部下が全然言う事を聞いてくれない。指示してもちゃんと聞いてるか反応が微妙だし、思い通りやってくれる時もあれば、全然違う事もあるし・・・めちゃくちゃ困るんだが
と、お困りの上司さん。
本当の原因は、実はアナタにあるかもしれません。
でも大丈夫。ちゃんと改善する方法があるので、最後までこの記事を読んで実際に行動することで、あなたの部下は結構思い通りに動くようになります。
そんなに難しくないんで、やって下さいね。
部下が言うことを聞かない3つの原因
- 部下の話を聴いてない
- 部下の事を信用していない
- 部下からナメられてる
つまり、部下との人間関係が悪かったり、部下があなたの事をナメてるんです。
まず、やるべき事は、あなたの日常の行動から見直す事。
なんでかっていうと、人は感情で動くから。
では、質問です。
こんな上司の言うことを、聞こうと思いますか?
- 一方的に言ってきて、こちらの意見を聞こうとしない
- 仕事を全然任せてくれない
- 全然叱る事をせず、穏やかで気が弱そう
それでは、日常の行動を見直してみましょう。
日常の行動をチェックしてみましょう
いくつ当てはまるか、チェックしてみましょう。
- 自分が間違えたら、謝る
- よく「 ありがとう 」と言う
- 良くない事は、ちゃんと指摘する
- 大きな声で叱らないようにしてる
- 感情的にならないよう、注意してる
- 話を聴く時は、メモを取る事もある
- 部下の話をなるべく聴こうとしている
- 自分にも厳しくしている
- だけど部下に押し付けるまでの事はしない
- 仕事を任せるけど、最後の責任は自分にあると考えてる
当てはまっている数が多いなら部下が言う事を聞かない。という事は考えづらいです。
さて、自分を振り返ってみて全然当てはまらなかったという方は、日々の行動を改善していきましょう。
部下が言うことを聞かない原因の改善方法
主な原因は、5つ。
- 部下に指摘ばかりする
- 部下の話を聴いてない
- 部下の事を信用していない
- 部下にナメられている
- 部下に尊敬されてない
では、それぞれの改善方法をアドバイスします。
部下に指摘する時のコツ
頭ごなしに否定しない事が特に重要です。
なぜかというと、頭ごなしに否定されたらムカつくから。
では、具体例を見てみましょう。
あなたは、上司の仕事を任されました。
完成した仕事を持って行った時の、上司のセリフです。
「……ここ、間違えてるからやり直して」
「お~、ありがとう。助かったよ。……あ、ここ、間違ってるから、やり直してくれないかな?」
どっちの方が、聞いていて気分良いか、分かりますよね。
つまり、まずは仕事をしてくれた事を褒める事。当たり前なようで忘れている方が時々居ます。
感謝を忘れると、そのうち部下は話を聞いてくれなくなりますよ。
あと気を付ける事は、3つ
- 感情的にならない事
- ちゃんと理由を説明する
- 遅刻程度でいちいち指摘しない事
ようは部下の叱り方ですね。叱り方を間違えていると、部下との関係性は悪化するだけです。
誰だって否定されまくってたら、気分悪いですからね。
上手く叱れるようになりましょう。
叱る時のコツは>>部下に叱っても響かない理由。改善方法を教えますをご覧ください。
部下の話を聴く時のコツ
部下が言う事を聞かない時は、元々あなたが部下の話を聞いてない事が原因になっている事も考えられます。
なので部下の話をちゃんと聴くようにしましょう。
話を聞く時に気を付けるポイントは3つ
- 話をちゃんと聴く
- 答えを持たないで聴く
- 言葉になってない言葉を聴く
さて、具体的にどうすれば良いか、説明します。
話をちゃんと聴く
- 笑顔で聴いてあげる事
- メモを取ると、効果大
- 耳だけで聴かず、自然と相槌を打つ
- 話している方を向き、顔を見る
相手が話しやすいような雰囲気を作ってあげましょう。
内容によってはメモを取る事で「ちゃんと聴いてくれてる」と部下が感じてくれます。
こうする事で、部下が言うことを聞かないって事は減ります。
答えを持たないで聴く
- 相手の話を深掘りする
- 解決策が出てきても、言わない事
- 役職が高い人や能力が高い人は、解決策がすぐ出るから注意
- 女性は答えを求めてない傾向が強いので、注意
この部分は、あなたのためです。
答えが思いついてしまうと、相手の話を聴いているようで、全く聴けなくなってます。
見当違いの答えを聞かされたり、求めてもないのに解決策を言われたら「この上司は、俺の言った事を聞いてないな」と思います。
コレが、部下が言うことを聞かなくなる原因の1つです。
言葉になってない言葉を聴く
- 相手の気持ちを想像する
- 相手の表情の変化に注意する
- 100%本当の事を言うとは限らない
誰もが本音で全て話すとは限りません。
一部分を隠したり、嘘を吐く事はよくあります。
だからといって無理に踏み込むのはダメです。
メチャクチャ話を聞くのが上手い人は、相手の感情を感じ取って、どういう言葉を追加で与えれば元気になるか考えてます。
神技のように思えますが、部下の表情の変化や、クセを見極めれば出来ますよ。
この感覚を鍛える方法は、相手の頭の中のセリフを勝手に想像する事。
何度も繰り返す事で、細かな表情の動きや癖から、部下の考えている事を感じ取れるようになります。
なぜ、話を聴く事が重要なのか
自分の話を聴いてくれない人の話を、聞きたいとは思わないからです。
例えば
「俺に口答えするな。俺の言う通りに仕事をしてりゃいいんだよ」
って言う上司が居たら、アナタはそんな上司の話を聴こうと思わないでしょ。
だから、部下の話をまず聴かないとダメなんですよ。
部下の事を信用する行動とは?
部下に仕事を任せましょう。
なぜこれが、部下が言うことを聞かない事と関係するのかというと・・・
- 部下が言うことを聞かない原因の1つが、信用度
- 自分が相手に信用されてないと感じると、信用しなくなる
- だから、信用している事を行動として示すため仕事を任せる
こういう事。任せる仕事は何でも良いんです。とにかく「お前の事信用してるぞ」アピールをしましょう。
仕事を任せていくと、部下はこう変わります。
- 部下のレベルが上がる
- 部下が信用してくれるようになる
- 場合によっては、あなたの仕事が減る
信用が貯まると、部下が言うことを聞かないって事は、無くなります。
部下にナメられなくなる方法
ダメな事は、ちゃんと指摘する事ですね。
優しい事も大事ですが、言うべき時に言わない上司に存在価値はありません。
部下にナメられたら、そりゃ言うことを聞かなくなります。
部下に正しく指摘するポイントは
- 頭ごなしに否定しない事
- 感情的にならない事
- ちゃんと理由を説明する
- 遅刻程度でいちいち指摘しない事
でしたね。詳しいやり方は>>部下に叱っても響かない理由。改善方法を教えますをご覧ください。
部下に尊敬される方法
ポイントは3つ
- 言う事と、やる事を一致させる
- 自分の行動に責任を持つ
- 自分が間違えたら、謝る
特に重要なのが、言う事とやる事を一致させる事です。
ここすら出来てなければ、部下からナメられます。もちろん上司の言う事なんか聞いてくれません。
だから部下に尊敬されるような上司にならないとダメなんです。
部下に責任転嫁するような上司なんか誰だって嫌ですし、間違えたんなら謝る。そんな事もできないような人の言う事なんか聞いてくれませんよ。
【結論】部下が言うことを聞かないなら、自分の行動を見直す
部下に原因がある場合も考えられますが、まずはあなた自身の行動を見直した方が良いですよ。
時には部下の勝手な感情で「誰がお前の言う事聞くか」と思ってる事もありますが、それはそれで問題なので業務に支障が出るようなら人事に相談しましょう。
あなた自身で改善するべき点は
- 部下に指摘ばかりしてないか
- 部下の話を聴いているか
- 部下の事を信用しているか
- 部下にナメられてないか
- 部下に尊敬されてないか
以上のポイントです。
周りから見て尊敬されるような上司になれば、部下は言う事を聞くようになります。
なかなか簡単に思うようにはいきませんが、頑張りましょう。