自分勝手に仕事を進めてしまう部下が居て、困ってる。
あまり強く言うと、何言われるか分からんし・・・逆に指示待ち人間になったら、それも困るし。
どうすりゃいいんだよ!
・・・今回はそんな自分勝手に仕事を進めてしまう部下を抱える管理職にアドバイスします。
- 自分勝手に仕事を進める部下をマネジメントするコツ
- 指示待ち人間にさせないポイント
- 相談されやすい上司になる方法
まずは自分勝手に仕事を進めてしまう部下に、どう指導すれば良いかお伝えします。
自分勝手に仕事を進めてしまう部下のマネジメント法
自分勝手に仕事を進めてしまう部下には、こうしましょう。
- 仕事に挑戦するのは良いと褒める
- やるのは良いけど、何かあれば相談すること
- 進捗の報告もちゃんとすること
これで良いです。
なぜかというと、自分勝手に仕事を進められて困る事はミスされることだから。
ミスさえなけりゃ良いんだから、あまり部下のやることを否定してしてはいけません。
勝手でも仕事をすることは良いこと
確かに勝手に仕事を進めて、ミスされて、報告や相談がないと大変な事になります。
だから「勝手に仕事をするな」と部下に怒りたくなるのは分かりますが、それとこれは別。
- 能動的に仕事に取り組む姿勢は評価するべき
- ミスをするのは、仕方がない
- ミスした後の対処のやり方が問題
↑コレが自分勝手に仕事を進める部下の行動を分解したもの。
だから「勝手に仕事をするな」と叱るのは間違いです。
目の前にある仕事をやろうとした行動は褒めないと、指示待ち人間になってしまいますよ。
その仕事が部下のできるものかどうかは置いといて。
できる仕事なのかどうか、この判断は経験するか、周りが見極めてないとハッキリしません。
ですので、部下の経験のためにも挑戦する姿勢は絶対に否定してはいけません。
問題は、何かあった時に相談しないこと
自分勝手に仕事を進められて1番困るのは、トラブルなどが起こった時に相談しにこないことです。
最低限、相談をちゃんとしてくれたら別に勝手に仕事を進めようが問題がないはず。
ですので、部下には「何かあったら必ず相談するように」と、口酸っぱく言いましょう。
それさえ守ってくれたら、面倒事は少なくて済みますよね。
まぁ、仕事の進みは遅くなるかもしれませんが・・・
そんな時はあえてキツめのスケジュールを出してください。(笑)
仕事の進み具合の報告を出させる
仕事によるかもしれませんが、仕事は勝手に進み過ぎたら後戻りできません。
そうなる前に修正するのが1番ですよね。
ですので、部下が自分勝手に仕事を進め始めたら、進捗具合を報告させるように伝えておきましょう。
勝手に仕事をされたらペースとか崩れるかもしれんけども、指示待ち人間よりはマシですから・・・行動力は評価してあげましょうね。
指示待ち人間の部下を防ごう
自分勝手に仕事を進められると面倒くさい。
でも、指示待ち人間になるのも困る。
動く人間は、否定しないだけで何とかなる。とは言いました。
さて、指示待ち人間になっちゃってる部下はどうすりゃいいか解説しておきます。
指示待ち人間は、こうやって防ぐ
自分勝手に仕事を進める部下も、ちょっと面倒くさいけど
指示待ち人間な部下も大変ですので、早いめになんとかしないと邪魔です。
そんな指示待ち人間には、こうしましょう。
- 最初は事細かく指示を出す
- 仕事の権限を与える
- とにかく褒める
こうやって指示待ちから卒業させます。
指示待ち部下にいくら「自分で考えて動け」と言っても、動けません。
動いたと思ったら、「それはお前ができる仕事じゃない」ということも。
ですので、まずは指示を与えましょう。
指示待ち人間の特徴を把握して、部下を乗せる
指示待ち人間になってしまう理由の1つに、自信の無さがあります。
なので、自分で考えて動けといっても、動いてくれないのです。
だから最初は指示をちゃんと与えてやるのが正解。
- 仕事の指示を与えて、やらせる
- 経験を積ませて自信にしてやる
- これはできるよね?お前に任せる
これで1つの仕事を指示なしでできるようになります。
時間はかかりますが、こうやって指示なしできる仕事をコツコツ増やしてやりましょう。
勝手に仕事をするな!と叱らない
指示待ち人間だった部下が仕事を能動的にしたら、その仕事がなんだろうが止めてはいけません。
行動したこと、成長したことを褒めてやりましょう。
「勝手に仕事するな!」と強く言われ、面倒な上司との衝突を避けるために指示待ちになった・・・そんな部下もいます。
そんな部下は、ほっとけば良いです。
対応が違う上司だと分かってくれたら、勝手に合わせてくれます。
ですが、あなたが部下に「勝手に仕事するな!」と言って嫌われたのなら、仕方がないと思った方が良いです。
謝るか、態度を完全に改めるしかないでしょう。
自分勝手に仕事を進める部下に対する、根本的解決法
そもそも自分勝手に仕事を進める原因は、そうさせた上司に問題があります。
なぜかというと
- 自分で考えて動け、というから動いた
- 相談したら、いちいち聞くなと言われた
- 相談したら、それくらい自分で考えろと言われた
こんな事があったんじゃないでしょうか。
だから何も言わずに仕事を進めた。
まぁそれで結局、文句言われるんだけど。
上司の言い分も分からなくもないですが、言葉足らずの方が罪深いですよ。
自分勝手に仕事を進めるだけなら、まだ良い
能動的に部下が動くことは、否定しちゃいけません。
そこは問題じゃないのに、アレコレすっ飛ばして「勝手に仕事をするな!」と言うから、指示待ち人間になってしまうのです。
何が良くて、何がダメなのか、もっと細かく見て部下に指摘しましょう。
指摘するべき部分を間違えたら、完全に上司の指導ミスです。
勝手に仕事を進める部下には「ホウレンソウ」を徹底させる
勝手に仕事を進められて困るのは、ミスや進捗が把握できないことです。
ですので、部下には
- 仕事をやるのはOK
- だけど、ホウレンソウだけはやって
このように伝えましょう。
もしくは、こちらから状況の確認をしてください。
ですが、上司側からの確認はやり過ぎ注意。
気持ちでも「任せてまっせ」って感じがあると、部下の事を信頼しているような態度に見せられます。
こっちが信頼してあげたら、部下もある程度は信頼してくれるようになるので、ちょっと怖くても確認はほどほどに・・・
ですが、部下の仕事のチェックが悪いと、またこれ関係を悪くすることもあります。
その内容については無料noteに書いたので、ぜひご覧ください。
部下の仕事をチェックする時に気を付けるべき事。間違えると最悪
相談されやすい上司になること
何よりも相談されやすい上司であるのが、勝手に仕事を進める部下が居ても困らない環境です。
何度も言いますが、相談なしに進められて、トラブルがデカくなるのが問題であって、能動的に仕事に取り組むことは何も悪くないでしょう。
だから、相談されやすい上司で居るのが、根本的な解決法なのです。
部下が相談しに来ないんじゃなくて、あなたが相談しづらい態度を取っているのが問題。
じゃぁ、どうすりゃいいんじゃ?と・・・それは
- 部下の話を最後までちゃんと聞くこと
- 部下の話を否定せず、受け入れること
この2つを徹底すれば、少しずつ部下から寄ってきてくれます。
詳しいことは→相談されやすい人になる、たった2つのポイント
こちらの記事をご覧ください。
まとめ:自分勝手に仕事を進める部下に困ってる時は
叱るポイントを間違えると、余計に大変な事になるので気を付けましょう。
- 能動的に仕事に取り組むことは褒める
- ミスなどがあった時に相談する方が重要
- 分からないことがあれば相談しに来い
- ある程度進んだら、報告させる
- たまに状況の確認をすること
以上の5つを、とりあえずやってください。
あとやることは、部下から相談されやすいようなコミュニケーションを普段から取っているか・・・
部下との関係ができてなかったら、さっきお伝えした事をやっても効果が小さいんで、同時にやってくださいね。
補足記事はこちら→相談されやすい人になる、たった2つのポイント
今回はここまで。ほいじゃぁまたの。