
読者
崩壊しかけてる組織を任された
成果を出せって言われても出来る気がしない

龍那
大変ですが、やってみましょう
成果が出たら、あなたの評価は爆上がりしますよ
今回は、組織が崩壊しそうな状態で引き渡された時、どうすれば良いかアドバイスします。
✅ 本記事の内容
- 組織が崩壊しかけていても立て直す方法
- 組織の崩壊を防ぐ方法
Contents
崩壊しそうな組織を立て直す手順とは
崩壊しそうな組織を急に任された時は、以下の手順で立て直しましょう。
- 問題探し
- リーダーとしての色、軸を決めて動く
- 問題を解決する
- 組織の目標を立てる
- 部下のモチベを上げる
それでは、手順を追って説明します。
崩壊しそうな組織の問題を探す方法
組織に所属している人から話を聞き出しましょう。
簡単な事ですね。
- 部下が不満に思っている事
- 前任の管理職との仕事はどうだったか
- 組織内の人間関係はどんな状態か
以上の3点を聞き出せば、ほとんどの原因は判明します。
組織のリーダーに就いたら
最初から「あなたが思う理想のリーダー」として行動しましょう。
何故かと言うと、途中から変えると部下が戸惑うし、あなたは変えるのが大変だから。
最初から行動する事で、部下から見たら「こういう上司なのか」と思わせる事が出来て、部下はある意味諦めてくれます。(笑)
✅ 3つの行動例
- 明るい挨拶をする
- ちょっとした事でも部下を褒める
- 出来るだけ自分で出来る事は自分でする
明るい挨拶は組織の雰囲気を変える事ができます。
ちょっとした事でも部下を褒める事で、部下のモチベーションを維持する事が出来ます。
自分で出来る雑用レベルの仕事は、自分でやりましょう。部下に仕事を押し付けるような管理職だと思われない為です。
最初は特にコレといった指示は必要無し。
部下からの信用を勝ち取りましょう。
組織が崩壊する原因を解決する
組織が崩壊する主な原因は3つ。上位から順に並べると
- 人間関係
- 仕事の負担(ストレス)
- 人事評価
では、それぞれの解決方法をアドバイスします。
人間関係の解決方法
組織が崩壊してしまう原因で、もっとも多いのが人間関係です。
以上のように、職場の悩みの大半は人間関係となってます。
人間関係の解決は、あなたが着任する事で解決してしまう場合もあります。(前任の管理職がダメだった場合)
問題は部下同士の人間関係です。
トラブルを起こすようなメンバーが居たら、ちゃんと手順を踏んで会社として処分しましょう。
- 出来るだけ証拠を集める
- 人事に報告する
- 会社が動かないなら、弁護士や警察を使う(と言って会社を追い込む方法もあります)
部下のタイプ別に合わせた対処法を記事にまとめてますので、参考にどうぞ。
仕事の負担、ストレスを軽減する
部下から聞き出して、非効率な仕事や時間の使い方を見直しましょう。
報告書1つにしても、変なルールで手間ばかりかかって全く意味を成さないような仕事があります。
そういった無駄を無くしましょう。
また、仕事を効率良く片付ける方法があれば、どんどん試しましょう。
部下の提案を聞き出し、使ってみる。といった柔軟さを持つと良いですよ。
部下の提案が良かったら、給料とかに反映されなくても、しっかり褒めてあげれば組織崩壊を防ぐ事が出来ます。
誰もが納得する人事評価を行う事
全員が納得する人事評価基準を作るのは難しいですが、不平等にならないように明確にするべきです。
なぜかというと、仕事が出来るけど上司に嫌われてるから出世や昇給が遅くなる環境だと、真面目に仕事をするのがアホらしくなります。
上司に好かれる事を仕事にしてしまうと、必ず組織は崩壊するものです。
仕事の成果を数値化するのが難しい場合は、組織内の人からの評価を集めて判断する。といった方法もあります。
組織の目標を立てる
組織のトップは仕事として組織の目標を立てる事が大事。
「この目標を達成するぞ」と言い出す人が他に居ないから、あなたにしか出来ない仕事です。
営業部や製造部は目標を立てる事は簡単ですね。
総務部や経理部といったサポート部門は、目標を立てる事が難しいので違った角度の目標を立てましょう。
例えば
「社員全員が気持ち良く働ける環境を作る」
「月次決算を残業なしで終わらせる」
組織のメンバーそれぞれに目標を与えるのも良い方法です。
個別に目標を与える場合は、ちょっと頑張らないと達成出来ないくらいの難しさにしましょう。
数字でいえば、前回比120%~130%くらいです。
難しすぎるとモチベを保てないし、簡単だとモチベが上がらないので加減が難しいですけど、やってみましょう。
部下のモチベーションを上げる方法
仕事のモチベーションは「誰かの役に立っている」という気分にさせる事で、維持する事が出来ます。
簡単な話、どんな仕事でも「助かったよ。ありがとう」とちゃんと言葉にして伝える事が大事です。
どうしても「このくらいは当然だ」という気持ちになって、伝えない人が居ます。それがダメ。
仕事をしていて1番嬉しいのは、お客様からの感謝の言葉や、信頼している上司から認められる事です。
部下の仕事ぶりを褒めましょう。
✅ モチベーションを上げる5ステップ
- 職場でのストレスを減らす
- 仕事の価値を伝える
- 承認欲求を満たしてあげる
- 仕事を任せる
- 部下の事を信じる
大まかにこのような流れです。
部下のモチベーションが上がれば組織崩壊の立て直しは完了です。
もっと部下のモチベアップ法が詳しく知りたい方は、以下の記事にまとめてますので読んでみて下さい。
組織崩壊を防ぐ、管理職の動き方
次は普段から組織崩壊にならないように防ぐ方法です。
組織の崩壊を防ぐポイントは3つ。
- 部下の話をよく聞いて行動する事
- 部下の事を信じる事
- 指揮命令系統をしっかり作る事
それでは、簡単に解説します。
部下の話をよく聞いて、行動する。とは?
部下も思う事は色々とあります。
- もっとこうすれば仕事が効率良く出来るんじゃないか
- 上司にはこうしてほしい
- こんな事で悩んでる
以上のような事を部下が抱えている事があります。
部下の話を聞く機会を作り、話を聞いてあげましょう。
そして上司として出来る事は、行動するべきです。
行動する事で、部下はあなたの事を信用してくれます。
部下の話を聞く時のポイントは、以下の記事にまとめてます。
部下の事を信じましょう
部下の能力を信じましょう。
「こいつは何やってもダメ」って思ってしまうと、期待出来なくなります。
相手に対して期待しなくなると指示や指導が甘くなってしまって、部下の能力が上がりません。
アメリカの教育心理学者ローゼンタールが、ある実験を行いました。AとB同じ人数で同じ偏差値のクラスを任されて、「Aは潜在能力が高いクラス。Bは能力が低いクラスだ」と事前に知らされてました。数ヶ月後のテストの結果、Aのクラスの方が良い成績を出しました。
簡単に言うと、期待出来そうな子には無意識的に本気で教えていて、期待出来なさそうな子には手抜きをしてしまった・・・って事。
だから、部下の能力を信じましょう。
あなたの意識次第で部下の能力を引き出せる可能性があるので、部下の事を信じましょ。
指揮命令者をハッキリさせる
組織内でも中間管理職が居る場合がありますね。1番下の社員からすると直属の上司になります。
平社員がどっちの指示を聞けば良いか分からない。
という環境を作らない事が大事です。
なぜなら、単純に仕事のストレスの原因になるからダメです。
基本的には組織のトップからの指示を重視する仕組みにしましょう。
指揮命令者がゴチャゴチャになると、下の社員が困ります。
まとめ 崩壊しかけた組織を立て直す方法
新しい組織を任されて、その組織が崩壊しかけてる場合は、以下の手順で立て直しましょう。
- まずは問題の原因を探る
- 分かるまでは大きく動かなくてOK
- 最初からあなたが思う理想の上司で居る事
- 問題を解決する
- 組織の目標を立てる
- 部下のモチベーションをアップさせる
これで組織は立ち直ります。
絶対にやってはいけないのは「お前らは問題だらけだ!これからは俺の言う通りに動け」と言う事。
立場を利用して部下を抑えつけると、組織は必ず崩壊します。
時と場合によっては厳しさは必要ですが、部下から信用されるリーダーになる事が先です。
崩壊しかけた組織を立て直すのは大変ですが、当ブログを読み込んで実践すれば上手くいきます。
組織の立て直しに成功すれば、あなたの会社からの評価は爆上がりする事確実なので、頑張りましょう。
この記事は、これで以上です。読んで下さって、ありがとうございました。
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