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【完全版】部下とのコミュニケーションに悩まなくなる方法論

部下とのコミュニケーションに自信が無い。どんな感じで声を掛ければ効果的なのか分からない。そんなアナタは、一通りこの記事を読めばコミュニケーションのコツが分かります。

コミュニケーションの上手い人は話し方が上手い人だ。と勘違いしがちですが、実は人の話を聴く事が上手い人の方が話上手です。

「この糞上司、人の話聞いてねぇな」って思われたら、上司の話を真面目に聞こうなんて思いませんよね。

だから話を聴く能力を上げる方が先だし、簡単ですよ。

というわけで、まずは部下の話を聴くポイントから抑えていきましょう。

部下とのコミュニケーションで最も重要なポイント 聴き力

部下とのコミュニケーションで最も重要なポイント 聴き力

部下の話を、ちゃんと聴く事。

なぜかというと、自分の話を聴いてくれない人の話って、聞こうと思わないですよね。

例えば・・・

「お前の話は、どうでもいい。俺の言う事だけ聞いてりゃ良いんだよ」

って言う人の話を聞きたいとは思いませんよね。

耳では聞いてるでしょうけど、受け取る気になってないでしょう。

だから自分の話を聞いてほしいなら、まず相手の話をちゃんと聴く態度を取りましょう。

部下とのコミュニケーションを改善したいなら、聴き方からです。

人の話を聴く時のポイントは3つ。

  • 相手が「聴いてくれてる」と感じるくらい、聴いている
  • 答えを持たないで話を聴く
  • 相手の声になってない声まで、聴く

実際に体験すれば分かると思いますが、耳だけで聞いてるのと全身を使って「聴いてるよ」って体勢を見せるのとでは、かなり違います。

スマホを操作しながら人の話を聞いてる姿を見たら、腹立ちますよね。

だから聞き方が大事なんです。

話の途中で勝手に結論づけるのも危険で、話を最後まで聞けなくなります。気を付けましょう。

ポイント3つの詳しい解説は、

>>部下が言うこと聞かない時の改善方法 これで部下は思い通りにまとめています。読んでみてください。

部下とのコミュニケーションに悩まなくなる考え方

部下とのコミュニケーションに悩まなくなる考え方

部下とのコミュニケーションに悩まなくなる考え方のコツは、2つあります。

  • 相手を変える事は出来ない
  • 相手の関心事に関心を持つ

それぞれについて解説しますね。

相手の言動を変える事は、出来ない

相手の考え方や行動を変えようと、ついやりがちに。これがコミュニケーションのミスに繋がります。

どうしてかというと、上司という立場を使って「どうしてお前は出来ないんだ!」って部下に怒った所で、部下は反論をしてこないし、簡単に変わる事が難しいから。

互いにとってストレスでしかないんですよ。

あなたも「お前変われよ」って言われて素直に改善しようとは思いませんよね。

だから相手を変えようとしないよう気を付けて下さい。他人を変えようとしてはいけない、と身をもって体感すれば、あなたのコミュニケーションの仕方は180度変化します。

【保存版】イライラしてしまう原因と対策法に、体で理解する方法を書いています。読んでみて下さいね。

相手の関心事に関心を持つ

相手の関心事に関心を持つって方法は、部下との距離を一気に縮める方法の1つです。

人それぞれ関心事って違いますね。

俺は、酒に興味がある

相手は、コーヒーに興味がある

2人の興味は合ってませんね。でも、相手の関心事に関心を持とうと努力すると、こんな会話になります。

「君ってコーヒー好きだよね。濃いのが好きなの?薄い方が好きなの?」

「俺も時々飲むんだけど、良く知らないんだ。よかったら教えてよ」

なんて言うと、喜んで喋ってくれますよ。ちょっと部下の話が長くなっても、聞いてあげて下さい。

すると内心では結構喜んでくれます。

  1. まず、相手に喋らせる
  2. ちゃんと聴いてあげる
  3. 相手が喜ぶ

部下は自分の事に興味を持ってくれた事で、少し上司に対する警戒心というか、心の壁がなくなります。

なので部下の趣味や興味、関心事には敏感になっておきましょう。部下とのコミュニケーションが、とても円滑になる入口になりますよ。

>>新入社員の育て方 自分の権利ばかり主張する人の場合でも解説してますので、参考にどうぞ。

コミュニケーションが苦手にならない方法

コミュニケーションが苦手にならない方法

コミュニケーションが苦手だと思ってる人は実は3つの間違いを犯してます。

  • コミュニケーションが苦手だと思い込んでる
  • コミュニケーションで失敗するのが怖い
  • 無理に話そうとする

コミュニケーションは皆、得意じゃない

コミュニケーションが得意!なんて言う日本人は、そんなに居ません。(笑)

なぜなら日本人は、コミュニケーションの量が元々少ない民族だったんです。日本は自然が豊かで、小さな村というコミュニティだけ守っていれば生きていく事が可能だったから、多くの人とコミュニケーションを取る必要がなかったんです。

べらべらと喋らないと生きていけなくなったのは、せいぜい100年くらい。こんなのは生物的な進化では追いつきません。

だから、あなただけが苦手って訳では無いんですよ。あまり気にしないでください。

コミュニケーションは、ミスっても大丈夫

ちょっと失敗したからって極端な話、お金を取られたり、殴られたりしませんよ。

人前で話すのも同じです。罰金を支払うワケでもない。

キツイ事言いますが、あなたは人前で恥をかきたくないだけなんです。

でも大丈夫。間違えても頑張って続ければ、その姿は周りの人から見ればカッコ良く見えます。恥は一瞬です。

コミュニケーションは話す事だけじゃない

無理に話さなくても、相手の話をちゃんと聴ければOKです。

>>部下が言うこと聞かない時の改善方法 これで部下は思い通りで「聴き力」について解説したように、まず相手の話を聴く事が大事。

上手に聴けてる人ってのは相手との間に信用ポイントが貯まります。「この人は俺の話をちゃんと聞いてくれる良い人だ」って。

信用ポイントが貯まっていれば、コミュニケーション技術を抜きにして聞いてくれます。

だから、話すのが上手じゃないから・・・と怖がる必要はないです。まずは部下の話を聴く方に全力を注いでみましょう。

それから少しずつ話かけてみましょ。

部下を動かすコミュニケーション法

部下を動かすコミュニケーション法

とにかく承認する事で部下が動いてくれるようになります。

承認ってのは、個人の事を尊重して存在であったり、行動や結果を認める事です。

伝える時は「〇〇してくれて、ありがとう」って感じ。意外とシンプルでしょ。

そういう言葉をかけ続ける事で、部下は自分という人間が認められて、価値があるんだ。と思うようになってきます。

結果的に部下の自信に繋がるし、上司から信頼されてるんだ、と思ってくれます。数値や態度で明確には分かりませんが、イキイキと部下が働いてたら結構イケると思って良いです。

だけど例えば・・・入社時から全然気にもかけてくれなかった上司から

「やれば出来るじゃねぇか」

「何やってんだ! お客様に迷惑かけるなんて、お前らしくないじゃないか」

なーんて言われても、全然響かないんですよね。

口では「ありがとうございます」「すみませんでした」って言ってても、心の中では文句言ってますからね。

なんでそうなるか・・・普段から部下の事を見てないと、褒めても受け取ってもらえないんです。

逆に考えてみましょ。

入社時から全然成果が出なくても、毎日ずっと気にかけてくれた上司に

「やれば出来るじゃねぇか」

って言われたら、メチャクチャ嬉しいし・・・

「何やってんだ! お客様に迷惑かけるなんて、お前らしくないじゃないか」

って言われたら、響くんですよ。

言ってる事は同じなんですけど、日々のコミュニケーションのやり方で部下の受け取り方が変化してしまいます。

だから日々、部下の事を気にかけてあげましょう。大変ですが、ちょっとした事でも褒めるだけで変わってくるので是非やってみて下さい。

承認のやり方は、>>部下を褒める時のコツ【実は73%の上司が間違ってた】に詳しくまとめてますので、読んでみて下さい。

承認のメリット

承認には他にも良い事があって、承認しまくると自分で成長しようと変わります。

承認ピラミッド図

アメリカの心理学者、マズローが提唱した欲求を、まとめた図です。

承認欲求をある程度満たすと、今度は「自己実現欲求」を満たそうとします。

自己実現欲求ってのは、自分がやりたいなと思った事をやろうとする自発的な欲求です。

仕事で成果をあげたい。とか、仕事でもっと認められたい。とか。

だから、承認欲求を満たしてあげましょう。次は自発的に色んな仕事を意欲的に取り組むようになるかもしれません。

部下とのコミュニケーションに最も悩む時 注意の仕方

部下とのコミュニケーションに最も悩む時 注意の仕方

注意はしなきゃダメです。言わないと分からないんで。

だけど、頭ごなしにガンガン怒っても、部下は聞く訳ないんですよ。相手も大人だから、うっせぇわ。って思ってるだけです。

部下は「まーたゴチャゴチャ言われるとだるいから、気を付けよ」って程度の意識になってしまいます。

これでは本当に部下が変わったとは言いませんよね。

では、注意する時の7つのポイントに入ります。

  • 見つけたらその場で
  • 本人だけに伝わる声量 または環境で
  • ちゃんと理由を説明する事
  • 感情を混ぜない事
  • なるべく端的に
  • 叱る基準を一定に
  • 自分が同じ事をしないように

でも、いくら7つのポイントに注意しても伝わらない事もあるので、日常のコミュニケーションからしっかり見直しておきましょうね。

普段は全然褒めてもくれねぇのに、こういう時だけ文句言いやがってクソが!って思われないためにも、普段のコミュニケーションから気を配りましょう。

部下に注意する時のコツは、>>間違った指導をやめて、部下に頼られる上司になる方法にまとめてますので、読んでみて下さい。

1つずつ段階を踏む事は大変です。毎日のように注意する事って出てきますから。

だから、承認しながらテクニックを使って注意をする。このスタイルでやっていきましょう。

最初は、ちゃんと受け取ってくれないかも知れませんが地道に・・・。

部下とのコミュニケーションに悩む 上との板挟み

部下とのコミュニケーションに悩む 上との板挟み

経営陣や、自分の上司から「売上を上げろ」って言われた時って部下にどうやって伝えれば良いか、分かりませんよね。

部下に「お前ら、店の売り上げを上げろ!」って言っても、困りますから。

そこは上手い事、建前を使いましょ。

時には本音を隠して、上手く立ち回る

店の売上を上げろって言われたら、「どう言えば、部下のモチベが上がるか」って考えてみましょう。

良い方法の1つの例は・・・お客様アンケートを取る事。

アンケートで手に入れたお客様からの喜びの声を皆に伝えましょう。

1つも無かったら作ってしまうか、昨日の事を思い出して部下の事を褒めましょう。

でも、実際とはかけ離れた事はダメですよ?

店内が汚いのに「店が綺麗でした」なんてあったら、おかしいですからね。(笑)

逆に「お前ら!本部から売上をアップしろって命令が下った。お前らが笑顔で接客しないからだ。今日からどんだけ苦しくても笑顔で全力で接客しろ!」なんて言った所で、従業員は最高の笑顔で接客なんて出来ませんよね。

あんたが従業員のモチベを下げてんだよ。(笑)って事に。

なので、どう言えば思い通りに部下が動いてくれるか考えてください。

お客様アンケートは、朝礼で使うとメッチャ良いですよ。

朝礼を利用して部下のモチベをアップ

朝礼については、>>モチベーションが上がる朝礼のやり方【ポイントは、たった1つ】でまとめています。

朝から上司の小言や文句。下らない話なんて聞きたくないです。

モチベーションが上がるような話をしましょう。

すると上からの職務命令に沿えるよう、部下をコントロールする事ができますよ。

部下とのコミュニケーションに悩まなくなる方法論

部下とのコミュニケーションに悩まなくなる方法論

色々と解説しましたが、本当に重要な点は3つ。

  • 相手の話をちゃんと聴く
  • 相手を変えようとしない
  • 承認する

以上の3つを、キッチリおさえたらOKです。