
読者
部下が突然退職する事があって
ちょっとトラウマ気味かも
部下でも特に新人は突然辞めるかもしれませんよね。しかも自分のせいじゃないのに、上からは文句言われるし。
そこで、今度からは部下が突然退職しないよう、どういう事に気を付ければ良いかアドバイスします。
この記事で分かる事
- 部下が退職する前兆やサイン
- 部下が退職しても後悔しない方法
- 部下が退職しても評価に影響しない方法
結論から言えば、部下に退職を考えさせる原因を与えない事がポイントなんです。
人それぞれ理由は、あるかと思いますが人間関係の問題さえクリアすれば、退職する可能性は格段に減ります。
Contents
部下が退職して評価に影響する時は?
あなたの部下が退職した時、評価に影響するかどうかは勤続年数で変わります。
- 退職した部下が入りたての場合→評価に影響は少ない
- 入社3ヶ月頃から現場の責任になる
- 円満退社でない場合は注意
新人の退職は人事のせい
新人が退職してしまう原因は、だいたい人事のせいです。
採用時にウソを言ってたり、都合の悪い事を隠している事が退職の原因に。
なので、新人部下による早期退職は評価に影響を及ぼさない可能性大です。
もちろん配属先の環境が悪いって事もあります。
入社前後のギャップを埋める方法
特に新人君は、すぐに仕事で役に立つ事は難しいですね。
そういう時は「あなたは職場に欠かせない人材なんだよ」って思わせる事がポイント。
基本的に何をやらせてもOKです。
仕事を頼んで、出来たら「OK。ありがと」と一言伝えてあげましょ。
そしたら「こんな俺でも役に立ってるんだ!」って思って、どんどん働いてくれるようになります。
次は仕事を任せる
誰かに頼りにされたり、誰かに喜んでもらたら嬉しいじゃないですか。
だから、難しい仕事でなくても良いので「この仕事は、君に任せるよ」って伝えるのがポイント。
結論「あなたが居てくれて助かってる」という空気感を作ってあげる事で、新人の退職率は格段に下がります。
新人に残業をさせない
私は特別、教える必要がある仕事が無いなら新人に残業をさせません。
残業がある=急ぎでやる仕事がある
ぶっちゃけると、そんな時に新人に構ってるヒマなんか無いんですよね。
私でも時間に余裕が無い時は、どうしても言葉遣いや態度が荒くなりがちです。そんな時に新人の面倒なんて見てられません。
だから、特に教える必要がある時は別として、残業はなるべく無しにする事をオススメします。
部下の退職は管理職のせい
部下が退職してしまう原因トップ3は
- 上司や経営者との相性が合わない
- 労働時間・環境が不満
- 人間関係が良くない
正直こんなものは上司次第で何とかなります。
部下を大切にする事で退職を回避できる
部下の事を尊重できるようになれば、部下は「退職」という考えを持ちません。
相手が部下だからって、好き勝手に使える駒じゃないんですよね。
部下であっても1人の人間です。
- 仕事のやり方
- 仕事に対する考え方
- 仕事に対する意見
どれも尊重されるべきです。
これだけでも意識すれば、部下は「ここで仕事出来て良かった」って思ってくれます。
部下の意見を吸い上げる
使える部下を他社に奪われないように、部下の提案は聞きましょう。
特に中途採用の人だと、別業種や別会社での知識や経験があります。

読者
新人の言う事なんかアホらしくて聞けんわ
なんて言ってると、時代に取り残されて倒産まっしぐら。コロナ過で多くの会社が倒産した事は、記憶に新しいかと。
仕事にやりがいを感じさせる方法
活発に意見を言い合える環境にしましょう。
会社ってのはチームプレーです。色んな人の意見を聞く事で、より良い仕事が出来るようになります。
- この作業をこうすれば、効率よく出来る
- でも、それだと質が低下する
- じゃぁ、こうしよう
と議論出来る場があれば、チームの技術はアップしていきます。
この流れで「売り上げ目標」をドーンと掲げると、チームの士気は上がりますよ。
会社と交渉するコツ
良い意見が出たら会社に改善を求めるよう、伝える場面が出てくるかと。
そんな時は会社側(経営陣など)と交渉しなければいけません。
交渉事を成功させるコツは、以下の手順です。
- 絶対に譲れないモノを多くても2つ決める
- 他の要求を出来るだけ挙げておく
- 要求に優先順位を付けておく
- 交渉の場では優先順位の低い方から、譲る
- 1つずつ譲ってるように見せかける
もっと詳しく交渉術を知りたい方は、参考にした本を紹介しておくのでどうぞ。
部下が退職をしても評価に影響が出ない方法
人事の失態は、しゃーないです。あとは理想の上司となる事がポイントですね。
- 部下の事を大事にする
- 部下の仕事を尊重する
- 部下に仕事を任せて信頼する
部下だって1人の人間なんで、大事にされないと分かったら、離れたくなります。
これが職場で起こるから「退職」という選択肢になるんです。
だから、まるで家族のように部下の事を大切にしましょ。でも、適度な距離感も大事。
仕事上で気を付ける事は、さらっと「ありがとね」って伝える事。
もちろん感謝の言葉だけではダメですけど、部下の仕事ぶりを認めてあげると退職する可能性はグッと下がります。
部下の退職で、どう評価されるか詳しく書いた記事は↓↓
部下が退職しても後悔しない方法
色々と手を尽くしても、部下が退職してしまう事はあります。
でも、それは仕方が無いです。
部下それぞれ事情が違いますから、私のアドバイスが100点ってワケじゃないんですよね。
だから、部下が退職してしまっても後悔はしないように、全力でやりましょうね。
部下は突然辞めない
部下の退職が突然来る事はないです。溜め込んで、爆発してしまうって感じ。
突然退職したように見えるのは、部下の事を見てないからなんですよね。
でも、忙しい管理職の方に「部下の事も見ろ」と言っても難しい事。
そこでポイントなのが、コミュニケーションを取る事です。
部下とコミュニケーションを取るコツ
あなたから話かける・・・のは実は違います。
まずは部下の話をしっかり聞く事が大事です。
「この上司は俺の仕事の話を、ちゃんと聞いてねぇな」って思われたら、仕事以外の話なんかしてくれません。
だから最初は部下の仕事の話から、真剣に聞く事。
なんならメモを取るくらい、マジになって聞くと効果的。
話を聞く時のポイント
部下だけでなく、どんな人でも通用するので覚えておくとモテまくります。
- 話を聞く時は、作業をやめて顔を見て聞く
- 大事そうな話なら、メモを取る
- 最後まで、ちゃんと部下の話を聞く事
- 話の内容にズレが出ないように、勘違いしてないか確認する
- 他には特にない? など聞き返す事も忘れずに
それでも部下が退職したら
色々と後悔するかと思います。
「あの時に掛けた言葉が良くなかったんじゃないか」とか「もっとあいつの為にしてやれた事があったんじゃないか」とか
マネジメントの勉強とかしてると、余計に出てくるかと思います。
でも、やっちまったものは仕方が無いんです。
大丈夫です。100%誰とでも仲良くなれる人って居ませんから。
あの超人気女優の本田翼さんでもアンチが居ますからね。私の母とかwww 「可愛くねぇ」とキレてます。
部下の退職でショックを受けたら
今の気持ちを紙に書いてみましょう。これが意外と効きます。
詳しいやり方→→部下が退職してしまい、後悔している時の対処方法
気難しい人も居れば、単純な人も居ます。特に女性相手は難しいものです。
でも、ちゃんと言葉を交わせば何を考えているのか、どうして欲しいのかは直接言葉で言ってくれるようになります。
なので、完璧を目指さずに今出来る事をコツコツとやっていきましょ。
部下が退職しても後悔しない、詳細なポイントは下記記事にて
部下が退職しそうな時のサインとは
部下が退職する意思を伝える前には、前兆があります。
引き止められないくらい深刻なものから、軽度なものまで。
軽度なサインでも、放置しておくと退職する可能性が上がってしまうので、早急に対処はするべきです。
退職まで時間があるサイン
- 空き時間などに調べものをしている
- 急に資格などの勉強をやり始めた
- 「他にやりたい事がある」と言っている
- 日頃の生活習慣が変わった
- 不満をいつも言っている
- 飲み会などに参加しなくなった
こういうのは、まだ時間があるものと考えられます。
ですが放置しておくと退職する可能性が高くなるので気を付ける事。
部下が退職を考えているもの
- 挨拶しなくなる
- 目を見て話さない
- 会話や態度が冷たくなった
- コミュニケーション量が減った
- 単独行動が増えた
- 就業規則を調べている
- 私用の電話が増えた
- 身だしなみが変わった
- 遅刻・早退が増えた
- 残業しなくなった
- 有給を消化するようになった
- 情緒が不安定
- 仕事の能率が落ちた
- 仕事に対して消極的になった
- ノルマを気にしなくなった
こういうのは結構、頭の中に「退職」という選択肢が出来ている状態です。
まだ引き止められる可能性は残されています。
部下が退職する直前のもの
- 引継ぎ業務をやっている
- 表情が穏やかになった
- 不満を言わなくなった
- デスクやロッカーの整理を急にした
こういった部下の行動は退職目前。引き止めが難しい段階です。
引継ぎ業務なんか特にそうですね。引き止めるのは無理でしょう。
表情が穏やかになった部下は危険
怒ってたり落ち込んでたりしてた人が、穏やかな顔になってると危険です。
正直どっちに転ぶか微妙ですが、「諦め」や「覚悟」を決めてる状態ですね。
なので部下の表情の変化には気を付けましょう。
不満を言わなくなった部下に注意
不満をグチグチ言ってた部下が静かになったら、退職を考えてるかも。
不満点を改善していたら良いんですけど、改善してないのに黙ったら「諦めモード」に入ってます。
それでも残る人は残りますが、転職活動を裏でやってる可能性があります。
我慢できない人は、あっという間に辞めてしまうので気を付けましょう。
デスクやロッカーの整理を急にした
いつもの整理整頓なら良いですが、変な動きをしたらヤバいです。
ヘタすると翌日から来なくなるので、引き止めは相当難しい状態です。
以上のような引き止めが難しい状況でも、会社側がかなり折れる事で退職を思いとどまってくれる事はあります。
ですけど、あまり期待はしない方がいいですよ。
部下の状態を把握するには
mitsucari─スパン・オブ・コントロールとは?
なので人数が多いなと感じる方は、勤続年数が1番長い人に協力してもらいましょう。
単純に「手伝ってくれ」ではメリットがないです。
なので、こう言いましょう。
「他の人より先にマネジメントを経験しておくと、出世した後に有利だと思わない?」
出世欲のある部下なら食い付いてきますよ。
部下が退職する前のサイン、前兆は以下の記事にまとめてます。
まとめ:部下が退職を考えなくなるコツ
部下が退職を考えてしまうのには、色々な理由があります。
入りたての新人は、人事の説明がクソだったのも原因の1つです。
ですが、あとは現場の責任です。
部下の退職を防ぐ方法は、シンプルに一言でまとめると「部下を家族のように扱う事」
これで基本的に退職してしまう理由は消えます。
部下との距離感も大事ですが、1人の人間として尊重してあげる事で退職する可能性はガクッと下がりますよ。
この記事は、これで以上です。読んで下さって、ありがとうございました。
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