どうやって言えば、伝わるの?
今回は、このような悩みを私にしてきた管理職の方が居たので、実際にアドバイスをしようと考えていた事を公開します。
【 この記事を読むべき人 】
- 朝礼で言う一言に悩んでる方
- 朝礼を聞いてない人が多くて、悩んでる方
- 何度、朝礼で指摘しても部下に変化が現れなくて、悩んでる方
目次
1.朝礼をやる意味
1-1.朝礼に対する勘違い
朝礼をやっても部下が動かないのは、あなたが「 指摘の場 」にしているからです。
「 指摘の場 」にしている事自体が、間違い。
何故なら、朝から上司からの指摘を聞いて、気持ち良く仕事に入れる人なんか、居ないからです。
居たら、相当素直な人でしょう。(笑)
断言します。朝礼は「 部下の心を整える場 」です。
1-2.朝礼でやるべき事
仕事に対するモチベーションが上がる言葉を掛けましょ。
例えば・・・
- 従業員を褒める
- お客様からの喜びの声
結局、仕事って金の為にやってますが、「 誰かの為になってる 」って思うと、全然モチベーションが違いますよね。
だから、指摘するより、モチベーションが上がる言葉を掛けた方が、絶対に良い。
朝礼でモチベーションが上がる言葉をかけると、どうなるか考えてみましょ。
- 朝から気分が下がる事はない
- 誰かの役に立ってると分かると、モチベが上がる
- 仕事の質が上がる
- お客様にもっと喜んで貰える
- また朝礼で褒める事が出来る
- 良いループが出来上がる
結論、従業員満足度を下げてるのは、あなたが原因。
いくら「 サービス 」を良くしようと考えても、働く従業員が不満を持っていたら、全て無意味ですよ。
だから、顧客満足度を上げたければ・・・
先に従業員満足度を上げないと、絶対に無理です。
【 理由 】
- 従業員満足度の方が、上げるのに時間がかかる
- 先にサービス向上を狙っても、従業員のモチベが追い付いてない
2.朝礼のネタの作り方
2-1.朝礼ネタは、お客様アンケート
お客様アンケートは、朝礼ネタの宝庫です。上手く使えば、尽きる事は無いです。
毎朝の朝礼で、1個紹介すれば、OK
ぶっちゃけ、無くても作ってしまえば良いんです。(笑)
売り上げを上げる為でもあり、部下のモチベを上げる為の嘘なんですから、誰も損をしません。
誰も損をしない嘘は、嘘じゃない。
当然ですが、クレームは基本的に朝礼で言ったらダメ。
だいたいのクレームは、言わなくても分かってる事が多いです。
そんな事、指摘しても直りません。相手は大人ですから。
当記事の3章でも解説しますが、部下に対する指摘法は、【完全保存版】部下に指摘する時のポイントでもまとめてます。読んでみて下さい。
2-2.部下の観察
部下を、ストーカーするくらい観察しましょう。
すると、部下の良い所が見つかるはずです。
部下の良い所を、朝礼で言いましょ。
【 メリット 】
- 褒められたら、気分が良い
- 朝から「指摘」を聞くよりは、マシ
- 本人は、当たり前だと思ってる場合が多い
- 「俺も褒められたい」と思う人が出てくる
誰にでも、「 認められたい 」という承認欲求があります。
承認欲求について、もっと詳しく知りたい人は、
【 実践編 】 褒め方のコツ < 永久保存版 >を読んでみてください。
【 注意する点 】
ガチのストーカー級の観察にならないようにしましょう。
【 デメリット 】
急に褒めると、気持ち悪がられます。
デメリットについては、3章で消すので、もうちょっと読んでみて下さいね。
3.朝礼のやりかた
3-1.朝礼の為の積み上げ
急に変えたら、気持ち悪がられるかもしれません。
だから、キモがられるのが嫌な人は、一旦朝礼を中止にしましょ。
「俺は気にせずやり抜くぞ」って人は、ガラっと変えて、突き進んで下さい。
そういう場合は、指摘を無くすだけでも良いです。
例えば、以下のような構成なんて、どうでしょう?
- 挨拶「おはようございます」
- 連絡事項「本日の連絡事項は・・・。他にある人は?」
- 締め「今日も、よろしくお願いします」
さて、具体的に「何を」積み上げるのか、というと・・・
日常と朝礼の一貫性です。
朝礼だけ良く見せても、ダメだよって事。
一貫性が無いと、絶対信用は築けません。
朝礼だけ綺麗な言葉を使う上司の言う事なんて、聞く気が起きませんよね。(笑)
だから、日常から整えましょ。
遠回りのようですが、変える順番は正しいので、自然に変えられて、時間短縮出来ます。
【保存版】イライラしてしまう原因と対策法で自分を変える方法を解説しているので、参考に読んでみて下さい。
3-2.朝礼の構成
シンプルでOK!
挨拶 → 連絡事項 → 褒め話 → 締め
こうしましょ。
多少前後しても良いです。大事なのは、内容。
そして、圧倒的に増やしてほしい言葉は、「 ありがとう 」です。
「ありがとう」って言われて、機嫌が悪くなる人は・・・あんま居ないと思います。(笑)
部下が働かないと、あなたがやる仕事量はすぐ増えますよ。
その点、忘れないように・・・感謝しましょ。
3-3.指摘・注意喚起の仕方
これから解説する方法をマスターすれば、意味のある指摘に激変します。
指摘や注意ってのは、聞く方が納得出来なければ、意味がないです。
【 叱る時の手順、ポイント 】
- 見つけたら、その場で
- やらかした本人だけに伝わる声量、環境で
- 事実に基づいて
- 感情を混ぜない
- 具体的な理由を入れる
- なるべく端的に
基本的に以上の手順、ポイントでOK
個別に叱った後の、フォロー例も書いておきますね。
「 間違えたけど、自分で考えて行動した事は、とても良い事だよ。次からは確認しながら、もう少し慎重にやってみよう。そしたら絶対上手くいくから。〇〇さんなら、すぐ伸びるよ」
さて、朝礼で言う指摘ですが・・・
ぶっちゃけ、そんな重要な事は、滅多に起こりません。
起こったら、ストレートに朝礼で共有したら良いんです。
すると、ギャップが生じて、相手に伝わります。
つまり・・・
- 納期を守る
- お客様に挨拶する
- 報告や連絡を行う事
- オフィスを綺麗にする
以上のような、言われんでも分かるような事は、朝礼で言わなくて良いんです。
いや、朝礼で言うの禁止です。部下の気分が下がるんで。
あなたの仕事は、部下の気分を下げるのが仕事ではないでしょう。
部下を上手く動かして、現場をマネジメントするのが、あなたの仕事です。
間違えないようにしましょ。
この記事は、これで以上です。最後まで読んで下さって、ありがとうございました。
Twitterにて、ブログの更新をお知らせしています。他、日常で使える有益情報などを発信しています。