管理職になったばかりでメチャクチャ不安・・・まだ知らない事だってあるのに、俺に管理職が務まるのかよ
そんなアナタの不安、実は考えすぎです。
なぜかというと、部下が求めてる理想の上司像に「知識や経験」はそんなに重要じゃないからです。
まず、明治安田生命が行った「理想の上司」アンケート調査2022からの抜粋で
なぜその人を選んだのか、その理由TOP3は
- 頼もしい
- 親しみやすい
- 知性的・スマート
でした。
おいおい、知性的って事は知識不足じゃダメじゃねぇか・・・と思うかもしれません。
ですが、知性的な事と知識の有り無しは別です。
まずはそっから整理していきましょう。
新人上司に求められる事は「知識経験」じゃない理由
結論から言いますと、部下は上司に知識や経験を求めてないからです。
でも、アンケート調査では知性的な人が好まれる・・・だったら、知識って必要でしょ?と思うかもしれませんが
知識と知性には雲泥の差があります。
知識と知性の違い
知識ってのは、知ってる事で
知性ってのは、あなたの脳の能力そのものの話です。
確かに、知性的な人は知ってる事が多いってイメージはあるかと思います。
でも『知性的な人=知識量が多い』は成り立っても
『知識量が多い=知性的』は成り立ちません。
例えば、たまたま自分の興味関心が仕事と合致してて、知識だけはあるけど論理的に分かりやすく他人に説明できない人。
こんな人は、知識はあるけど知性的じゃありませんね。
世の中には弁護士資格を持ってるのに、理論がメチャクチャだったり、一貫性がなかったり・・・
端的に言うと、弁護士でもそんなバ〇な人も居ます。
だから知識不足だからって不安になる必要は無いですよ。
それに、知識なんかより圧倒的に重要なのが人柄です。
知識よりも人柄を磨くべし
明治安田生命が実施したアンケート調査で5連覇した内村光良さんですが、内村さんを選んだ理由は『親しみやすさ』が圧倒的に多かったです。
親しみやすさは他の人に対しても当てはまる理由TOP3に入ってる事が多く、かなり重要視されてる事が分かりますね。
どうでしょう?
知識はメチャクチャ豊富。それを鼻にかけてマウントを取って来るクソ上司が居たら・・・腹立ちますよね。
というか、尊敬もできないし指示命令を気持ち良く受けたくもない。
だから知識なんかよりも人格。人柄が大事なんです。
とはいえ、知識や経験も必要
上司ってのは、チームに指示を出したり方針を決めたりする重要なポジションです。
そんな人が全く知識なしだと部下は不安になってしまいます。
なので知識ゼロは好ましく無いですね。そこは努力しましょう。
知識は努力でどうとでもなります。むしろ、部下に聞いて回るくらいの姿を見せた方が、カッコよく映ります。
- 知識不足を実感して、行動に移す上司
- プライドがあって、知ったかぶりをする上司
どっちの方がダサいか、明らかですね。
それに人生初めての管理職なんてのは、せいぜい主任クラスです。
身近にもっと上の人が居るはずですし、困った時は直属の上司に助けてもらいましょう。
情けないと思われる?そんな事ありません。
マトモな上司であれば、困ってる自分の部下を放置しません。結局、その上司がとばっちりを喰らうんで
だから知識不足くらいで不安になる事はないですよ。
知識不足を補う事で得られるメリット
知識不足は努力で補えますが、何でもかんでも自己完結するのは、ちょっとモッタイナイです。
なぜかというと、部下と会話する機会にもなるから。
部下が知ってそうな事は、部下から聞こう
自分で調べるのも良いですが、人に聞いた方が早い事もあります。
部下が知ってそうなら迷わず聞いて下さい。
その方が色々な面でメリットがあります。
- 調べるよりも早く済む
- 部下のレベルがアップする
- 部下からの印象が良くなる
では何で部下のレベルが上がるのか説明していきます。
部下に聞く事で、部下のレベルが上がる理由
人に教える事で、自分の知識レベルを認識できるからですね。
よく『人に教えるには、3倍理解してなきゃいけない』と言われてます。
それくらい人に教えるのは難しいです。
- 正確に知識を蓄えていて
- 知識がキレイに脳内で整理されていて
- 知識を相手に分かりやすく伝える技術が必要
だから自分の知識不足を補えるし、実は部下のレベルアップにも繋がるんです。
部下から教えてもらう事で起こる印象の変化
普通は、上司が部下に教えるようなもんですが、部下が上司に教えるのは滅多にないと思います。
コレが結構ポイントで、暗にプライドにこだわらない人だと印象づける事ができるんです。
上司がプライドの塊だと、部下からしたらマジで面倒臭いんですよね。
◆プライドの高い上司は、こんな印象
- 自分のミスを認めない
- 手柄を横取りされるかもしれない
- 責任をなすりつけられるかもしれない
だけど部下に分からない事を聞ける上司って、間違ったらゴメンって謝りそうな印象を持ちませんか?
人間の脳ってのは複雑に物事を考えたくないので、一つの言動でも他人の過去や未来を想像していきます。
例えば、玄関がゴチャついてる人の家の中が、キレイなはずが無い。
これと同じ事なんです。
部下に分からない事を聞ける上司は、自分をカッコよく見せようとする気が見えませんよね。
ということは、自己中心的ではない。もし何かあった時は部下を守ってくれそうな上司かも・・・と印象づける事もできます。
だから恥ずかしがらず、知識不足を認めて努力しましょう。その方がずっとカッコいいですよ。
知識不足の上司は頼りないか?
できれば部下には「頼りになる!」と思われたいですよね。
でも、知識不足だと逆に頼りにならねぇな・・・と思われそう?
そんな事ありません。
頼りない上司の特徴は、こんな人です。
本当に頼りない上司の特徴TOP3
- 決められない
- やる気が無い
- 能力が無い
あれ?『能力が無い=知識不足』じゃない?って思うかもしれませんが
能力が無いから頼りないとは一概には言えません。
本当に能力が無くて、何もしない。ただの給料泥棒は邪魔でしかないし、能力があるけど部下に嫌われる上司も居ます。(まぁそういうのはどっか間違えてるんですが)
そんな人が上司だと、部下は泣きたくなるかブチギレです。
それに、本当に能力が無い人は、自分に能力が無い事を自覚できません。
能力不足を自覚して頑張ってる人であれば『ちょっと頼りないけど、頑張ってる上司』というカテゴリーに入ります。
そんな上司はプラマイ0よりは、良い印象を持たれますよ。
これもさっきと同じで、余計なプライドが無い。と印象付けられるから。
だから能力の無さ。知識不足や経験不足は、どうにかなります。気を付けないとイケナイのは、他の2つ
決められない上司はダメ

知らんがな。お前らで決めといてー
って言う上司は、もう頼りないというか邪魔でしかないですよね。
ぶっちゃけ存在価値ゼロなので、物事を決められない上司にはならないようにして下さい。
ただ・・・部下の意見もちゃんと聞いて、総合的に判断して決められる上司になると、より良いですね。
やる気が無いなら管理職やめろ
と、キツイ事を言いましたが・・・やる気がない上司は話になりません。
むしろ上司は自分で自分のモチベーションを管理できないようであれば、やるべきではない。と私は考えてます。
なぜかというと、良くも悪くもチームは上司によるからです。
上司のやる気が無いチームは、いくら部下が優秀でも結果ポンコツになるのがオチ。
部下が優秀すぎて上司が何もしなくても結果が出るなら、そんなチームの上司って存在価値ありませんよね。
ただの給料泥棒ですね。
部下が普通であれば、上司のやる気の無さに引っ張られて、部下もやる気が出ません。
頼りないどころか、悪循環しか生まないんで、上司は自分のモチベくらいは自己管理できるようになりましょう。
何も常に目をギラギラさせて働け、という事ではなくて
ちゃんと上司業として、やる事は最低限やりましょう・・・って事。
上司がやるべき事は
- 部下を成長させる
- 部下の気分を上げる
- 部下の不安を消してあげる
この3つです。
どうすりゃいいか分からん!という方は、以下の記事をまず参考にしてみてください。