マネジュク・部下の育て方が分かるブログ

「 私、それだ 」と気付き、学べる 職場での悩みに特化したブログ

部下の意見を引き出す事が出来る、上司がやるべき行動とは

部下から意見が出てこない・・・。言われた事しか出来ないのか!とイライラしてもダメです。

部下の意見を引き出すには、上司であるアナタが肝となってます。

確かに、中には意見が出てこない部下も居ますが、それは部下自身の能力の問題であって、今すぐ解決しようと思っても無理です。

まずやるべき事は、意見を持ってる部下から意見を引き出す事ですよ。

部下が意見を言わない理由は2つ

  • 上司に意見を言っても、否定されそう
  • 意見を伝えても、実際にやってくれなさそう

こういった不信感があるからです。

だったら、やる事はシンプル。部下からの意見を聞く時に気を付ければOK

簡単なように言ってるけど、どういう事を気を付けりゃいいのか・・・まずはそこからお話していきます。

部下の意見を引き出す、コミュニケーション方法

部下の意見を引き出す、コミュニケーション方法

部下から意見が出てこない原因の大半は、上司がちゃんと話を聴いていない事です。

よく考えてみてください。

  • せっかく会社のため、チームのために意見した
  • なのに上司が真面目に聞いてくれない
  • 否定ばっかで腹が立った

こんなんじゃ、二度と部下は意見を言わなくなります。

だから、部下の意見だろうが何だろうが話をちゃんと聞くようにしましょう。

とにかく部下の話を聴く

部下から意見が出ようが、出まいが普段からちゃんと部下の話を聴くようにしましょう。

じゃないと、意見が出ないぞ・・・といくら悩んで行動しても無駄に終わる可能性が高いです。

まずは、上司が部下の話を聴いてくれそうだぞ!という印象を部下に与える方が先です。

部下に「意見を出すように」と言った所で、どうせマトモに聞いてくれないんでしょ?と思われたら、まともに意見なんか引き出せません。

だから何よりも聞く力を鍛えましょう。

話を聴く時のポイント3つ

話を聴く時のポイント3つ

  • 他の事は一切しない
  • 場合によってはメモを取る
  • 部下の話に対して、反応をする

基本的には、この3つです。

部下の話を聞く時は、仕事しながら・・・は禁止。

どうしても手が離せないなら、待ってもらいましょう。

場合によってはメモを取る。そこまでの話じゃないなら、真剣に話を聞いてあげましょう。

ちゃんと話を聞いていたら、適切な相槌が自然と出るし、「それで、どうしたの?」と話を深掘りするワードが出るはずです。

たったこれだけでも、話をしている側からの印象が良くなります。

ぜひ、やってみてくださいね。

>>話を聴く時のポイント・詳細はこちら

部下から意見が出た時のポイント

とにかく中身がどうであれ、意見してくれた事を褒めてあげましょう。

部下から引き出せたとしても、中身がスッカラカンだったり、こんなの通るワケないだろ。って事も時にはあります。

そんな時に、頭ごなしに否定されたら誰だって気分が悪いでしょう。

ましてや「意見出してくれよ」と言っておいて、出したら出したで文句を言われたら、二度と部下から意見を引き出す事は不可能になってしまいます。

なので、頭ごなしに内容を否定しない事。

とりあえず「意見、出してくれてありがとう。後で見させてもらうね」って言っとけば良いんですよ。

無言で受け取ったり、サラッと呼んで「こんなのじゃダメ」と言うのは絶対にやめてください。

良い所は良い。ダメな部分はダメと伝える

良い所は良い。ダメな部分はダメと伝える

良いと思った所は素直に褒めて、足りない所や無理な部分は修正した方が良い。とアドバイスしましょう。

部下からの意見ってのは、せいぜい部下の目線での意見です。

上司じゃないと見えない事もあれば、もっと上のポジションじゃないと気付けない事もあります。そんな人たちも納得するような意見をいきなり出せる訳がないんですよね。

だから、ダメな部分はダメだと伝えた方が良いです。

例えば

「なかなか良いんだけど、もう少し具体的な数字を入れたら良い意見書になると思うよ」

こうやって、ただの社員が適当言ってる意見じゃなくて、ちゃんと会社に反映されるような意見に進化させていけば良いんです。

部下の意見なんざ何の価値もねぇよ。何も分かってねぇヒヨっ子が、黙って会社に従っとけや・・・なーんて思ってると、部下から意見を引き出すどころか、部下がどんどん離れていきますよ。

意外と部下から意見が出ない時は

無闇に意見を求めなくても良いです。

部下と上司では見えるものが違ってくるので、上司から見て「この辺、どう思ってんだろ?」って疑問を、部下も感じてるとは限らないと思っておいてください。

まぁ気付いてんなら、あなたが意見したら?とは思うんですけど・・・

部下から意見を引き出せたら、行動に移そう

部下から意見を引き出せたら、行動に移そう

部下の意見が引き出せてないチームってのは、話を聴けてないのと、聞いた後に実際に動いてるかどうか・・・

ココが問題です。

とりあえず意見は聞いておこう。これで終わってたら、意見を言う側も「何もやらないなら知らんわ」となってしまいます。

だから行動に移すのが大事なんですよ。

さぁ、行動に移しましょ・・・と言っても部下の意見がポンコツだったら、どうにもこうにも出来ません。

行動するためにも部下からの意見は、提出できるくらいにまで改善しておきましょう。

絶対に行動に移さなくても良い

全然通りそうもない意見は、会社側と交渉しなくて良いです。

だけど、何もしなくても良いのかというと、そういう事じゃなくて

  • 意見を出してくれた事は褒める
  • 何がダメなのか具体的に伝える
  • 今度は、こうしてみようとアドバイスする

これでOKです。

確かに部下は、意見を引き出してどうするのかな?と見てますが

それ以前に、意見をちゃんと聴いてくれるのかな?と不安に思ってます。

なので、中身が全然ダメでも次につながるような会話をやっとけば、部下からの意見を引き出す事はいくらでも出来ます。

会社に交渉を持ちかけるだけでも十分

会社に交渉を持ちかけるだけでも十分

さすがに全然ダメなモノは出せませんが、「まぁ一応交渉してみよっか」ってレベルでも出す方が良いですね。

部下からの意見を引き出したんなら、ちゃんと反映してやろう!って動かないと、全てが無駄に。

やる気ねーなら、意見求めるなよ。お前1人でやれや。

と思われてしまいます。

なので、最低限クリアした意見は、ちゃんと反映していきましょう。

管理職権限でできる事は、必ずやってみてください。別に、元に戻せない事ってそんなに無いんで。

部下は意見を反映してくれるか・・・も見ていますよ。

交渉テクニックの基本形

部下からの意見を会社で通そうとするなら、Door in the Faceが効果的かなと思います。

これは要求を大きめに。少しずつ譲歩する。という方法です。

だけど注意点があって

要求を大きくしすぎると、話を聞いてくれません。

適度に難しい要求を会社側に求めてみてください。

あとはこちらが譲歩をして、相手に罪悪感やお得感を与えます。

参考:【営業用語】行動心理学の基本のキ

まとめ:部下からの意見を引き出す方法は

部下からの意見を引き出す方法は

普段から部下の話を聞いてない上司に問題がある・・・かもしれません。

部下なんかに何が分かる!とイキがらないで、ちゃんと部下の意見も聞いてあげてください。

でも、部下からの意見を引き出すだけじゃダメです。

意見を引き出したら、次は実行・反映です。

上司の権限でできる事は、とりあえずやってみましょう。中身は精査してくださいね。

会社に話を持っていかないと出来ない事は、偉い人に話を持って行きましょう。

そこまですれば、部下からの意見は適度に出てきます。

無理に部下から意見を引き出そうとしてもダメ。部下が意見を言いやすいような環境にしていきましょう。