新人が頑固なやつで、なかなか面倒くさい!どうやって付き合っていけば上手くいくの?
今回はそんな悩みを解決していきます。
頑固な部下ってのは“こだわり”があるとも言えるワケで、難しく考えずに戦力にしてしまえばかなり強力な味方になります。
だけどデメリットもあって、独自性を貫いてしまうパターンもあって扱いが大変な事も。
能力も何もなく、ただ頑固な部下も居ますが・・・能力があって合理的、効率的に物事を考えられる頑固な人が持ってる意見は貴重な意見なので聞いてみる価値はありますよ。
そんな人から意見を吸い上げる方法。無能だけど頑固な部下をどう扱えばいいか。アドバイスしていきますね。
頑固な部下に対する考え方
まずは『頑固な部下』に対して、どういう考え方を持てば精神的に楽になるのか、こっからお話していきます。
全然関係ないようですが、効果的。かつ効率良く部下をどうにかしたいですよね。
他人の性格や行動に対して不満を持ってる時は、結構余計なエネルギーを使ってしまいます。
『なんでコレだけ言っても分かんねーんだよ。いい加減にしろや』とイライラしがち。
こうなると仕事の能率が下がって仕方がないです。なのでアレコレする前に考え方からちょっと見直していきます。
『他人は変えられない』と理解する
いくら頑固な部下に対して、柔軟になれと言っても簡単には変わってくれません。
だって、言われて変わるなら、とっくの昔に頑固じゃなくなってるんで。
しかも社会人だとなかなか変わるのは難しいです。性格とか考え方ってのはクセみたいなもんなので、自分でも簡単には修正できないものなんです。
頑固さを変えようと本人が思うには、
- 頑固なことで起こるデメリットを体験する
- このままじゃ、自分が損をすると感じる
- 変わろうと努力する
というプロセスが必要なんです。
ここには上司や周りの人が、どうこう出来る余地がほとんど無いです。全て自発的な事ですね。
あえて言えば、失敗を経験させる事でしょう。
このように、周りの人が頑固な部下を柔軟にしようと工夫した所で、変わろうと思う切欠がなければ変わろうとしてくれません。
だから、ある意味では諦めが必要です。他人を変えようとしても無理なんで・・・ストレスが溜まるだけですよ。
あえて頑固な部下の良い所を探してみる
悪い所ばかり探すんじゃなくて、逆に良い所を探してみましょう。
頑固な部下って、融通が利かないし、ルールがっちがち。ちょっとしたミス、いちいち本社に報告しなくてもいいんだよ。って事をルールに従って報告しようとするからマジで面倒臭い。
と感じるんですけど・・・逆に言えば、誠実性がメチャクチャ高いって事なんですよね。
そういう人はキッチリしているんで、自分の欲なんか別にして、お金の管理や法律にはシビアなもんです。
では、こだわりの強い人はどうか、
職人気質な人は、どうすればもっと良いのが出来るか。もっと効率化する方法は何か
という事をいつも考えられちゃう変態です。
そういう人は合理的に考えて、これが良いと思った事は取り入れる可能性はあるので「こうしてみたら?」という意見を言っても意見を聞かないって事はあまりないですよ。
とまぁ、悪い所もあるんですけど、良い面もあるので良い所に注目してみてください。
じゃないと『頑固な人だから面倒臭い』で終わってしまうと採用コストが無駄になっちゃいます。
頑固な部下を育てる方法
新人が頑固な性格をしていても、育てる方法はいくらでもあります。
むしろ育てていけば良い戦力になる可能性があるので、ちょっと気難しそうな相手でも頑張ってみましょう。
頑固な部下には承認をする
頭が固い人ってのは、なかなか自分でも変わるのが難しい人なんで、無理に性格を変えようとせずに上手く使えるようにしてしまいましょう。
相手の性格を変えるんじゃなくて、相手との関係性を変えて仕事がスムーズに進むようにコントロールできる状態にもっていくんです。
- 頑固な部下を柔軟にするのは難しい
- 頑固な部下を使えるようにしたい
- 使えるようにするには、仕事を振る
- 仕事を振って、気分良くさせる
- イヤな気分にさせない方法は、承認
という構造。
いくら頑固な人でも否定されずに仕事できたら、それはそれで不満がないので、アレコレ指摘するんじゃなくて承認してしまえば良いんです。
承認とは?
承認ってのは、言葉で言うと『ありのままの状態を認める』
コミュニケーションに落とし込むと、遅刻しても出勤してきた人に対して「出勤してきて、えらいね」って言う感じ。
バカ言ってんじゃないよ。遅刻してんだろ?
と思うかもしれないけど、出勤してきた事は事実なんで、その点は褒めるって感じ。これが承認。
別にココまでしなくても良よくて、割り振った仕事をやってくれたら「ありがと」と言う。これも承認です。
これ以上は長くなるので、承認についてまとめてる記事のリンクを置いておきます。そちらを読んでください。
承認することで起こる効果
承認をし続けると、部下の承認欲求は貯まっていきます。
言語化すると、周りの人が俺のことを良く見てくれている。俺のことを気にかけてくれている。大切にしてくれてる。って理屈ではなく、体感的に感じている状態です。
こういう状態だと、頑固者でも気にかけてくれた人の事を裏切ろうなんてあんま思わないし、期待には応えようとします。
だから仕事を振ったら、持ち前の頑固さで質の良い仕事をやってくれる。というワケです。
こういう状態まで持っていけたら、頑固な人であっても関係なく戦力として使えますよね。
頑固な部下の意見を聞いてみる
頑固な部下との距離が縮まったら、相手のことをもっと知ろうと会話してみましょう。
というのも、頑固になってしまう理由ってのはいくつかあって、
- 過去の成功体験が強い
- プライドが高すぎる
- 甘やかされてきた
- 信念が強すぎる
- 自己中心的
- 負けず嫌い
- 完璧主義
7パターンくらいあります。この中で面倒なのが「完璧主義」「甘やかされ」「自己中」です。
ただ、完璧主義者はまだ救いがあって、間違いを指摘すると修正してくれます。そこに合理性が無ければ反発されちゃいますけどね。
部下に指摘する時は言い方を間違えると、相手がどんな性格だろうが聞いてくれないし、全く尊敬されなくなります。気を付けましょう。
部下に指摘する時のコツは、別記事で解説してるんで、そちらを参考にしてください。
もっと面倒なのが、甘やかされと自己中タイプです。
甘やかされ・自己中タイプと付き合う方法
甘やかされてたり、自己中が原因で頑固になってる場合は、ミスを認めない頑固さを出してくることがありますね。
そういう部下が相手の時は、言い逃れができないように対策をしておくと良いですよ。
- 自分がメモを取る
- 事前にミスしやすい点を伝えておく
- 時々フォローする
メモを取る時のポイントは3つ
- 伝えた事、教えた事をメモに書く
- わざとメモが見えるように、書く
- 知らないフリなどをしたら、メモを出して確認する
注意点は、ミスを追求しないこと。
ココで部下に対してやりたい事は「この人相手にはゴマカシが出来ない」と思わせる事です。
だから、
- 「メモ取ったからな」と言う必要性は無し
- メモを見せて、追い詰める事もしない
- 言い逃れした時に、あんま怒らない
ということも大事です。
やっちまった事は仕方がないんで、ガミガミ怒っても時間とエネルギーの無駄です。
部下を叱る時のポイントは、また別記事に書いてるんで、気になった方はどうぞ
頑固というより、ワガママで仕事をしない系
これは頑固というよりワガママですが、自分は〇〇だから。という理由で、真面目に仕事をしない無能に当たってしまった時の対処法です。
- 個別で話し合う時間を作る
- 一応、記録を取る(録音)
- 注意する
- 余計な事は言わず、話し合いは終わりにする
- 仕事ぶりを観察
- 改善したら褒める
- 改善の傾向が無ければ、もう1度注意
あまりにも続くようなら、人事や更に上の役職、社長に報告をしましょう。
たまーに「仕事してますよ。たまたま休んでる所だけ見たんじゃないっすか?」と言う部下が居ます。
そういう時、証拠がないなら「疑って悪かった。ごめん」と言っておきましょう。
反撃は後でやります。
ちなみに役員や社長の親族が相手の時だと面倒な事になるんで、おかしな事をしているなと感じたらすぐに録音・録画をオススメします。
まとめ:頑固な部下に対する接し方
基本的に、やってる事にケチをつけなかれば頑固な部下というのは静かな方だと思います。
なんせ頭ごなしに否定されたらキレる可能性があるんで、下手に指摘はしない方がいいです。
ちょっと子供っぽい所があるんで、子供をあやす感じでおだてておけば扱いやすくなる傾向がありますよ。