マネジュク・部下の育て方が分かるブログ

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自分の権利ばかり主張する新入社員を上手く扱う方法3ステップ

自分の権利ばかり主張する新入社員って居ますよね。

おいおい、てめぇの権利を主張するのはいいけど、とりあえず目の前の仕事やれよ・・・

と。そう思いたくなりますよね。

でも自分の権利を主張する新入社員にも理由があって、言ってます。

特に最近の子ってのは、会社に認めてもらわなくてもプライベートが充実しているから『会社には金を稼ぐためだけに行ってる』って心のどっかで思ってる子も居ます。

そんな社員ってのは

  • 自分の時間を大事にしている
  • 会社には仕事しに来てやってる
  • 当然の権利は主張させてもらうよ

という考えを持ってます。

こればっかりは、時代の流れ。としか言えなくて、どう指導しても考え方を変えてくれるのは難しいです。

じゃぁどうしたらいいのか・・・

今回は、自分の権利ばかり主張する社員に対しては、どのように対処したら良いのかお話していきます。

このテクニックは汎用性が高いので、職場だけでなく子育てにも応用できるので、ぜひ会得してください。

自分の権利ばかり主張する新入社員を上手く扱う方法3ステップ

自分の権利ばかり主張する新入社員を上手く扱う方法3ステップ

てめぇの権利ばっか主張すんな。まず仕事しろ!

と怒りたくなりますが、そんな事を言っても仕方がないので、これから言う3ステップを試してみてください。

  1. 権利ばかり主張する社員の話をしっかり聞く
  2. もっと充実するには、会社でどう振舞えば良いか教える
  3. 社員のモチベーションを下げないようにする

この3ステップで権利は主張するけど仕事はしない。なんてゴミクズ社員は居なくなります。

コレでも仕事をしない奴は、またあとで対処方法を言いますね

→いくら言っても仕事をマトモにしない社員への対処方法

権利を主張する社員の話をしっかり聞く

権利を主張する社員の話をしっかり聞く

まずはアレコレ言いたそうな社員の主張を全部聞いてみましょう。

なんで聞かなアカンねん!

と思うかもしれませんが、とりあえず聞いてあげる事が大事。

どうしてかというと、主張をする社員ってのはそんなに居ません。相手も大人だし、日本人という特性的に黙って我慢する人の方が多いです。

なのに権利を主張するって事は、自分から弱点をさらけ出してるのと同じ。

『僕はこれが通るんなら、仕事やるよ』と言ってるようなもんなので、逆に管理職からすると扱いやすいです。

だから、とりあえず話を聞いてみましょう。

話を聞く時のコツは

相手の話を聞く時は、ちゃんと時間を取って口を挟まないように。

とにかく相手の主張を全部聞き出してみてください。

  • 最後まで相手の言いたい事を聞く
  • 絶対に口を挟まない
  • 適度に相槌を打って

そうする事で、思ってる事。不満に感じてる事。自分がどうしたいのか、全部言えてスッキリするでしょう。

自分の言いたい事を聞いてくれた。という満足感。この人、信用できそうだなーって気持ちが生まれてきます。

>>部下の話を聞く時の詳しいコツはこちら

主張に対して納得できなくても、怒らない

すぐ感情的になってしまうと、せっかくのチャンスが水の泡に。

『こいつ、ふざけんなよ』と思うかもしれませんが、そこはグッとこらえてください。

怒ってしまうと、二度と会話する機会が取れなくなるかもしれません。

いくら会社内とはいえ、人と人のコミュニケーションは1度破綻すると、復旧が難しくなります。

だから、怒りたくなるかもしれないけど、まずは黙って聞いてみましょう。

どうして?と聞き出す

残業したくない。給料を上げてほしい。

そんな主張の背景には、理由があるはずです。

例えば、趣味に必要な道具を買いたいとか・・・

その理由を聞き出す事で、次のこちら側の話を組み立てていきます。

もっと充実するには、会社でどう振舞えば良いか教える

もっと充実するには、会社でどう振舞えば良いか教える

権利を一通り主張してもらったら、その権利を得る為に、どうすればいいか教えてあげましょう。

社員は自分のやりたい事とか、不満とか色々とあって主張しているはずです。

じゃぁ、どうすれば君が言ってる権利を得られるのか

  1. 残業を減らしてほしい
  2. 何でか?それは、早く帰って好きな事がしたい
  3. だけど仕事の量はそんなに多くない
  4. とすると、問題は仕事の効率が悪い
  5. じゃぁ、どうすれば仕事を早く終わらせられるか考えよう
  6. 良い案が出ないなら、こうやってみたら?

というようにアドバイスをするように伝えてみる。

こうすれば権利を主張する社員が、得たい権利のために、どうすればいいか考えるでしょう。

ちなみに、ここまで言っても動かないような社員は、ただのワガママです。

社員の関心事を聞き出して、それを利用しよう

趣味がゲームなら、それはそれでOK。否定せずに

「ゲームか!どんなのしてるの?グラセフかぁ。俺は画面酔いしやすいから、ああいうのはちょっと苦手だけど、スカっとしそうだよね」

とまぁ、ここまで言えたらパーフェクト。

この時の会話で大事なことは共感。否定はしちゃいけません。

引き出したら、相手の興味関心事をネタに、どうすればもっと充実できるのか仕事と絡めて話をしよう。

【一例】お金がかかる趣味なら

お金がかかる趣味なら

給料を上げてほしいと言われても、何もせず上げられません。

じゃぁ、どうするのかというと

仕事を今よりもちょっと頑張って、出来る事が増えたり、作業効率が上がれば、俺は上司だから査定でプラスを付けられる。

そしたら給料が上がって、趣味に使えるお金が増えるよ。

と、相手の興味関心事に関連付けて、なにをどうすればメリットになるかを伝えれば、納得して動きやすくはなるでしょう。

単に仕事を頑張れ。ではなく、どのように頑張れば良いのか。頑張ればどんなメリットがあるのか、を伝えてあげると『仕事を頑張った方が得だ』と想像しやすいですよね。

だから、部下が求めてる権利を聞き出し、更にその奥のプライベートな部分を引き出し、仕事に関連付けるっていうプロセスが必要なんです。

面倒臭がって『いや仕事しろよ、お前』と言っても、そりゃ聞いてくれません。

そこまで言ってあげないと分からない人ってのは、一定数居ます。なので、面倒臭がらずに。自分の権利ばかり主張する人には丁寧に諭しましょう。

社員のモチベーションを下げないようにする

社員のモチベーションを下げないようにする

自分の権利を実現するために仕事に向き合うようになったら、邪魔をしないように。

せっかく仕事に対するモチベーションが上がったんで、部下のやる気をぶっ壊さないように気を付けてください。

意外とコレが簡単なようで難しい。

給料を上げてほしいなぁと思ってたって、すぐ上がるもんでもないし

作業の効率化もそう簡単にできるもんではありません。

時間がかかるので、部下のモチベーションをぶち壊さないように気を付けて下さい。

どうすればいいのか、

  • 部下の行動を頭ごなしに否定をしない事
  • 時々、仕事の進み具合を確認し、教える
  • 部下の成長を感じたら、それを指摘する

部下の行動を頭ごなしに否定をしない事

シンプルな話、否定されたらムカつきますよね。

なので、あんまり頭ごなしに否定するような言い方はやめておきましょう。

まずは一旦受け取る。それから、間違いがあれば否定する。

という順番を心掛ける事。

否定するな。怒るな。叱るな。とにかく褒めろ。と言ってるワケではないです。

「頼んだ仕事、やってくれてありがとね」とまず一言が言えるようになると、OKです

時々、仕事の進み具合を確認し、教える

たまに自分自身では、仕事が進んでるのか分からない事があります。

ゴールが見えないマラソンを走ってるような感じ。

そういう状況ってのは、かなりツラいんで

  • 今日はここまで進んだよ
  • 目標達成まで、あとこれくらいだよ
  • 全体の〇〇パーセントまで進んでるよ

ってのを時々伝えてあげると、モチベーションは下がりづらいです。

参考:心理学用語「目標勾配」とは?意味と具体例をわかりやすく解説

部下の成長を感じたら、ハッキリ伝える

部下の成長を感じたら、ハッキリ伝える

部下の性格にもよりますが、過去の自分と比較して自分で褒めることができないような社員に対して有効です。

完璧主義な社員には非常に有効な方法なので、覚えておいて下さい。

どうしても完璧主義っぽい人ってのは、自分はいつまで経っても出来てねぇお荷物なんじゃないか、と落ち込みやすいです。

そんな人は客観的に自分の過去と今を比較することが簡単にできません。

だから、部下が成長したな・・・と感じた時は、素直に「1か月前よりも仕事、出来るようになってるよ」と声をかけてあげると、モチベーションが維持できます。

お世辞を言うのはアウトで、具体的にどう変わったのか。

そこまで言える方が信ぴょう性が増して、部下の心が折れません。

部下が完璧主義な気があるなぁと感じてる場合は、下記のリンク先記事を読んでみてください。

>>完璧主義な部下を育てる3つのポイント【新入社員の育て方シリーズ】

権利ばかり主張する社員の困ったパターン

権利ばかり主張する社員の困ったパターン

非常にワガママで、いくら言っても通じない。

仕事に身が入ってない。

職場内でトラブルを起こす。そんな社員は、厳しく注意しないとダメです。

パワハラと言われたらどうしよう・・・と不安になる必要はありません。

それでは対処方法に入ります。

まずは自分の上司に相談をする

話し合いをして、仕事をするよう促した。だけど、全然改善が見られない。

そんな時はまず最初に、自分より上の人に相談してください。

『何やってんねん』と言われるかもしれない。という恐れは必要ないです。対処は一応してるんで、順序だてて説明しましょう。

そしたら、何とかしてくれるもんです。

相談しても動いてくれない。お前で何とかしろ。と丸投げするようであれば、もっと上の人へ。

手に負えないと感じたら、一人で対処しようと思わないでください。

注意する時は、保険をかけておく

注意する時は、保険をかけておく

上司が「こうしてみたら?」とアドバイスしてくれて、指導する事になった時は保険をかけておきましょう。

三者を入れる方法もありますが、最初っから最後まで録音・録画しておく事をオススメします。

権利ばっか主張するメンドくさい社員ってのは、後から何をしでかすか分かりません。

一般的にパワハラってのはいまだに『上司→部下』という構図のイメージがあるんですが、逆もあります。

そこん所、分かってない人がまだ居るんで、自分の身を守るためにも証拠の保全は必ず。

いくら同じ会社の社員でも、頭のおかしな奴は一定数居ます。

そんな人の事は信用してはいけません。

仕事(義務)を果たしてる!と主張する時には

言い訳をかます部下もたまーに居るので、義務である仕事を果たしてない証拠。数値化できるものがあれば、それを使いましょう。

そこまで追い詰めると、パワハラだ!と言ってくるかもしれませんが

そんな事でパワハラとは認定されないでしょう。

その為にも一応、録音か録画はやっておいて下さいね。

何度指導しても改善しない時は人事へ

何度指導しても改善しない時は人事へ

全く話にならん!となったら、もうこれは人事案件です。

処分を出してもらうためにも、色々と準備をしておかないといけません。

あなたの口頭だけでは人事が調査とかしなきゃいけないんで、これまでの経緯が分かるような資料。証拠があればスムーズに事が運ぶでしょう。

事案によっては、就業規則が甘かったなぁと後悔する事もあります。

そんな事にならないためにも今一度、就業規則や就業時の誓約書は確認しておいてください。

そんだけ雇用される側ってのは、基本的に法律で守られているので、簡単に処分を下すことができません。

最も効果的な黙らせ方は

1番難しいことですが「ここで働けて最高!」と思わせることです。

そうなっちまえば、自分の権利ばかり主張する社員なんてのは出て来ません。

最終目標地点は、そこ。

全員が今の環境最高。と思える職場を作るのは大変なことです。

だけど、ある程度は努力で近付けることができます。

そんな職場環境への近道は

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『まとめ』権利ばかり主張する社員を制御する方法は

  1. まずは社員の話をよく聞く
  2. 自分の生活を充実するには、会社でどう動けばいいか教える
  3. 理解して動くようになったら、モチベ維持を

以上の3ステップで聞き分けのいい子は、改善するでしょう。

そこまで言っても聞かん奴は、ただのワガママです。

もしくは仕事が色々な理由で合ってません。

部署替えや配置換えをオススメします。

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