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部下のモチベーションを上げたい
やり方を教えてほしい
部下のモチベーションを上げる事は難しいです。
他人の状態は簡単に変えられません。
なので、心理的に上がりやすくなる環境を作る方法を教えます。
部下のモチベーションが上がりやすくなる3つの施策
部下のモチベーションを上げたいなら
- お客様の声を吸い上げる
- 管理職の教育
- 社内表彰
この3つをやって下さい。
では、なぜこの3つで部下のモチベーションが上がるのか。
どういう事を具体的にすれば良いのか解説します。
お客様の声を届ける
部下のモチベーションを上げたいなら、お客様が喜んでくれた感想を伝えましょう。
単純な話で、部下が喜ぶから必要なんです。
- 誰かの役に立った
- 自分の行動で誰かが喜んでくれた
- 「ありがとう」って言ってもらえた
仕事をして、誰かに喜んでくれる事で部下のモチベーションは維持出来ます。
例えば営業先から「良くしてもらった」
お客様から「あんたの所の商品、マジで便利。これからも使う」って言われたら、嬉しいでしょ。
だから、部下のモチベーションのためにお客様の声を吸い上げてほしいんですよ。
クレームは伝えない
良い話は全員に伝えて、クレームは全員に伝えたらダメです。
クソみたいな言い掛かりは無視しておいて。
改善するべき事はちゃんと改善しましょう。
クレームは部下のモチベーションが下がるから、大っぴらにしない事。
アンケートを取る方法
お客様(個人)が相手なら、ポイント還元やら何かの特典を。ほんの些細なモノで良いです。
会社が相手なら、営業に聞いてきてもらいましょう。
どのように伝えるか
部下のモチベーションは朝に上げたいので、朝礼で。
朝礼を行ってない会社は、朝礼を行う習慣にする。
もしくは、全体へ連絡する時についでに。
仕事にやりがいを感じるようになる
部下のモチベーションを上げるには、やりがいを感じてもらう事が直接的。
やりがいを感じてもらうには、カネなんかより「誰かから喜んでもらえる」って事の方が効果的なんですよ。
だから、お客様の声を社員に届くようにするべきなんです。
管理職の教育
部下のモチベーションを下げる原因の多くは、管理職のせいです。
部下のモチベーションが下がる原因は主に5つ。
- 部下を正しく評価してない
- 部下の仕事の負担が大きすぎる
- 部下に対する敬意が無い
- 部下の事を褒めてない
- 部下に感謝の言葉をかけてない
まずは部下のモチベーションを上げる事ではなく、下がる原因を徹底的に潰しましょう。
部下を正しく評価する事
部下は自分の評価に不満があると、モチベーションが落ちます。
例「なんで仕事の出来ない奴が、上司に媚び売ってるだけで評価されるんだよ」
こんな状況になってたら、部下のモチベーションは上がりませんね。
だから評価制度については偏りが起こってないかチェックしましょう。
部下の仕事の負担を軽くする
単純な話、仕事の量や難易度が部下の許容を超えると、モチベーションが続きません。
生理的にモチベーションの維持には、適度な負担が必要。
- デカ過ぎる負担→ホルモンバランスが崩れ、モチベが下がる
- 負担が軽すぎる→部下は自分の存在価値に疑問を持ってしまう
だから、部下のモチベーション維持には適度な負荷が必要なんです。
ですけど、簡単な作業(仕事)をしなければいけない事だってありますよね。
そんな時は「やってくれて当たり前」と思わずに、一言「ありがとう」と言ってあげるだけでも、部下のモチベーションが下がる事はなくないます。
部下に対して敬意を持つ
「俺が上司だから、部下は俺の手駒だ!」
っていう上司が居たら、会社から叩き出して下さい。(笑)
雑に扱われたら、部下のモチベーションは急降下です。
部下が支えてくれていて、本当に助かるなぁ。
という意識を持つように。
部下の事を見下していたら、そのうち痛い目に遭うんでやめた方が良いですよ。(笑)
部下の事を褒める
シンプルに部下の事を褒めれば、モチベーションを維持出来ます。
- 出来なかった事が出来た時
- 難しい仕事が1人で出来た時
- 部下が成果を出した時
こういう時は、しっかり褒めてあげましょう。
ツンデレな人は部下に油断してほしくないために、釘を刺したいでしょう。
そんな時はこうしましょう。
「よくやったな。でも、まだこれからだぞ」
こんな感じ。最初に褒めてから釘を刺す。
実は・・・自分の事を褒められる人って、なかなか居ないんですよ。
だから、上司であるあなたが褒めてあげて下さい。
部下に「ありがとう」と言う事
部下にちょっとお願い事をした時などに使いましょう。
シンプルに悪い気はしませんよね。
逆に何も言われなかったら、部下のモチベーションは下がっちゃいます。
だから、意識して「ありがとう」って言ってあげて下さいな。
1秒とかからない、たった5文字の便利な言葉なんで、使いまくって。
社内表彰制度を作る
社員の事を会社が褒める機会を作りましょう。
正社員だと1年に1回、昇給などの為の査定が行われますよね。
それじゃぁ期間が長いです。
「毎月やれ」って訳じゃないですが、適度に社内表彰で社員を褒める機会を作っておきましょう。
特に男性には効果的ですよ。競争する本能を持ってますからね。(笑)
多くても年4回まで
社内表彰はやり過ぎても疲れるだけです。
個人的には半年に1度程度でも十分だと考えてます。決算時期と、そっから半年後ですね。
余裕のある会社なら、四半期ごとにしましょう。
- 年1程度じゃ、部下のモチベーションが続かない
- 毎月やるとなると、会社の体力が持たない
という理由で、やって年2回。多くて4回ですね。
景品にするか、金銭にするか
個別名出しますが、日清とかカゴメとかなら自社製品でも喜ばれます。
ですが、そういう会社ばかりじゃないんで「金銭」で。
ちなみに表彰状は地味にお金がかかりますし、結構ジャマになるんでやめときましょう。(笑)
お金ならシンプルに嬉しいですしね。部下のモチベーションアップにも繋がりやすいですよ。
金銭にした場合の経理実務上の処理
渡した付きの「給与」として計上しましょう。
表彰した時は現金で満額渡します。
あとで「特別手当」とかに入れて、一括して源泉徴収しましょう。
参考:小山直樹税理士事務所
部下のモチベーションを維持するロジックとは?
人間が幸福だと感じる時は、人の役に立って感謝された時です。
他にもありますけど、仕事で得られる幸福って「誰かの役に立つ事」くらいなんです。
部下のモチベーションを維持したいなら、部下に「俺って役に立ってるんだな」って思わせる事。
「モチベーション」とは?
モチベーションとは
「やる気」「意欲」「動機」などの意味で用いられる表現。主に「行動を起こす契機となる刺激や意欲」といったニュアンスで用いられる。
引用:weblio辞書
簡単に言えば、行動するための動機や、目的意識の事ですね。
- 一体何の為に仕事をしているのか分からない
- 自分は会社の歯車でしかない
- ただ言われた事をしておけば大丈夫だ
このようなネガティブな思考を部下にさせないよう気を付けましょう。
新人には新しい経験と褒め言葉
新人部下のモチベーションを維持する時には「挑戦」と「褒め言葉」が効果的。
新人はどうしても最初は役に立ちません。
なので仕事で「誰かの役に立つ」事はまだ難しいです。
そこで新人部下のモチベーションアップには「チャレンジ」と「部下を褒める」を用います。
例えば、新人にコピーやプリントアウト、資料整理を頼んだ時。
本人にとっては「しょーもない仕事だ」と思っています。
そんな時にちゃんと「ありがとう」って言ってもらえたら、部下のモチベーションが下がる事はなくなります。
新人部下に挑戦させる事は、刺激になります。
この刺激がモチベーションの維持になるし、達成する事で仕事を楽しいと感じます。
使えない部下は居ない
教育係は部下に対して、ある程度の期待を持って接して下さい。
どういうことかと言うと
- 期待をかけて教えた場合・・・A
- 期待をかけずに教えた場合・・・B
Aの方が成績が上がった。という心理実験が過去に行われてます。
参考:ピグマリオン効果(教師期待効果)
ようは、期待を持たなかったら、教え方がつい雑になっちゃうって事なんですよ。
「どうせこいつは無理」と思うと自分でダメな部下に育ててしまうので気を付けましょ。
追記:この心理効果は議論があり「再現性が無い」という話もあります。しかし、教える側にバイアスがかかってしまう事は否定できません。
だから、教える側が諦めるのだけはやめましょう。
部下のモチベーションが低い時の対処方法
部下のモチベーションが低いのには、必ず理由があります。
モチベーションが上がらない理由を聞き出すのが、最もストレートで対処しやすいです。
そこで部下の話を聞く時のポイントを解説します。
話を聞く時間が取れないようなら
目安箱みたいなのを設置しましょう。
誹謗中傷が入るようなら、ちょっと別の方法があるので別記事にて。(汗)
匿名でも良いんで、真っ当な意見が入るようなら改善しましょう。
部下の話を聞く時の注意点
- 他の人に聞かれない場所でする事
- 部下の話を口外しないと約束する事
- 部下には録音しておいても構わないと伝える事
- この場での話で評価を変える事はしないと約束する事
- 保険のために、一応録音しておく事
他に誰も証言者がいないんで、後である事ない事言われたらたまったもんじゃないです。
なので、上司側も録音はしておくと安心ですよ。
部下からの話を元に環境改善を行う
主に部下が抱える悩みは人間関係です。
ここでは細かく説明しませんが、部下の人間関係を改善する方法は助言と監視くらいです。
当サイトを参考に、アドバイスして下さい。
部下のモチベーションが下がるくらいの仕事上の負担は、上の者の管理能力が悪いからです。
- 部下の能力を把握
- 部下の能力を引き上げる
- 部下に適切な仕事を振り分ける
これ全部、管理職や先輩(上司)のやるべき事なんですよ。
部下のモチベーションを上げるには、あなた自身のスキルアップも必要です。
まとめ 部下のモチベーションを維持する方法
今回は部下のモチベーションをアップ(維持)する方法を解説しました。
やる事はいたって単純。
- 部下のモチベーションが下がる原因を潰す
- 部下のモチベーションが上がる仕組みを作る
仕事はカネの為にやってるって事もあります。
だけど、カネだけじゃモチベーションって続かないんですよ。
だから「感謝される事」を体験させてあげて下さい。
上司からでも良いし、会社からでもOK。
1番効果があるのは、お客様から感謝される事です。
お客様アンケートを取って、「利用して良かった」という話は全社員に伝えるような仕組みを作ってみましょう。
追伸:「利用して良かった」って話は、作り話でもOKですよ。(笑)