部下の態度に困ってる・・・仕事はデキるやつだけど、ちょっと反抗的でムカつく。
そんな部下を抱えている上司さんに、対処法と根本的な解決方法を提案します。
- 部下が反抗的な態度を取る理由は何か
- 反抗的な部下に対して、どんな対処方法が良いか
以上を記事にまとめました。
部下が反抗的な態度を取る理由は何か
まずは部下が反抗的な態度を取ってしまう理由からハッキリさせましょう。
ここが分からないと、対処方法だけお伝えしても「は?」となるし、コミュニケーションの取り方も理解できないと思います。
ざっくりと5パターン。
- そもそも相性が悪い
- 上司の言動に原因がある
- 部下の性格そのものの問題
- 部下が上司の事を軽視している
- 部下が同僚の事を思って代弁している
以上が考えられます。
上司と部下の相性が悪い
どうしても誰でも相性の悪い人は居ます。
例えば
- 聞いた方が早いと思っている人
- まずは自分で調べるべきだと思っている人
この2人が互いの主張をぶつけ合うと、どちらもイライラしてしまいます。
結果的に、部下が反抗的な態度を取っている。と見えてしまうでしょう。
こういうパターンは、最終的にはどちらかが片方の考えを受け入れるしかありません。
そんなもの部下が折れるべきだ・・・と思ったら、それは間違い。
上司が折れないといけません。
その理由は簡単で、上司(管理職)は部下が働きやすいようにマネジメントするのが、上司としての仕事だからです。
上司が部下をイラつかせる原因を作ってしまっては、いけません。
多少の意見の違いくらいは大目に見てあげましょう。
上司の言動が悪く、反抗的にさせてしまった
上司が無意識的にえこひいきしていたり、部下には厳しく自分には甘い、といった態度を取ってしまった事が原因です。
そんな上司の言う事は、まともに聞きたいと思いません。
ですので、つい「ハイハイ」と投げやりになってしまったり、愛想の悪い態度になってしまいます。
部下が大人な態度を取れば多少はマシになるのでしょうが、原因を作った上司も上司です。
自分の言動を振り返ってみて、これは良くないと思う事があれば、改善した方が今後のためにも良いでしょう。
部下の性格が悪い
部下の性格がそもそも悪く、反抗的な態度を取っているように見えてしまう事もあります。
妙に自己肯定感が高かったり、自信があったり、人を見下してマウントを取らないと生きていけない人などなど・・・色々と居ます。
このパターンは改善どうこうよりも、コミュニケーションで部下を矯正した方が良いでしょう。
部下が上司の事を軽く見てしまっている
- この上司なら強く言えば黙る
- 俺の方が仕事ができてる
- 俺の方が頭が良い
これらの理由で、立場なんか無視して部下が反抗的な態度を取る事もあります。
上司の能力不足もありますが、部下の勘違いという事も。
ようは自信だけはある面倒臭い部下ですね。
ですが部下の方がIQが高く、会話が成り立たない事もあります。
そうして部下から見下され、中には反抗的な態度を取る部下も。
バカのくせして偉そうにワケわからねぇ理屈並び立てて、立場ばかり振りかざしやがって・・・と怒らせてしまっている事もあります。
頭の良い人はバカの思考回路が分かりません。
ただ、頭の良い人は努力して合わせる事は一応できます。
ですので、知ったかぶりするとか、立場を利用して偉そうにしない事がポイントです。
部下がハッキリ物を言うタイプ
上司からしたら、部下がハッキリとアレコレ言うタイプに対して「反抗的だな」と感じる事があるでしょう。
まずそれが間違いで、聞こえない所でゴチャゴチャ言われるよりはマシです。
また、同僚の事を思って色々と上司に言ってくる事もあります。
正義感が強く、真面目に仕事の事を思って発言しているのです。
そんな部下の話を反抗的だと思って流していると、余計に部下の反感を買ってしまいます。
もちろん、ただイチャもんを付けてくる部下も居ますが、実はよい進言や提案ということも。
ですので、部下の話はちゃんと聞きましょう。
反抗的な部下に対して、どんな対処方法が良いか
反抗的な部下に対しては3つの方法で対処していきます。
主に必要なのは部下とのコミュニケーションです。
コミュニケーションが雑だと、部下が反抗的になるなど・・・様々な問題が起こりやすくなります。
まずはコミュニケーションから。
反抗的な部下にはコミュニケーション
不満が溜まっていて、反抗的な態度を取ることも良くあります。
他には、性格に難があったり、意見が違っていたり。
反抗的な態度になってしまう理由は、いくつかあります。
これを根本的に解決しようと思ったら、互いに思っている事をちゃんと言うしかありません。
そうやって意見の相違を認め合いましょう。
意見の押し付けは互いにとって良い事がないので、どちらかがある程度妥協しないといけません。
部下の考え方に賛同できない事もあるでしょう。
ですが、人それぞれ考え方は違うものです。
「彼はそういう考えで仕事に取り組んでいる。成果は出ているから良いだろう」と、柔軟に受け止めることも覚えましょう。
反抗的な部下は、承認欲求の塊でもある
反抗的になってしまう部下の中には、承認欲求の強いパターンもあります。
- 他者に認められたいから目立とうとする
- 反抗的な態度を取れば、相手してくれる
- 自分の考えや意見を認めて欲しい
これらの理由から、様々な行動を取ります。
上司からすれば、反抗的な部下だなと思うでしょう。
しかし、無視してはいけません。いくら面倒臭くても、部下の面倒を見なくてはいけない立場である事を忘れずに。
とにもかくにもコミュニケーション
何にせよ反抗的な部下が現れたら、ちゃんと会話をしましょう。
どうして、そんな態度を取るようになったのか・・・理由を聞き出すのではなく、少しずつ会話の量を増やすことが大切です。
理由なんか聞き出しても、答えてくれるワケがありません。
部下のことを本気で理解すれば、そんな理由は何となく見えてくるもの。
ですので、部下のことを理解しようと努力するために、コミュニケーションを取ってください。
部下の言動を肯定しよう
簡単に言えば「意見出してくれて、ありがとう」とか「頼んだ仕事やってくれて、助かる」とか。
内容はとりあえず置いといて、行動を褒める回数を増やしてください。
そうすれば、単純にコミュニケーションを取る回数が増えて、好感度が上がりやすいです。
そして承認の積み重ねは、部下の承認欲求を満たす事ができます。
こうすることで、部下の反抗的な態度は改善するでしょう。
ただし、とてつもない時間がかかります。
魔法のようにすぐ良くなる方法はありませんので、コツコツとコミュニケーションを積み重ねてください。
関連記事:部下を褒める時のコツ【実は73%の上司が間違ってた】
自分の言動を振り返り、改善する
部下が反抗的になる理由の1つとしては、上司の言動が悪いことです。
- 部下に注意するくせに自分には甘い
- 注意する人に“ひいき”がある
- ちょっとした事でケチを付ける
などなど・・・色々とあります。
これらは私が実際にされて、イラついたケースです。
つい、やってしまってないでしょうか。
自覚なしでやっちまってる事もあるかと思います。
意外に部下は上司の事を見ているもんです。
とりあえず、過去の事は仕方がないと諦め、今からでも良いので「部下から見て自分の言動は、どうだろう?」と客観的に見るように気を付けてみましょう。
つい、やっちまったな・・・と感じたら、素直に謝りましょう。
その方が部下との関係性は、より良いものになります。
関連記事:【完全版】部下とのコミュニケーションに悩まなくなる方法論
反抗的な言葉に対しては逆質問
「その仕事、やる意味あるんですか?」
「俺じゃなきゃダメですか?」
このような事を部下が言った場合は「どうしてそう思うの?」と聞き返してみましょう。
案外、こういう事を言う部下はブーメランで返って来るとは思ってません。
明確な理由を持ってない場合もあれば、以前に何かしらの嫌な事があったパターンもあります。
理由がなければモゴモゴと言い訳を並び立てるし
前にあった事が今回も起こるとは限らないでしょ、やってみよう。と言ってみましょう。
あくまでも言い方はソフトに。
無理に諭させるような言い方にはならないよう気を付けてください。
まとめ:反抗的な部下が100%悪いわけではない
部下からしたら至極当然な指摘をしているのにもかかわらず、上司から見れば「反抗的だ」と感じる事もあります。
ですが、このパターンばかりではありません。
- 部下を怒らせる何かをしてしまった
- 部下の性格的な問題
- 上司としての能力が足りなさすぎる
だいたいはコミュニケーションで改善できますが、能力不足に関してはアナタ自身の問題です。
管理職に求められる能力はいくつかあります。
どのような能力が求められ、どのようにすれば上がるのか。
その方法は下記の記事にまとめてますので、一度ご覧ください。