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部下が謝らない時に上司がするべき対策法【永久保存版】

だーーーもう!部下が悪いのに、プライド高いんか全然謝らないんだけど!?イライラする・・・

ブチギレ寸前の上司さん、あなたが欲しいのは部下の謝罪ですか?それとも、優越感?部下にどうして欲しいのでしょうか・・・

一旦、冷静になって考えて下さい、お願いします。

確かに部下が謝らないのは腹立ちますが、「謝れよお前!」って言って「すみませんでした」って言わせて、誰がどんな得をするんでしょうか。

三者の視点で見たら、全く意味のないやり取りにしか見えませんし、上司・部下の人間関係を悪くしてるだけにしか思えないんですよ。

一時の感情で後戻りできない事をすると、元に戻すのにメチャクチャ手間がかかります。

人間同士の関係を壊すのは簡単。壊れてから元に戻すのは大変なので、正しい対処法を選択しましょう。

今回は、謝らない部下に対してどうすれば良いか。謝らない部下にイライラする人は、どうすれば良いか。アドバイスします。

部下が謝らない事に対して、最もやってはいけないのは「謝れ」と部下に言う事です。

ではまず、上司としてどういう対応をすれば良いか解説していきます。

部下が謝らない時に上司が取ってはいけない言動

部下が謝らない時に上司が取ってはいけない言動

先ほども伝えましたが、部下が謝らない時に部下に対して「謝れ」と言う事はダメです。

なぜかというと、部下が謝らないのには様々な理由があるからです。

部下が謝らない理由は主に3つ。

  • プライドがあって謝りたくない
  • 悪い事だと思っていない
  • 自分に原因があると思ってない

この3つについてはまた解説します。

それではあなたに質問します

あなたはナゼ部下の謝罪が欲しいのですか?

私がこの質問を投げかけるのは、部下のミスに対してあなたがどう行動するべきなのか本質を聞きたいからです。

個人的には、部下のミスなんか仕方が無いと考えています。

私はミスした事よりも、ミスした後の行動の方を重視します。

だから、私は部下の謝罪なんかより部下に対して「これからどう行動するべきですか?」と聞きます。

部下が「申し訳ありません」と言って目の前で頭を下げる姿を見て、気持ち良くなりたいだけなら今すぐにその考えを止めるべきです。

そんな事をしても部下は成長しないし、部下はあなたについてきてくれません。

だから、部下に謝罪を無理矢理求めてはダメなんです。

口だけの謝罪なんかもらっても、意味無いと思いませんかね・・・

だから、あなたが上司として考えるべき事は2つ。

  • 部下のミスをどう尻ぬぐいするか
  • 今後の為に部下をどう指導するか

この2つが重要ですね。

では、話を元に戻しましょう。

プライドがあって謝らない部下に対しては

プライドがあって謝らない部下に対しては

「謝る事は損だ」と思われないようにしましょう。

プライドがあって謝らない部下は、謝る事で自分の評価が下がると思っています。

だから、すぐ謝って行動に移せば、評価が上がると理解させる事で改善出来ます。

プライドがある子は、一応「良くなかったな」と気にしているもんです。

自覚していると考えられるので、謝罪なんてものをいちいち求める必要性が無いです。

すぐに謝らずにミスを隠していたら、その点に関しては叱りましょう。

解決していたらガミガミ言う必要は無いです。むしろ迅速に1人で解決した事を褒めても良いくらい。

ただ一言、解決できそうでも伝えてくれていたら情報が共有出来て、全体でサポート出来るから・・・って感じで伝えると良いですね。

何にせよ、褒めるハードルを低くしてしまいましょう。

ミスを報告してくれたら「言ってくれてありがとう。じゃぁ、後は俺に任せろ」と言い、冷静に部下に指示を出すくらいの心の余裕を持つようにしましょ。

「謝っても特に損する事は無いんだな」と思わせられたら、ちゃんと部下は謝るようになります。

悪い事だと思ってない部下は

悪い事だと思ってない部下は

何が良くなかったのか、理論立てて説明してあげましょう。

悪い事だと思ってない部下には、さっきとは逆に「あなたの行動で、あなたが損をする」と理解させてあげましょう。

例えば洋服店の店員として接客をしていて、お客様に失礼な言葉を言ってしまった。

お客様1人だけが店に来なくなるなら良いですが、今やスマホ社会ですぐに色々な情報が拡散される世の中になってます。

営業成績を付けるような会社なら、なおさら自分に返ってきますね。

正直に伝える事も大事ですが、淡々と事実を教える事で、自分にとって損なんだと理解させましょう。

  • 営業成績が伸びなくなる
  • 就業規則で、昇給や歩合はこうなってる
  • 今のような接客をしたら、給料上げられないよ

こんなように論理的に言ってあげると、部下が変わってくれるかもしれません。

自分に原因があると思ってない部下には

自分に原因があると思ってない部下には

部下の話(言い分)をしっかり聞いてあげましょう。

もしかすると誰かに責任をなすりつけられてる可能性があります。

お客様に落ち度があったのかもしれません。

何もかも部下が悪いと思ってはいけません。公平にジャッジしましょう。

部下の話を聞く時は、ちゃんと聞いてないと部下に対してとても不快な気分にさせてしまうかもしれません。

話を聴く時のコツを知っておくと正しく対策できるし、これからの部下とのコミュニケーションも上手くいきやすいので、ぜひ参考にしてみてください。

参考記事:>>部下の話を聴く時のポイント

部下が謝らない理由とは

部下が謝らない理由とは

まず部下が謝らないのは、部下だけの原因ではない事を理解しておいて欲しいです。

どういうことかというと

  • 上司から怒られるのがウザったい
  • 説教が長い。またはキレて話にならない
  • 責任を取らされて、残業ばかりになる等の劣悪な職場環境

こういう事が原因で部下が謝らない事があります。

では、上司としてどういう行動をすればよいかアドバイスします。

部下が謝ったら、謝ったという行動を褒める

部下が謝りに来た事を褒めてしまいましょう。

例えば子供に言う時だと「ちゃんと謝れて偉いね」みたいに。

この一言だけでも全然違います。実際には、もっと大人向けな言い方をしてくださいね。

謝るという行動を褒めてあげるだけでも、部下の次の言葉が出やすくなりますよ。

そして「謝る」という行動を今後も取り易くなる。

何も悪い事じゃないので、謝りに来た行動を褒めましょう。

ミスしてしまった行動を褒めてはいけませんよ。(笑)

謝らない部下が居る場合は

全員が謝らない部下という訳ではないので、謝りに来た部下の事を褒める事で解決します。

結構、部下は上司のことを見ているので、謝りにいけばちゃんと許してもらえる。

という事を見せることで、謝らない部下が「ごめんなさい」と言いにくるようになります。

部下に同じミスをさせない工夫をする

部下に同じミスをさせない工夫をする

優秀な部下なら自分で原因が分かって、どうすれば同じミスをしなくなるか考える事が出来ます。

なので、優秀な部下には特にコレといってする事は無いです。

一応、何が原因で今後はどう気を付けたら良いか?という質問を投げて確認した方が良いです。

間違えていたら、教えましょう。

原因も分からず、どう気を付ければ良いか分からない部下に対しては教えましょ。

  1. ミスした時の状況
  2. 何が原因だったのか
  3. 本当はどうするべきだったのか
  4. 次からはどう行動するべきか

以上の4つを本人と一緒になって考えてあげる事が重要です。

ミスに対して言い訳ばかり言う部下に対しては

ミスに対して言い訳ばかり言う部下に対しては

明らかにこいつのミスだろって事でも言い訳したら、証拠がない場合は仕方が無いと思って諦めましょう。

しかし次からは容赦しない事。

次からは言い逃れ出来ないように、証拠を取りながら連絡や教育しましょう。

次に言い訳した時に証拠を突きつけて、言い訳させない事が重要。

逃げ道をふさいだ時のポイントは、部下の事を追い詰めない事です。あんまやりすぎると、逆効果なんで・・・。

「言い訳が通用しない上司だ」と印象付けさせれば、コソコソしなくなりますよ。

部下に要望を伝えたい時

素直に「次からはこうして欲しい」と伝えてOKです。

命令口調で言うのはダメ。相手が誰であっても命令口調で言われるのは気持ち良くないですよね。

大事なのは、次に言った通りにしてくれたら褒める事。

褒める事を忘れる人が多いので、無理してでも1日30回は褒めようっていうノルマを自分に科す方法はアリかと考えます。

謝らない部下に対してイライラしてしまう人へ

謝らない部下に対してイライラしてしまう人へ

これは考えれば分かる事ですが、部下であっても相手の言動を変える事は不可能です。

だから「何でこいつは謝らないんだよ!」ってイライラしても無駄だという事を理解して下さい。

最初は難しいですが、他人の行動をどうこう出来ない事を少しずつ理解すれば、イライラするのがアホらしいと思ってきますよ。

詳しいやり方は>>たった1つ変えるだけで、イライラしなくなる方法に書いてます。ぜひご覧ください。

他人を変える事は出来ない

神様じゃないと他人の言動を変える事は出来ません。

謝らない部下に「謝れよ」と言われて謝りますかね?(笑)

上司から言われたら渋々謝るでしょうけど、そんな謝罪って何の意味も無いですよね。

あなたは全く心のこもってない部下からの謝罪の言葉を聞きたいんですか?

そんなの求めててダサいと思いませんかね・・・

だから謝らない部下を、無理矢理謝らせようとしたって無意味なんです。

どうせ無意味だし、部下の言動を変えるのは至難の技なので無駄な事はやめましょう。

部下を変えるには、見本を見せる

部下を変えるには、見本を見せる

謝らない部下は、謝らない理由を持ってます。

謝らない理由は前半お伝えしたように、プライドがあったり非が無いと思ってるから謝らない場合が多いです。

上司はそんな部下に見本を見せましょう。

  • 謝らなかったらトラブルがどう変化するか
  • 謝ったら、トラブルがどう収束するか

この2点を実際見せる事で、謝らない事によるデメリットと謝る事によるメリットを見せましょう。

まとめ:謝らない部下を抱える上司のするべき事

謝らない部下を抱える上司のするべき事

まず、最もやってはいけないのは部下を無理矢理謝らせる事です。

「とにかく謝れ!」と言う上司は、控えめに言って頭が悪いですね。

そんな無理矢理やらせた謝罪に何の価値もなければ、何も生み出しません。

大事な事はミスした後の行動ですよね。

だからといって、謝らない部下を放置するのは良くないです。

謝らない部下が謝るようになるには、謝りやすい環境を作れているか確認しましょう。

  • 話掛けられにくい態度を振舞ってないか
  • ミスを叱る時に長々と説教してないか
  • 叱る時に感情的になってないか
  • 謝りに来た行動そのものを良い事だと認めてるか
  • 今後どうすれば良いか指導しているか

チェックしてみましょう。

合わせて読んでみてください→>>たった1つ変えるだけで、イライラしなくなる方法

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