マネジュク・部下の育て方が分かるブログ

「 私、それだ 」と気付き、学べる 職場での悩みに特化したブログ

部下が辛そうにしている時に管理職がするべきこと。間違えるとヤバい

部下が辛そうにしているのを見て、どう話しかけたらいいか、ちょっと戸惑いますよね。

地雷を踏むんじゃないか、とか

そもそも、どう話しかけたら良いか分からない

そんな管理職の方に、部下をサポートする言葉のかけ方をお教えします。

部下が辛くなってしまわないための予防法も書いておくので、まだ何ともなさそうなチームの管理職でも、近いうちに管理職になる方もぜひ参考にしてみてください。

チームでのトラブル発生率が下がるので、より自分の仕事に集中しやすくなりますよ。

部下が辛そうにしている時にすべきこと

部下が辛そうにしている時にすべきこと

部下が辛そうにしている時、まずするべきことは話を聞いてあげることです。

正直に話してくれるかどうかは分かりませんが、話を聞かないと前に進みません。

ですので、まずは辛そうにしている部下から話を引き出しましょう。

部下から話を引き出す

どうにかして辛そうにしている部下から話を引き出しましょう。

方法は何でも良いですが、部下が話しやすいような環境にしてください。

話が他の人に聞こえない場所が良いですよ。

辛そうにしている部下だけじゃなく、他のメンバーからも聞くってのもアリ。

その方が「なんで俺だけ?」といった疑問を消せます。

部下の話を聞いて、共感する

部下の話を聞くときは、とにかく溜まってるものを吐き出させるように。

  • 共感してあげる
  • 途中で余計な口を挟まない
  • アドバイスしようと思わない

この3つに気を付けてください。

話を引き出させておいて否定されたり、ゴチャゴチャと言われたりしたら

「じゃぁ何で話聞こうと思ったの?お前の武勇伝を聞かされるためか?」

このように思われたら、もうマトモに会話してくれませんよ。

必要そうならアドバイスをする

必要そうならアドバイスをする

アドバイスは、部下が欲しい時だけにしてください。

女の子は特にアドバイスが必要ありません。ほとんどの人が聞いて欲しい。共感してほしいと思ってます。

ですので、一応・・・男女関係なくアドバイスは必要か?と必ず聞いてみてください。

必要ないなら何も言わないこと。

でも一応どうするのか聞いてみてください。

もしかしたら選択を間違えている可能性があります。

そんな時は否定的な言葉を避けつつ「こうしたほうが上手くいくかもよ」と助言しておきましょう。

あとは本人が勝手に決めます。

アドバイスが必要でも「あくまでも俺の考えだけど」と参考の1つとして聞いて、と前置きを入れましょう。

その方が部下は自分で選んだ感じがあって、納得のいく回答になるはずです。

押し付けないことがポイント。

部下が辛そうにしている原因が仕事の時

部下が辛そうにしている原因が仕事の時

部下が辛そうにしている原因が仕事の場合、管理職としてどのように対処すればいいかお話します。

  • 人間関係がうまくいってない
  • 仕事がうまくできない
  • 仕事が多すぎる

この3パターンが多いと思うので、3つに絞ります。

人間関係で部下が辛そうにしている場合

部下が人間関係で辛そうにしていたら、問題がどこにあるのか、正確に判断してください。

ココを間違えると、人間関係の改善はうまくいきません。

例えば、チーム内でちょっとしたイジメが起こってる場合。

辛そうにしている部下に落ち度は無いのか、そこんところは一応疑わないといけません。

必ず複数人からの話を聞いて、更に自分で調査してくださいね。

仕事が上手くできなくて、辛そうにしている時は

仕事が上手くできなくて、辛そうにしている時は

とにかく部下に自信が付くように言葉をかけてあげてください。

仕事がうまくできない原因は適性もありますが、ただの技量や経験の不足が多いです。

そんな部下でも、小さなことからコツコツと成功体験を積み上げていけば、自信を持ってくれます。

大切なことは、どんな小さな仕事でもできたら褒めること。そして、仕事をまかせること。

時間はかかりますが、最も有効な手段です。

事細かく解説すると長くなるので、まとめている下記の記事を参考にしてみてください。

>>基礎から学べる「部下の育て方」完全無料で理想の上司に

仕事量が多すぎる場合

仕事が多すぎて部下が辛そうにしていたら、なんとか減らしてあげるなど、負担を軽くしてあげましょう。

んなことできるか

というくらい忙しいなら、仕方がありません。そんな時はマネジメントでなんとか乗り越えるしかありません。

ですが少しでも余裕があるなら、減らしてあげるべきです。

放置してたら退職するか、部下が病んでしまいますよ。

あとは管理職として、処理しきれない程の仕事を引き受けないよう、上層部に言うべきです。

それで何か不利なことになるようなら、そんな会社はクソです。

社員のことを大切に思わない会社は、長続きしませんからね。

ですが、感情的に伝えるのは良くありません。数値を出して進言してください。

もしくは単価を引き上げるようにするべきです。

頑張って安くすると結局苦労するのは1番下の人だし、現場の人が辞めてしまったら事業は成り立ちません。

部下が辛そうにしている原因がプライベートの時

部下が辛そうにしている原因がプライベートの時

プライベートでうまくいってなくて、辛そうにしていることもあります。

そんな時は、部署替えや時間の融通をしましょう。

部下の仕事を変えてあげる

部署や仕事量の調整をして、体の負担を減らしたり、残業にならないようにできます。

親の介護とか、入院になったとか、子供の面倒とか。

そういった急なライフスタイルの変更で、辛そうな顔を見せてしまいますね。

人間関係のトラブルで、どちらかを物理的に離す方法としても使えます。

状況によっては休業もアリ

どうしても体調が優れないとか、仕事に集中できない時。

状況的に仕事ができそうにない場合は、休業させるのも1つの方法です。

抜けられるのは大変かと思いますが、居ても役に立たないなら邪魔ですし、給料を支払うのも馬鹿らしいでしょう。

でも部下からしたら、休ませてくれて会社に何事もなく戻れる保証があったら『ありがたい』と思います。

戻ってきたら倍働かせてやりましょう。(笑)

部下に辛い思いをさせないため、普段からすべきこと

部下に辛い思いをさせないため、普段からすべきこと

ココからは部下が辛い思いをしないため、普段からやっておくべきことをお話します。

部下から相談されやすい上司、部下から本音を簡単に引き出せる上司になれます。

部下から信頼される上司になろう

部下が相談したがらない。正直に話す気にならない・・・

部下は自分の発言が元で、余計に話がこじれたり、査定でマイナス評価されるんじゃないかと恐れているのです。

その理由は、上司のことを信頼してないからです。

だから、部下から信頼される上司にならないと、うまく「部下の話」を引き出せないのです。

では、どうすればいいのかと言うと、部下とのコミュニケーションを増やせば良いのです。

部下とのコミュニケーションを増やす

部下とのコミュニケーションを増やす

部下とのコミュニケーションを増やし、信頼関係を深められれば、うまく話を引き出すことができます。

ですが、ただ単に会話を増やすだけではダメです。

仕事を任せたり、できた仕事に対して労いの言葉を掛けることも忘れずに。

仕事を任せられた=俺のことを信頼してくれている

このように感じてくれるでしょう。自分に当てはめてみたら分かりやすいかと思います。

もちろん、仕事を任せるだけじゃなくて

  • 部下の秀でている所
  • 部下がいつも気を付けていること
  • 当たり前のようなことでも、続けられている

そういう所は、ちゃんと言葉にして「それ凄くいい」と伝えてください。

正しい褒め方をもっと詳しく知りたいならこちら→部下を褒める時のコツ【実は73%の上司が間違ってた】をご覧ください。

言った事を守るなど、誠実性を上げる

周りから「信頼できる人だ」と思われるには、約束をとにかく守ることです。

周りに対しても、自分に対しても守りましょう。

あと2つ

  • 誠実性が高い人の真似をしてみる
  • 自己肯定感をアップする

誠実性が高い人は、他の言い方をすると「真面目な人」「自分にも厳しい人」そんな感じ。

行き過ぎると神経質な性格とも言えますが、多少は参考にしてみてはどうでしょうか。

さて、自己肯定感ですが

自己肯定感の上げ方まで書いてると長くなるので、次の記事をぜひご覧ください。

自己肯定感を上げておくと仕事だけでなく、プライベートも充実しますよ。

>>自己肯定感を上げる3つのステップ

まとめ:部下が辛そうにしていたら、今すぐに行動せよ

部下が辛そうにしていたら、今すぐに行動せよ

部下が辛そうにしている・・・表情や態度を見て、そう感じたらすぐにでも部下と話をしましょう。

正直に話してくれるかどうかは分かりませんが、何もしないよりはマシです。

部下が相談してくれるかどうか、相談時に本音を語ってくれるかどうかは、普段のコミュニケーションが全てです。

ですので、部下が辛そうになってからじゃ遅いので「相談されやすい上司」は早めに目指しましょう。

詳しいやり方とコツは↓

>>相談されやすい人になる、たった2つのポイントをご覧ください。