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崩壊しそうな組織を立て直す5つの手順を徹底解説

明らかに崩壊しかけてるようなチームを任されて、こんなのどうしようもないだろ!

と激おこのアナタ。もう少し頑張ってみませんか。

ここで立て直す事ができたら、評価は爆上がり。次のポジションに手が届く可能性もあります。

難しい組織を任さられた時は、チャンスだと思って下さい。よっぽど能力を期待されてるか、全く期待されてないの2通りだと思います。

どっちにしても、組織が立て直せれば評価が上がること間違いなし。

挑戦してみませんか?

崩壊しそうな組織を立て直す5つの手順

崩壊しそうな組織を立て直す5つの手順

崩壊しそうな組織を任された時は、以下の手順どおりにやってみてください。

  1. 組織の問題を探す
  2. 組織のリーダーとして、軸を決めて動く
  3. 組織の問題を解決する
  4. 組織の目標を立てる
  5. 部下のモチベーションを上げる

この手順にしたがって進めましょう。

それでは、どうすりゃいいか説明していきますね。

組織の問題を探す方法

シンプルに、組織に居る人から話を聞いてみましょう。面談を行います。

  • 部下の今の能力を確認しておく
  • 組織内の人間関係はどうなのか
  • 今、不満に感じている事はなにか
  • 前任の上司との仕事をどう感じてたか
  • 「こうしてほしい」と思ってることはあるか

だいたい、このくらいの事を聞けば十分かと思います。

面談の時はメモを取りながらやりましょう。その方が漏れなくできるし、部下が「ちゃんと聞いてくれそうだな、この上司」と思ってくれます。

部下の話をちゃんと聞ける上司は、上手くいきやすいですよ。

組織のリーダーに就いたらするべき事

最初からアナタが思う「理想のリーダー」として行動してください。

あとから変わろうとすると、部下も戸惑うし、アナタも大変です。

なので最初っからキャラクターを固定しておきましょう。

理想のリーダー像がイメージ出来ない。って人は、以下の資料を参考にしてみてください。

理想の上司アンケート調査

引用:明治安田生命-理想の上司アンケート調査(新入社員)PDF

調査内容をザっと見ると、上位にランクインしている理由は以下の4つ。

  • 親しみやすい
  • 頼もしい
  • 優しそう
  • 実力がある

特に『親しみやすさ』はポイントが高かったようです。

なので、親しみやすい上司を目指してみては?

>>どんな人でも、親しみやすい上司になる方法

ちなみに、最初はコレといった指示とか目標をアレコレ言わなくていいです。

組織は組織なりのルールや、やり方があるかと思うので、まずは部下の思ってる通りにやらせてOK。

『この方法は効率悪いぞ』とか思ったら、口を出せば良いんです。

口を挟むときは、頭ごなしに否定せず

「なるほど、A君はそうするんだね。ちょっと俺がやって良い?こうしたら・・・もっと短時間で出来るよ。参考にしてみ?」

って感じ。

大事なことは2つ。

  • これじゃぁダメだと否定しない
  • やり方を押し付けない

あとは部下が勝手に判断することです。

どうせ他の部下にも同じような事を伝える事になるかと思います。

結果的に取り入れて能率をアップした部下の方が褒められるんで、今すぐやってくれなくても後で真似してくれるはずなんで、押し付けなくても大丈夫ですよ。

組織が崩壊しかけてた原因を解決してみる

組織が崩壊する主な原因は3つ。上位から順に並べると

  1. 人間関係
  2. 仕事の負担(ストレス)
  3. 人事評価

では、それぞれの解決方法をあげてきます。

人間関係の解決方法

組織が崩壊してしまう原因の1位は、人間関係です。

職場の悩み

以上のように、職場の悩みの多くは人間関係なんですよね。

この人間関係による組織崩壊は、管理職によるものだとリーダー交代で解決しています。

だけど問題なのは部下同士の人間関係ですね。

そういったトラブルは、ちゃんと手順を踏んで処分することが望ましいと思います。

  1. できるだけ証拠を集める
  2. 人事などに報告して、対処してもらう
  3. 人事が動かない場合は、弁護士や警察を利用する(と言って、会社を追い込む方法もアリ)

マトモな会社であれば第2段階で解決しますが、よっぽど頭のおかしいトップや役員が居ると第3段階まで必要です。

まずは弁護士の無料相談で、どんな罪に問えるのか判断してもらいましょう。

その時の相談内容は録音か録画しておいて「弁護士がこう言ってるから、依頼して動きますよ」と言えば、かなり強力な攻撃になりますよ。

仕事の負担、ストレスを軽減する

仕事に対するストレスも大体は「量」が問題になることが多いです。

実はよーく見てみると、とても効率悪い方法を使ってる場合があることも。

そういう無駄を潰していきましょう。

他にも部下から「どうすれば効率良くできるか」提案してもらって、やってみましょう。

これでうまくいけば部下の人事評価にプラス付けても誰からも文句でないし、部下のモチベーションアップにもつながる。

結果、組織崩壊を防ぐことにもなります。

誰もが納得する人事評価を行うこと

簡単な話、実力主義にしろってことですね。

こいつ好きだからプラス。嫌いだからマイナス。こんな事をしてたら、組織は崩壊してしまいます。

真面目な人が仕事しなくなるんで。

部署とかによっては仕事の成果を数値化するのは難しいと思います。そういう所は出来る仕事の範囲や精度、能率。教育係の経験。提案の数や質。をポイントにしてみましょう。

人事評定制度に穴があると感じた場合は、人事部に文句を言う方が良いかもしれませんね。

関連記事:>>部下を評価する時に気を付けるべきこと。ミスると悲惨!要注意です。

組織の目標を立てる

組織の目標を立てる

目標を立てるのはリーダーの役目なんで、1つ決めて実行する。これだけ。

営業部とか製造部門とか、そういう所は数値とか出せるんでわりと簡単だと思いますが、総務とか経理みたいなサポートを専門とする所は、目標を立てるのが難しいので違った角度で目標を考え、立ててみましょう。

例えば

「社員全員が気分良く働ける環境づくりをする」

「月次決算をできるだけ残業せずに終わらせる」

ふわっとした目標でも何でも良いので、目標を立てましょう。

良いの思いつかねぇなーと思ったら、組織に居るメンバーに目標を考えてもらう。とか、メンバーそれぞれに目標を持ってもらう。でも良いです。

部下のモチベーションを上げる方法

仕事のモチベーションは「誰かの役に立っている」という気分にさせる事で、維持する事が出来ます。

簡単な話、どんな仕事でも「助かったよ。ありがとう」とちゃんと言葉にして伝える事が大事です。

どうしても「このくらいは当然だ」という気持ちになって、伝えない人が居ます。

気持ちは分かるんですよ。それくらい言わなくても・・・。いちいち言わなくても雰囲気で伝わってるだろ?って

でも言わないと伝わらないんですよ。

たった1秒で済むんですから、一言添えましょう。

あとは部下のことを信じて、仕事をちょっとずつ任せてみてください。

そしたら、部下は体感的に「信用されてる」と感じて、上司の事を信用するし仕事に対するモチベーションや責任感を持ってくれるようになります。

ここまできたら、組織崩壊の立て直しは完了と言っていいでしょう。

次にやるべき事は、部下の能力を伸ばしてあげたり、モチベーションを上げる事です。

どちらにしても部下の褒め方をマスターすると、わりと上手くいきやすいので>>部下を褒める時のコツを1度読んでみてください。

次は組織崩壊を事前に防ぐ方法です。

組織崩壊を防ぐ、上司の働き方

組織崩壊を防ぐ、上司の働き方

立て直しが出来ても、油断すると元通りになってしまうことも・・・

なので組織崩壊を防ぐために気を付けておくポイント3つを挙げます。

  • 部下の事を信じること
  • 部下の話をよく聞くこと
  • 指示命令者をしっかり決めておくこと

それでは詳細な中身についてお話していきます。

ココが出来なかったら、良い状態になってる組織でもガタガタと崩れていくんで、見逃さないように。

部下の事を信じる

部下の能力を信じてください。

「こいつは何やってもダメだろな」と思ってしまうと、手抜きしてしまいます。

ピグマリオン効果といって、他者から期待されると成績が上がる現象のこと。

期待される方も頑張ろうと思うし、期待してる側は教え方が丁寧になるんです。

だから部下の能力を信じてあげてほしいんです。

1つ欠点があって、期待しすぎるとプレッシャーになるし、期待しておいて結果が出なかったらテンション下がる・・・なんて事になると逆効果。

なので期待はそこそこに。

部下の話をよく聞くこと

部下の話をよく聞くこと

部下の話をちゃんと聞いてないと、組織は崩壊していきます。

部下に不満が溜まり、仕事の能率が下がる。人間関係が崩壊する。指示命令しても、動きがキビキビしない。

だから部下の話をしっかり聞いてあげてください。

部下だって思う事は色々とあります。

  • もっとこうすれば仕事の効率が上がるんじゃないか
  • 上司には、こうしてほしい
  • 今、こんな事で悩んでる

そういった不満を解消させないと、組織はまた崩壊していきます。

なので定期的な面談に加えて、普段から部下とコミュニケーションを取ってくださいね。

部下の話を聴く時のポイントは3つ。

  • 話をちゃんと聴く
  • 答えを持たないで聴く
  • 声になってない声を聴く

詳細は、>>部下の話を聴く時のポイント

指示命令者をしっかり決めておくこと

簡単な話、誰の言ってる事に従えば良いかハッキリさせておく事です。

部長と課長の言ってる事が真逆だと、どっちにしたらいいのか部下たちが混乱します。

誰の言ってる事に従えばええねん!?となると部下は混乱するし、ストレスが溜まる。指示命令系統がゴッチャゴチャになって組織は崩壊。また、やり直しです。

そうならないように、指示命令者をちゃんと決めてくださいね。

【まとめ】崩壊しかけた組織を立て直す方法

崩壊しかけた組織を立て直す方法

新しい組織を任されて、その組織が崩壊しかけてる場合は以下の手順で立て直しましょう。

  1. まずは問題の原因を探る
  2. 分かるまでは大きく動かなくてOK
  3. 最初から理想の上司を振舞うこと
  4. 問題が分かれば解決する
  5. 組織の目標を立てる
  6. 部下のモチベーションを上げる

これで組織の立て直しは完了です。

絶対にやっちゃイケナイのは「お前らはマジで問題だらけ。話にならんほどクズだから、まずは俺の言う通りにやれ」みたいに言う事・・・。

上司という立場を利用して、部下を抑えつけても組織は立て直せません。

確かに厳しさも必要ですけど、厳しさの使い方が間違ってます。

まずは部下にとって親しみやすい上司。信用できそうな上司になってみましょう。

さぁあとは実践です。

大変ですが、組織の立て直しに成功すれば、あなたの会社からの評価はウナギ昇りとなるでしょう。頑張ってくださいね。