認める言葉の大きな違い
人の欲求を満たすかどうか、の違いがあります。
優しい言葉は、ただの許可になってる事もあります。
でも、認める言葉は、相手の行動や考え方を認めるんです。
この違いはデカいっすよ。
承認欲求とは?
『 他人に認められたい 』という欲求です。

新人
仕事を少しずつ覚えてきたぜ・・・
これからやな
こういう状況の新人君にこそ、承認が効果的なんですよ。
なんでかっていうと、自分自身を褒めるのって、慣れてないと出来ないんですよ。
でも、心理的には、誰かから褒められたい。
だからこそ、承認が刺さるんです。
新入社員は、全員自信満々ではない
失敗もあれば、出来ない事も多い。
だから、しっかりケアしてあげないと、モチベが必ず下がるんです。
こういうのも、早期退職の原因の1つなんですよ。
2015年の調査ですが、日本人の高校生は自分に自信を持ってない人が、他国に比べて多いです。
高校生の時点でコレなのに、新入社員になったら、余計に自信持てなくなりますね。

龍那
私は自信満々な方でした
でも、上手く行かなくて、自己嫌悪になってた事もあります
まとめ 部下に優しい言葉をかける時は、よく考えて
優しい言葉をかけるのは、悪い事じゃないです。
でも、1歩間違えると、部下が退職する理由になってしまう事になってしまうんですよ。
なぜ、部下が退職してしまうのか。
- 優しい言葉だけでは、満たされない事もある
- 許可してもらう事と、認められる事には、大きな違いがある
- 使うタイミングによっては、違う印象を与えてしまう
なので、部下に優しい言葉をかけようと考えるんじゃなく、部下の行動を認めるような、言葉の掛け方をしましょう。
承認についての詳しい解説は、下記記事にてまとめています。
この記事は、これで以上です。読んで下さって、ありがとうございました。
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