
自分が怒られるの嫌だから、部下に怒るのが苦手
どうやって指導したらいいの?

難しく考えすぎ(笑)
今回は、部下に対して怒るのが苦手な人は、どう指導すればいいか解説します。
目次
怒る事は、好きにならなくていい
部下に対して怒るのが趣味って人は、最悪ですよね。
良い事は褒めて、ダメな事はきっちり叱る。
そういう人じゃないと、管理職は務まりませんね。
1日に何回も怒ってる上司と一緒に居たくないでしょ。
だから、怒るのが苦手でも良いんです。
「 怒るのが苦手だ 」と思う人の方が、相手の事を考えられる人。
ちょっと技術を覚えれば、一気に叱るのが上手くなりますよ。
部下を叱る時の本質
ポイントは、本当の問題がどこにあるのかって所。
部下が、何で叱られるような事をしたのか・・・を考えられる冷静さが必要。
冷静さが無ければ・・・
「 なんでこんな事したんだ!? 」
って興奮しちゃって、頭から考える余裕が無くなっちゃいますよね。
ぶっちゃけ、叱っても、部下は素直に改善しないんですよ。
だから、顔を真っ赤にして叱るだけ、無意味なんですよ。
部下からしたら、「 ウザイ 」って思うから。
叱る時は、本当の問題がどこにあるのかを探して、解決しようと努力しましょ。
例えば・・・
「 毎日、日報を出す事になってるはずだけど、何で出さないの? 」
と、冷静に具体的な理由を聞きましょ。
理由の中に、原因が隠されてる可能性が大です。
作ったはずのルールが、無意味になってる事があります。
なぜ、日報を毎日出さないといけないのだろうか・・・?
日報を出してもらう理由を、受け取る側が理解出来ていますか?
例えば・・・
- 部下の仕事の進み具合を知りたい
- 悩み事があれば、解決したい
といった、本来の目的があるでしょう。
だけど全然読まずに、受け取ってるだけなら、日報を書いてもらう意味が無いですよね。
だから、本当の問題が、どこにあるのかを冷静に見極める事が大事なんです。
部下を叱る時のコツ
1.部下との日々のかかわり方
叱る時のテクニックはありますが、技術だけじゃ意味が無いんですよ。
なんでかというと・・・例えば、上の人が異動で突然変わったとしましょう。
その日に挨拶があって、突然アレコレ言われたら、気分悪いでしょ。
「 俺の事、何も知らないクセに、何なんだよいきなり 」
って思うんですよ。
いくら丁寧に技術を使っても、響きません。
これは、普段の仕事ぶりを知らない人に言われるから、起こるんですよね。
ずっと同じオフィスで仕事をしていても、一緒。
ただ居るだけだと、技術をいくら使っても効果なしです。
どうして技術を使ってもダメなのか・・・。
それは、日常の積み重ねが無いから。
さっきの例にも挙げましたが、普段から仕事ぶりを見てくれない人から、褒められようが、怒られようが、全然心に響かないんですよ。
例えば会社の社長が、めっちゃ珍しくオフィスを見に来て
「 今日も頑張ってるな 」
なんて言われても、嬉しくないでしょ。(笑)
「 どうせクチだけだ 」って思いますよね。
何でこんな事になるのかというと、頻繁に見に来てないから。
そんな人からの言葉は、全然心に響きませんよね。
だから、日常が大事なんです。
2.部下との、かかわり方
叱るためにも、普段は穏やかで、否定しない事がポイント。
叱るって事は、部下の行動に対してダメだと否定する事ですね。
だから、普段は否定しない事で、ギャップを作っておきましょ。
イケてる上司は、多少のミスに対して、ほとんど怒りません。
むしろ挑戦した事を、褒めます。
行動した事そのものを褒める事を、行動承認と呼びます。
この承認を日常的に使う事で、叱っても相手に響かなくなる事が無くなります。
✅ 承認とは
相手の言動を、ありのまま認めるという事。
だから、結果が出てなくても、行動した事を褒める事が出来るんです。
究極的に言えば、存在しているだけで褒める事も出来ます。
分かりやすい例としたら、「 一緒に居てくれるだけで、幸せだよ 」
これを、存在承認と言います。
この表について、軽く解説します。
結果承認が、いわゆる「 褒める 」と同じ意味。男性が喜ぶ褒め方です。
女性には、プロセス承認の方が喜ばれますよ。
承認について、詳しく下記の記事にまとめてます。
承認の本質が分かり、部下とのコミュニケーションの質が一気にあがります。
叱り方も書いてますので、合わせて読んでみて下さいね。
3.部下に対する叱り方
叱る時には7つのポイントがあります。
- 短く済ませる
- 出来るだけ、すぐに
- 遅刻程度の事で叱らない
- 感情的な言葉を使わない
- 周りに聞こえない大きさで
- 相手が納得するように伝える
- 改善する事で、メリットがある事を伝える
多いですが、この7点は重要です。
1つでも欠けたらダメかといったら、実はそういう訳じゃない。
逆に、絶対にやってはいけない事は、以下の3つ。
- 感情的になる事
- 周りに聞こえる声で言う事
- ダラダラと長時間叱る事
絶対に、覚えておきましょ。
やってはいけない事の3つを覚えておくだけでも、上手くなれますよ。
4.叱る時の技術
叱る時も承認すれば良いんですよ。

意味わからん

じゃぁ、一例を紹介しますね
「 何やってんだ! お前らしくないじゃないか 」
って言えば良いんですよ。
叱ってはいますが、否定してませんよね。
でも、日常的に見てる人じゃないと・・・言えませんよね。(笑)
だから、日常から積み上げないとダメなんですよ。
いつも見てもないのに「 お前らしくないじゃないか 」って言われても、「 はぁ? 俺の何を知ってんねん 」ってなるでしょ。
怒るのが苦手な人が、やるべき事
最初にするべき事は、部下との日常のかかわり方からですね。
日常を積み重ねて、叱り方のコツをおさえて実践する。
以上です。
大丈夫です。
怒るのが得意な人は、いません。
「 いや、俺得意だし 」とか言ってる人は、本質を理解してないんで「 1から勉強し直せよ 」って思います。(笑)
あなたにも出来ますよ。
この記事は、これで以上です。最後まで読んで下さって、ありがとうございました。
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