仕事をミスった事、バレたら面倒臭いですよね。
上司にガミガミ怒られるかもしれないから、ミスを報告しようって事でも胃が痛くなりそう。
だけど、仕事のミスを隠した所で得られるメリットは一瞬。デメリットはかなりデカいです。
あなた1人でミスを対処できなければ多くの人に迷惑をかける事になるし、評価も下がってしまいます。
なので、まずは隠して良いミスかどうか判断しましょう。
その仕事のミス、隠しても大丈夫?
仕事の経験が浅い人にとっては難しいですが、慣れてきたら「この程度なら俺1人で何とかなるだろう」って思うミスが出てきます。
そんな時は、相談とかせずに先にミスを対処してしまう方が早いですよね。
だから隠すというよりは、事後報告って感じです。
目に前にあるミスは事後報告でも大丈夫かどうか、判断するのが1番最初にやる事です。
仕事の経験が浅い人は、まず相談
仕事の経験が浅い人は「俺1人で解決できるかも」と思っても、実は無理な事があります。
実際に私もやった事があるので、気を付けて下さいね。
出来るんじゃね?と思って、突っ込んで行ったけど結局ワケ分からんくなりました。(当時、入社2ヶ月弱)
自分を過信しすぎないよう注意しましょう。
相談してみても話を聞いてくれない人だらけの職場環境であれば、それはそれで問題ですが、そこまで頭の悪い会社ばかりではないと思うので、迷わず相談してみましょう。
新人は周りに頼って、仕事ができるようになることが、仕事みたいなもんです。
他記事でも紹介しましたが、新人は報告・連絡・相談をするのが仕事だと思ってください。
ヘッドハンティングでもされてない限り、会社はとりあえず成長する事を期待してるんで、まずは成果より使える人間になる事を目指すように。
ミスが起こったら即相談するべきか
私はNOだと考えます。
何故なら、何も考えずとにかく相談。これでは成長できないからです。
- 仕事のミスやトラブルを事細かく把握する
- まずは自分なら、どう対処するか考えてみる
- 分からないなら、相談をする
- 何となく想像がついて、できそうならやってみる
- 想像がついでも、自信がないなら相談をする
やってみても、ダメだったらすぐ助けてもらいましょう。
相談しに行く時は、相談しにいくまでの経緯を説明しないでください。時間が無駄なので。
仕事のミスは、時にスピード対処を求められることもあります。
今、何が起こっているのか正確に伝え、助けてほしいとお願いしましょう。あとで、想像していた解決方法と実際のやり方のすり合わせを行ってください。
分からん事は分からんでいい。知ったかぶりはダメです。
入社3年目って人でも、分からん事とかあればすぐに先輩社員に聞いてますし、主任クラスの人でも周りの人に聞くんです。
仕事ってそんなもんで、1人で何でも解決する必要はないんです。
自分でできる事はやるけど、できない事や分からない事があったら同僚に助けてもらう。
どこの会社も同じだと思います。
なので、できるだけ自分で。分からない事があったら相談する。このやり方を試してみて下さい。
仕事のミスは基本的に隠さない事
冒頭でも言ったように、仕事のミスは隠しても(事後報告しても)良いものはあります。
ただし条件が2つあって
- 周りの同僚や会社への影響が小さいミスである事
- 自分だけですぐに対処できる問題のとき
この2つの条件を満たす時だけ、仕事のミスを見つけても事後報告で良いですよ。
だけどさっきも言ったように、その判断は経験がないと難しいです。
なので、まだ入社したての人とかは、とりあえず相談。先輩とかに聞いてみましょう。
そしたら仕事のデキる先輩は大まかに3パターンで返してくれます。
- これくらいなら自分でやってみ?
- 俺が教えるから、一緒にやってみよう
- これは俺に任せとけ
優しい人なら、こんな感じで対応してくれるはずです。
「あ?そんくらい自分でやれよ」と塩対応する人だったら、他の人に聞いてみてください。
他にも「お前に任せるわ」と無責任に言う人とか居ます。たまに。
そういう人に当たってしまった場合は、常日頃から録音をしておくと、後で利用できるかもしれません
>>【最新版】糞上司を合法的に叩き潰す方法を参考にしてみてください。
仕事のミスを隠すと良くない理由
もし仕事のミスが、とんでもねぇ話だとすると会社が損失を受けるかもしれないから。
損害賠償を請求される事はあまり無いですけど、結構メンドクサイ事になるんで、気を付けましょうね。
怒られるのがイヤだから仕事のミスを隠す・・・理由は分かるんですけど、結局怒られるんです。
というか、ミスを隠すと余計に怒られます。
なので仕事でミスした。と思ったら、すぐ報告、相談しましょう。
その方が周りからの評価が良くなるし、誠実な人なんだなって思われて、重要な仕事が回って来る可能性が高くなります。
すると昇給や昇格にも繋がりますよね。
なのでミスは意外にもチャンスなんです。ミスは隠さない方がデメリットが少なく、メリットの方が総合的に見て多くなりますよ。
仕事のミスを隠す事で起こるデメリット3選
仕事のミスを隠すと、相当なデメリットを受ける事になります。
- 仕事に支障が出る
- あなたの評価が下がる
- 昇給や昇進が遠ざかる
どうして仕事のミスを隠すと、そんな事になるのか解説していきます。
仕事のミスを隠すと支障が出る理由
単純な話で、ミスを隠されると他の人が把握する事ができないからです。
もしも隠したミスが重大な事だと、部署内はパニックになっちゃいます。
ミスは早めに対処した方が、基本的に解決までの時間が短くなります。
なのでミスを見つけたら、すぐに報告しましょ。
仕事のミスを隠すと評価が下がる
仕事のミスを隠して、自分で対処しようと思ったけど、結局ダメだった。
こんな人、周りはどう思うでしょう。
- 誠実さが無い
- 仕事の能力が低い
- コミュニケーションが上手く出来ない
こんな風に思われてしまいます。
ミスを隠すと余計に評価を下げてしまうので、誠実な行動を取りましょう。
ミスそのものを怖がらずに挑戦し、ミスしそうな時やミスった時にすぐ報告をする。しかも同じミスをやらかさない。
そんな人は逆に高い評価を得る・・・と思いませんか。
だからミスは隠さずに報告して下さい。
とはいえ無謀に挑戦しないように。難しい仕事でも確実にこなせるよう、確認しながら仕事をしましょう。
慎重さを上手く仕事で活かす事で、評価に繋がるでしょう。
突き進むタイプも居ますが、そんな人は分からない事があったら立ち止まる事を徹底した方が良いですね。(まぁ、人の事は言えませんけど)
仕事のミスを隠す人は昇給や昇格が遠ざかる
ミスを隠すような人には、難しい仕事が振りづらくなります。
勝手に1人で進められて、修正不可能になってから持ってこられても大変ですからね。
だから仕事のミスを隠しても良い事はほとんど無いです。信用を無くすだけ。
ですので仕事のミスを隠す事は止めましょう。
仕事のミスを報告しない部下が居る場合
それでは上司の立場に立ってお話していきます。
まず仕事のミスを報告をしない部下にも問題がありますが、部下が「この人に相談しづらいなぁ」と感じてしまう環境になってないか確認してみましょう。
教育係がツンツンしていないか、とか。
部下が話かけづらそうにしてないか、とか。
わりと本人以外の場所にも原因があるのでチェックしてみてください。
部下がミスを隠してしまう心理
部下がミスを隠す心理は、ざっくり2通り。
- カッコつけたい
- 弱みを握られたくない
男の子だと、本能に近い行動心理なんですよね。なので、仕方がないと思うしかないです。
だけど「仕方がない」で片付けられるのは困るんで、そんなマイナス面を打ち消すようなメリットを理解させたら、ミスを隠す事は減るはずです。
さて、部下がミスを隠してしまう心理は理解できたかと思うので、周りの原因について深掘りしていきます。原因は全て解消させないと一生治らないので、ここからが重要です。
部下がミスを隠してしまう周囲の原因は
部下がミスをした時に相談や報告する相手が悪いと、いくら優秀な部下でも仕事のミスを報告する事をためらってしまいます。
- 先輩や上司の機嫌が悪そう
- 忙しそうにしていて、話かけづらい
- いつも言葉がキツくて、話かけるのが嫌
- ガミガミと長ったらしく説教されるから
とまぁ色々と理由は挙がります。
ミスを報告しないのは、確かに部下にも原因がありますが、周囲にも原因があります。
とはいえ私たち男って、あまり周囲に気遣える器用な人ばかりじゃないんで、上司の側も仕方がない部分もあります。
だけど、何だかんだで上司の方が立場が上だし、部下を評価する立場でもあるんで、上司側の原因はできるだけ早く解消してしまいましょう。
「俺の方が偉いんだから、俺が折れるなんてイヤだ」なんてやってたら、いつかパワハラ上司!って言われて、キャリアが終わるかもしれないんで、あまり意固地にならない方が良いと思います。
部下にミスを隠させない方法
部下にはミスを隠す方がカッコ悪い。デメリットが多い、という事を理解してもらうしか方法が無いです。
結局、上司が報告・相談・連絡がしやすい環境に整えたとしても、部下本人も変わらないといけない事だってあります。
ですので、環境を改善した後は部下の背中を押す。
ミスを報告した方が得をすると教えると、少しはマシかと。自分から損をするような人は居ないと思うんで。
- ミスを隠すと誠実には見えなくなる
- 大切な仕事を任せにくくなる
- つまり、昇給や昇格が遠ざかる
この一連の流れを解説してあげれば、納得してくれるかと思います。
この時は理解しろよと押し付ける感じではなく、考えさせてみるって感じで話しましょう。
結局は自分が得をするよう動いてくれるはずなんで、ミスを隠さない方が良いと判断してくれるよう、誘導しましょう。
「俺ならミスを隠すような人に、重要な仕事を任せられないなぁ。君はどう思う?」と質問してみるのも1つの方法です。
実際に部下がミスしてしまった時の対処法
- まずはミスを報告してくれた事を褒める
- すぐに対処の指示を出す
- 部下本人にはミスを隠した事だけは叱る
- なぜミスを隠したら良くなかったのか説明をする
- でも、1人で何とかしようと頑張った努力は認める
- 次からは気を付けるよう、促す
こんな感じでOK。
あと付け加えて、なんでミスを隠したのか聞いてみると良いですよ。
もしかすると相談しづらい状況だったのかもしれません。
それとも、忙しそうにしてて話かけづらかったのか・・・
まぁ正直に言ってくれるかどうかは分かりませんけど、本当かどうか置いといて上司として対応する事を、ちゃんと部下に言って行動に移す事で信じてくれるようになります。
結果的に、あなたの事を信じてもらう事が出来れば、次ミスした時にちゃんと報告しに来てくれるかもしれません。
ようは行動。口で「相談してくれたら聞くのに」と言うだけではダメなんです。
本当に動いてくれるのかどうか分かんないから、部下は上司の言葉を信用しません。周りや上司の行動を見て判断します。
面倒臭いかもしれませんが、行動しましょう。口と行動に矛盾が出たら言葉の方を嘘だと判断してしまうようになってるんで。
言語情報と聴覚情報と視覚情報。それぞれに矛盾が発生している時、人は何を重要視するのか。
トップは視覚情報(55%)。2位が聴覚(38%)。3位が言語情報(7%)
なので適切な注意の仕方とアフターフォローをしっかり行いましょう。
まとめ:仕事でミスしたら、隠さない方が得
あなた1人でサクっと解決できるミスなら、あとで報告して良いです。
ですが基本的にミスがあったら、報告した方が良いですよ。
他人のミスであっても自分のミスであっても、あなたにとっては結局プラス評価になります。
ミスに気が付く、細かくて丁寧な仕事をする人だ。というイメージに。
自分のミスをちゃんと報告する人なら、誠実な人だと印象付けられますね。
報告した瞬間は少しカッコ悪いかもしれませんが、ミスを取り返すような働きをすれば、むしろプラスです。
上司という立場から、ミスを隠す部下をどうにかしたいなら
- ミスを隠す方がデメリットが多すぎる事を教える
- 部下が相談、報告しやすい職場環境になってるか見直す
以上2点をやってみて下さい。