マネジュク・部下の育て方が分かるブログ

「 私、それだ 」と気付き、学べる 職場での悩みに特化したブログ

部下に仕事を頼む時に断りづらくさせるテクニック

部下に仕事を頼む時って気を遣いますよね。

最近はパワハラにうるさくなってて、命令する感じで仕事は頼めないし。だからといって、ペコペコ頭を下げるのも違うし

あまりにも優しく言って、断られたら頼んだ意味が無いし。

そんなアナタの悩みを解決します。

◆この記事で分かること

  • 部下に仕事を頼む時にやっちゃいけない事
  • 部下に仕事を頼む時のコツ

以上の2点について、お話していきます。

仕事の頼み方が上手い上司がいる部署は、ほぼ確実に成績が良くなります。

なぜかというと

  • 上司が抱える仕事が減る
  • 部下は仕事のスキルが貯まる
  • 上司は部下のマネジメントに集中できる

このような好循環が起こり、あなたは更に上のポジションに就ける可能性が高くなります。

現状で満足しているなら、どうぞお引き取り下さい(笑)

部下に仕事を頼む時に5つのやるべき事

部下に仕事を頼む時に5つのやるべき事

部下に仕事を頼む時は、以下の5つを意識してください。

  • 仕事を頼む時は一言添える
  • 仕事の目的や納期などを明確に
  • 命令するんじゃなくて依頼する
  • 具体的な妥協点を用意しておく
  • 部下への感謝の気持ちを忘れずに

それでは詳しい内容の解説を始めていきます。

仕事を頼む時は一言添える

部下に仕事を頼む時は、必ず頼む理由や部下を気遣う一言を付け加えましょう。

なんでそんなのが必要なのかというと

「山本さん。会議の資料、お願いします」とただ言うだけよりは

「この前作ってくれた資料がとても読みやすかったから、今回もお願いしたい」といった、あなたにお願いする理由を付け加えると、よりお願いが通りやすいです。

  1. 仕事を評価してくれた
  2. そこを踏まえてお願いしにきた
  3. だったら、やりましょう

こうなります。単にお願いされるよりは気分が良いです。

ただし毎度使えませんけどね。

なので「忙しい所悪いけど」という一言を添える方法も使ってください。

仕事の目的や納期などを明確に

仕事の目的や納期などを明確に

仕事の目的、終着地点、納期といったポイントはちゃんと伝える事。

そうじゃないと、引き受ける側もいつまでに、どこまでやって良いのやら分かりません。

100%丸投げは、あまりしない方が良いですね。

もちろん、仕事の内容によっては「これやっといてね」で通じる事もあります。そんな仕事までイチイチ細かい所まで言う必要はないです。

部下から質問が飛んでくる前に

  • この仕事、どんな事に必要なのか
  • この仕事の納期はいつまでなのか
  • この仕事のクオリティ、どこまで求めるのか

といったポイントは先に伝えておきましょう。

命令するんじゃなくて依頼する

部下も1人の人間なんで、命令されたら気分が悪いです。なので、お願いするような感じが良いですね。

というか、言い方によってはパワハラになります。

「おい!これ、明日までにやっとけよ。出来なかったら評価下げっから」

と言って部下がしぶしぶやった仕事が良いものに仕上がると思いますか?

部下が仕方なくするよりは、期待されてるから頑張ろう。という気分でやってくれる方が、良いものが出来ると思うんですが・・・

だから一言添えるのと一緒に、依頼する感じで部下に仕事を渡しましょう。

具体的な妥協点を用意しておく

部下の仕事状況によっては、引き受けてくれる事が難しい事もあるので、妥協点を用意しておく事。

すぐには無理だけど待ってくれるなら出来る。といった状況もあります。

なので求める最高地点と最低地点を決めてから部下に話をしに行き、無理そうなら妥協案を提示していきましょう。

主に妥協する事は

  • 納期
  • 仕事の内容・質
  • 人選

ですね。

部下への感謝の気持ちを忘れずに

部下への感謝の気持ちを忘れずに

仕事なんだから、やって当たり前と思ってはいけません。感謝は必ずする事。

なんでかというと、『引き受けたんだから、ありがとうの一言くらいあってもいいだろ』と思うから。

ようは損をしたくないんですよね。

1円もかからないし、1秒もかからない。たった5文字で、5歳児でも言える一言なんだから感謝の言葉くらい使いましょうね。

「ありがとう」ついでに「助かるよ」も付け加えると、より良いですよ。

部下に仕事を頼む時にやってはいけない事5選

部下に仕事を頼む時にやってはいけない事5選

部下に仕事を頼む時にこれだけはやめとけ!な5つの言動を紹介しておきます。

  • 感謝しない
  • 下心を出さない
  • 仕事を雑に頼む
  • 仕事にケチをつける
  • 部下の状態を把握してない

それでは詳しい内容を解説します。

感謝しない

先ほども言いましたが、やってくれて当たり前ではないんで、感謝の気持ちは忘れずに。

  • 引き受けてくれて、ありがとう
  • 納期に間に合わせてくれて、ありがとう
  • 仕事やってくれて、ありがとう

ちゃんと伝えて下さい。

下心を出さない

どういうセリフかというと

「〇〇さんのプレゼン資料は綿密で、お客様から評判がいいんだよね。いつもありがとうございます。今度はこちらのプレゼン資料を作成してくれないかな」

引用:頼みづらい仕事を部下に受けてもらう伝え方

こういうのはダメです。

なんでダメなのかというと

ありがとうのタイミングが違う。この1点がまるでダメ。キモイだけです。

おかしいと思いませんかね?

仕事をお願いする時に前の仕事の事を褒めるなんて・・・部下からすれば「そう言えば快く引き受けてくれると思ってんだろ?」と思われるだけです。

依頼のやり方を間違えないようにしてください。こんな露骨なやり方はかえって部下から嫌われます。

仕事を雑に頼む

仕事を雑に頼む

仕事を頼む時はモノによるけど、丁寧にお願いしましょう。

後になって思ってたのと違ってても、それは頼む方の説明不足も原因です。

必要かどうか分からんけど、とりあえず頼むのもダメで、引き受けた側が「うわ、損した」と思われる原因になりかねない。

必要かどうか分からんけど、早めに準備しておきたい。という時は、今の状況も含めて伝えておくと部下は納得して動いてくれますよ。

なんせ、どう伝えれば部下が納得して引き受けてくれるのか、丁寧なコミュニケーションを意識しましょう。

仕事にケチをつける

部下に仕事を頼んだのなら、頭ごなしにケチをつけない事。

出来上がりに文句を言いたくなるのは分かります。だけど、それは途中の確認不足も原因だったりします。

任せっきりにせず、進捗状況を確認する事も仕事を任せた側の仕事です。

あとは、言い方の問題。

仕事を引き受けた側になって考えてみましょう。

  1. 頼まれた仕事が出来たから、持って行った
  2. そしたら、頭ごなしにケチをつけられた
  3. 一言「ありがとう」も言えんのかこのクソ上司

となるワケです。(笑)

出来上がった仕事に訂正するべき所がでてくる事なんて、よくある事です。

そんな時は頭ごなしにケチを付けるんじゃなくて、まずは「引き受けてくれてありがとう」とか言うべきです。

それから、ここ修正しておいてくれる?と伝えると、比較的丸く伝わります。

ぜひ試してみてくださいね。

部下の状態を把握してない

部下の状態を把握してない

部下の仕事状況を把握せず、特定の人の負担ばかり増やさないように。

そりゃ出来るだけ仕事が正確で速い人に任せたいでしょう。でも、その人ばかりに負担をかけていたら、いつか痛い目に遭います。

  1. 俺ばっかり仕事してる
  2. なのに給料が他の人と一緒?
  3. ふざけんな。転職してやる

こうやって優秀な人材が逃げていきます。

だから上手く仕事を割り振る事。チーム内の状況も把握してないとダメですね。

手一杯なのに仕事を引き受ける上司にも責任があります。明らかにキャパオーバーの仕事量にならないよう、気を付けましょうね。

工夫としたら・・・どっかの納期を遅らせるとか、優先順位を変えるとか。

時には部下のケツを叩くような・・・発破をかける事も上司には必要です。

上司ってのは、チームが大変な時にこそ真価が問われます。

部下との人間関係が完成してないのに大変なタイミングを迎えると、組織は崩壊しますよ。

まとめ:部下に仕事を頼む時は

部下に仕事を頼む時は

上司という立場上、部下に仕事を頼むシーンは多いでしょう。

そんな時、部下にはなるべく気持ち良く引き受けてもらうような言い回しをした方が良いですね。

どうすればいいのか、というと

  • 命令しない。お願いする
  • 仕事の目的、納期などを明確に
  • 部下の気持ちを考えて一言添える
  • 感謝の気持ちを忘れない事
  • もしもの為に妥協点を用意する

以上の5つに気を付けましょう。

とはいえ、部下の気づかいばかりは出来ませんよね。

時には、大変な時に急な仕事が入る事もあります。そんな時に「がんばろうぜ」と言えるのは上司だけです。

でも、上司について来てくれる部下が居なければ、絶対に危機を乗り越えられません。

そんな大変な時を乗り越えるためには、部下との人間関係を良くする事が近道です。

以下の記事で部下との関係性を良くするコミュニケーション法を解説してるので、合わせてご覧ください。

>>【完全版】部下とのコミュニケーションに悩まなくなる方法論