部下が退職しちゃった・・・
もっと会話するべきだったんじゃないか。励ますような言葉をかけるべきだったかな。俺がちゃんと見てれば・・・
と、考えているという事は、部下からしたら良い上司ですし、考えすぎ。とも言いたいです。
ぶっちゃけ今更後悔したって、もう遅いです。
なので、また同じ事にならないように、今から出来ることをやりましょう。
部下が退職しても後悔しない方法
今からでも部下としっかり向き合う事ですね。
「後悔先に立たず」です。すでに終わった事を、いくら後で悔やんでも取り返しが付かないんですよね。
だから、今からでもやるべき事をやっておきましょう。
で、何をどうすればいいの?
まず「部下は突然辞めない」という事を覚えておいてください。
「部下の退職」は溜め込んで、溜め込んで、いつか爆発するものです。
ようは部下の不満を汲み取る事が、退職を防ぐとても効果的な方法なんです。
部下が退職しようかまだ考えている時
部下が退職するかどうか微妙な時期は、色んな兆候が見えます。
- 笑う回数が減った
- 声をかけても返事がそっけない
- 仕事中にやる気が見られない
- 有給を使う頻度が上がった
- 定時に上がる事が増えた
- 席を立つ回数が増えた
まだこのような行動なら部下から「退職」の2文字を聞く事は無いかと。
キケンなのが、以上の行動後に表情が変化したり、仕事をしっかりこなす時。ほぼ確で「退職する」という決意を持ってると考えましょう。
人によって考えている時の期間って全然違うんで、部下の状態を把握しておく事がいかに重要か分かったかと思います。
部下の状態を把握するには
毎日、部下とコミュニケーションを取る事です。
めちゃくちゃマネジメントが上手い人は、部下と良く喋ってます。それこそ家族みたいな感じで。
私の自論ですが、管理職は部下の仕事を管理するのではなく、部下の心や体の状態を管理してあげる事。なんですよ。
正直、仕事がデキる部下が複数居れば、仕事の管理なんかしなくても部下が考えて勝手に仕事を片付けてくれます。
だけど、部下が自分の状態に気付けなくて倒れてしまったら業務に支障が出るんですよ。だから上司は部下の状態を毎日のコミュニケーションで把握するんです。
気軽に「昨夜こんな事があった」「ちょっと相談がある」とプレイベートな話もできる仲になっておくと、部下の心理状況は把握しやすいですよ。
今すぐそんな仲にまでなるのは難しくないか
今すぐは無理なんで、ちょっとずつ親しくなりましょう
最初はアナタも部下も違和感があるかと思いますが、続けていけば慣れるものです。
それでも後悔してしまう時は
部下が退職して後悔する気持ちは分かります。「あの時に掛けた言葉が良くなかったんじゃないか」「もっとあいつの為にしてやれた事があったはず」とか、色々と考えてしまうでしょう。
まずはアナタの考えている事や感情を紙に書きましょう。
パソコンに打つより、紙に書く方が効果的です。手が止まるまで思ってる事を全部書くこと。
書いたら一旦その紙は読まずに保管だけしておきましょう。
気持ちが落ち着いてから読み直して、今後気を付けるべき点だけピックアップしておきましょう。
それが今出来る事の限界です。
あまり考えてても済んでしまった事は仕方が無いんです。「同じ事をしない」これが大事。
皆さん分かってはいるんですけど、意外と出来てないのでちょっとずつでも改善していきましょう。
◆まとめ
- 考えている事、思ってる事を紙に書き出す
- とにかく手が止まるまで書く
- 今すぐ読み返さず、1度落ち着く
- 落ち着いたら読み返す
- 今後気を付けるべき点をピックアップ
- 反省点を活かして仕事に戻る
部下が退職してショックを受けた時
部下が退職した事でショックを受ける人は、
- 期待していた部下が辞めてしまった
- 部下に対するコミュニケーションで後悔がある
- 部下が退職するのは「自分のせいだ」と思ってる
期待していた部下が辞めてしまった
やっぱり期待すればするほど、部下が退職した時って後悔しますよね。
こんな事なら、期待しない方が良かったんじゃないか・・・と思うかもしれませんが、部下に期待しないのは、大問題。
部下は成長しないし、部下は「俺なんて必要ないんじゃね?」って感じてしまうので、期待しないのはダメです。
ですが、期待をかける方法を間違えると、部下にとってはプレッシャーに感じる事があるので気を付けて下さいね。
実は、期待のかけ方には2種類あるんです。
- 自分に自信を持っているタイプには「分かりやすく期待をかける」
- 真面目・完璧主義っぽい人・自信が無いタイプには「心の中で期待をする」
自信を持ってるような人には、口で直接伝えるとモチベに繋がります。
反対に、自信が無い人に「期待してるよ」なんて言ったら本人にとっては超プレッシャーなんですよ。
だから、基本的にはアナタの心の中だけで期待をしておいてばOK
ちなみに真面目・完璧主義・自信のない人には、徹底的に褒め言葉をかけてあげて下さい。その方がまだマシです。
これは余談ですが、私は責任感が強くて完璧主義な所があるので、後者の人の気持ちが良く分かるんです・・・正直、期待をかけられても困るんですよね。
自分の仕事に対して100%の自信を持てない時があるので、仕事をちゃんと評価してくれたらありがたいんです。
「良く出来てるよ」とか「ここは違うから、こうしよう」って声を掛けてほしいんです。
真面目な性格なんで、正しい事は続けるし、間違いはしっかり修正します。なので、期待をかけるんじゃなくて「仕事を正しく評価」してくれたら、メキメキと実力を付けますよ。
部下とのコミュニケーションで後悔がある
「あれはミスった」と思う事があれば、反省する。
これ以上にする事はないです。
部下が退職する時は、理由を明確に教えてくれません。なので、結構な割合で反省出来ない上司が居ます。
でも、部下の退職でショックを受けるという事は、何か思う事があるはずなんです。
その点だけでもアナタの上司としてのレベルは高いんですよ。大丈夫です。世の中クソ上司は結構居ます。
クソ上司と言われるような人は、ウチのサイトにたどり着きませんから、この記事を読んでるアナタは部下にとって良い上司ですよ。
部下が退職するのは、アナタのせいではない
部下が退職する理由は、ほとんど分かりません。
特に円満退社でなければ、何が理由かなんてわかりません。
第三者視点で見てたら何となく想像はつきますが、そんなのは机上の空論。辞めた部下にしか本当の理由って分かりません。
それに、たかだかちょっとした言動で部下が退職する事はレアなケースです。よっぽどヒドイ言葉を毎日言わないと起きませんよ。
実は会社そのものや、人事が原因って事もよくあるパターンです。
だから、部下が退職するのはアナタが原因だとは言い切れないんです。
仮に「退職した理由が自分だった」としても、それは受け止めるしかないです。後悔しても仕方がないですよ。
もしも、それっぽい理由を聞いたら本当かどうかは別として、一応心に留めておきましょう。
まとめ:部下が退職しても後悔しないために
今からスグに職場での言動を改めてみましょう。
- 部下との会話が少ないなら、増やそうと努力してみる
- 部下の言動に気を付けてみる
- 上司として会社に伝えておくべき事は伝える
部下が会社に不満を伝えるより、上司が「部下がこういう事で困ってるから、変えるべきではないか」と言う方が会社としては納得しますよ。
それが結局の所アナタの為にもなるんです。
なぜかというと、部下が気分良く仕事が出来るって事に繋がって、部下が退職しなくなるから。
部下が続けてくれたら経験値が貯まるんで、レベルの高い仕事も任せられるようになりますよね。
そうすっと、アナタはもっと部下の為に時間を使う事が出来て、最強のチームを作ることが出来ます。
部下の退職を防ぐ方法をまとめた記事を作ったので、どうぞ。