
管理職になるんだけど、不安・・・

大丈夫。なってもマトモに出来てない人は
メチャクチャ多いですよ
今回は、管理職になる前に不安だと感じる人の悩みを解決いたします。
【 本記事を読むべき人 】
- 昇進を前に、不安を感じている人
- 部下が言う事を聞いてくれない事に悩んでいる人
- 上司として、どんな能力を身に付けておけば良いか学びたい人
目次
リーダーシップで失敗しないポイント 場作り力
先に考え方を決めてしまい、チームの能力を活かす
あなたが「最高のチーム」だと思わないと、「最高のチーム」は出来ません。
何故なら、私たちは・・・つい目の前で起こっている事に、すぐ反応してしまうから。
どういう事かというと
言う事を聞いてくれない。だから、イライラする。
怒られた。だから、テンションが下がる。
悪口を言われた。だから、ムカついた。
あなたの感情が、よくない方向に動くと、チーム全体に影響しますよね。
不機嫌な上司の近くで、働きたくないでしょ。
だから、リーダーシップで失敗しない為にも、自分の感情をコントロール出来るようになりましょう。
その為に、先に自分の考え方や、気持ちを決めてしまうんです。
同じ事を、成果に置き換えると・・・
「売上が上がった」 だから、「嬉しい」
「売上が上がらない」 だから、「嬉しくない」
売れてない営業マンは、雰囲気から「売れてない」んです。
だから、先に喜ぶ。
最初から、テンションを上げる。
最初から、「最高のチームだ」と思う。
先に心の状態を決めてしまえば良いんです。

そんな簡単にいく?
では、心理学や脳科学的に説明します。
【一貫性の原理】
一度始めた事は、最後までやり切らないと気持ち悪い心理。
「一貫している」事が、社会的に価値があると頭で理解しているからです。そして、余計な事を考えなくても行動出来るので、思考が楽。
習慣化してしまえば、無意識的に出来るようになるので、性格に影響を及ぼします。
【プライミング効果】
先行の刺激によって、後の選択や思考を誘導出来る心理効果。
よくある例・・・10回クイズ
ニシンと10回言わせ、「赤ちゃんが生まれる事は?」と聞くと、ほぼ「妊娠」と答えてしまいます。正解は「出産」
最初に「面白い」「楽しい」と決めてしまう事で、後の感じ方が変わります。
【カラーバス効果】
脳は、意識したものを見つけやすくなるように出来ています。
女性は、自分が妊娠すると妊婦が多くなったと感じます。男性でも、相方が妊娠すると、同じ事が起こります。
本当は、今まで目に入らなかっただけです。
雑音でも他人の言動でも、意識すると気になるものです。
以上のように、先に決めてしまったり、意識をする事で、よくない感情を、抑える事が出来るんです。
リーダーシップで失敗が少ない人は、自分の感情を上手にコントロールしています。
それでは、次のポイントに移りましょう。
1-2.リーダーになったら笑おう
リーダーシップには、笑顔が重要。
いつも機嫌悪そうな人の近くには、居たくないでしょ。
欧米では、笑顔について以前から研究されていて、岡山大学医学部でも考察が行われてます。
【 笑顔の効果 】
- 免疫機能が向上する
- ストレスを軽減させる
- やる気や集中力が上がる
- あくびと同じで、他の人にうつる
- 周りの人から好感を持たれやすくなる
- 幸福感をもたらすホルモンが分泌される
日本医科大学医療管理学教室の総説論文より、笑う事で、セロトニンが分泌される事が、以前から分かっている事が書かれています。

セロトニンって何やねん?
セロトニンは、ストレスを抑える脳内物質で、メンタルの向上や、睡眠の質を上げる役割があります。
科学的にも証明されていて、タダで出来るんですから、笑いましょ。
1-3.話掛けられやすい、リーダーになろう
リーダーシップが上手い人は、コミュニケーション能力が非常に高いですね。
なんでかっていうと、部下からの報告、連絡、相談が無いと、仕事にならないからです。
リーダーシップで失敗する人は、こんな特徴があります。
- 普段から話を、ちゃんと聴いてくれてない
- なんか機嫌悪そうな顔してる
だから、リーダーシップには笑顔が必要だし、話を聴く事も大事なんです。
では、人の話を聴く時のポイントを3つ、紹介します。
- さえぎらずに聴く
- 答えを持たないで聴く
- 声になってない言葉を聴く
この3つが意識出来てないと、相手が「聴いてくれてる」って思えないんですよ。
詳しい解説は、【 管理職向け 】部下を動かすコミュニケーション 3つのポイントにまとめてますので、読んでみてください。
機嫌が悪くないのに、悪いと思われる原因は、真顔だから。
若い時は大丈夫ですが、年を重ねると、ほっぺたが垂れ下がってしまうんです。
すると、真顔のつもりが、怒ってるように見えるんですよ。
だから、意識して笑顔を普段から増やしましょう
リーダーシップ理論2.具体的な行動
2-1.リーダーが目標を立てる
リーダーシップで大切な事は、目標を立てる事。
何故なら、他に目標を立てる人が居ないから。
現場の平社員やバイトが、全体の目標を考えて、決める事はしませんよね。
だから、リーダーの役目は、目標を立てる事なんです。
だけど、店長や課長、部長といった管理職はリーダーシップだけじゃなくて、マネジメントも大事なんです。

ん? 何がどう違うの?
リーダーシップとは、目標地点を決める事。
マネジメントは、目標達成のためにサポートをする事。
中間管理職は、この両方が必要です。
リーダーシップで失敗しない方法と言いましたが、実は、この記事の中身は、ほぼマネジメントです。
2-2.部下の事を知る事で、人間関係は良くなる
部下の事を知らないと、コミュニケーションで失敗します。
では、部下の事を知る方法を教えますね。
- 新品のノートを用意
- 上の余白に、部下の名前を書く
- 1ぺージずつ、部下の名前を上部余白に書く
- 部下の良い所、100個ずつ書く
これでOK。
リーダーシップで失敗する人は、部下の事を全然理解してません。
良い所を100個書けなんて宿題を出すと、1つも書けません。
100個は難しいですが、100個探すつもりで、部下の事を知ろうと努力しましょう。
すると、部下の事が分かるようになるし、部下に好印象を持ち始めます。
部下の事が理解出来るようになると
- 的外れなコミュニケーションが減る
- 部下は「俺の事、知ってくれてる」と思う
- 部下の警戒がほぐれる
- 信用されるようになる
どんなモノでも、接触が増えれば増える程、好きになりやすい心理効果。
更に、あなたの自己肯定感と自己効力感アップするオマケ付きです。

何でそうなるの?
自己肯定感も自己効力感も、自分の心の余裕があって、出るものだから。
自分の心に余裕が無い人って、他人の良い所なんか見えないし、褒められないですよ。
だから、部下の良い所を探して書く事で、自然と自分の心に余裕が出来るんです。
(一貫性の原理を逆に利用した方法です)
2-3.部下の可能性を信じる
<リーダーシップで失敗する人は、部下を信じてませんね。部下の事を信じましょう。
疑いを持つと、部下も、あなたの事を信じなくなります。
また、「 こいつは出来ない奴だ 」と思うと、本当に出来なくなります。
【 ピグマリオン効果とゴーレム効果 】
教師が期待をかけた生徒と、そうではない生徒の成績には、
期待をかけた生徒の方が、学力的な成長が大きい傾向が表れました。
生徒集団の学力の差は、ありません。
ピグマリオン効果は、期待する事で得られた結果。
ゴーレム効果は、期待しなかった事で得られた結果です。
つまり、期待のアリ・ナシで結果が変わるんです。
※注意点
- 過度な期待をかけない事
- 一方的な理想像を押し付けてはいけない
- 指示、要求、命令などの口出しをしない事
- 期待通りにならない事にイライラしない事
- 期待をかける側の利益が見え隠れしない事
複雑な事は何1つとして、ありません。全てシンプルにしました。
あとは、実践するだけです。
リーダーシップ理論として、最も勘違いしやすい事は、部下の『 何を 』管理するか。
部下のモチベーションを管理する事が、リーダーシップ理論の最重要ポイントです。
この記事は、一部「世界一ワクワクするリーダーの教科書(大嶋啓介)」を参考にしました。
大嶋啓介さんは、ソフトボール日本代表に研修を行い、北京五輪での金メダル獲得に貢献した方です。
本の内容は、心理的ハードルの高いものとなっています。
しかし、絵が入っていたり、書き込むワークがあるので、「本を読んでると、寝てしまう」って人にも最適な1冊。
この記事は、これで以上です。最後まで読んで下さって、ありがとうございました。
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