管理職になってしばらく経つと、なぜか孤独になってた・・・
なんて事を時々聞きます。
管理職の人にどうして孤独に感じるのかと聞くと
- 部下と距離ができてしまっている
- 不安なんだけど、誰にも頼れない
このような答えが返ってきました。
私は管理職になって孤独を感じてる人って、なんか色々と間違てるぞ?と感じたので、今回記事にしてまとめました。
管理職が孤独を感じてしまう8つの原因
まずは管理職が孤独を感じてしまう原因から深掘りします。
管理職だからこうあるべき、とか管理職だから仕方がないよ、というモノもあります。
間違えているのか、それとも受け入れられないのか、客観的に見てみましょう。
管理職のあるべき姿を間違ている
管理職のあるべき姿はこうだ!と勝手に思っていると、気付けば孤独になってしまいます。
なぜかというと
- 管理職は部下を平等に見なくちゃいけない
- 管理職は部下と仲良くしちゃいけない
- 管理職は頼りになる姿でなくてはいけない
こんな事を勝手に想像しているから、孤独になってしまうのです。
断言します。
その管理職のあるべき姿は間違ってます。
部下と仲良しこよしになれとは言いませんが、部下と冗談を言い合える関係である方が、円滑なコミュニケーションが取れると考えているからです。
またあとでも言いますが、管理職だから弱みを見せてはいけない・・・なんて法律はないし、見せた所で部下が離れることはありません。
むしろ、弱点を見せた方が親近感が出ます。
ですので、管理職になったら親近感を出しましょう。
俺はそんなキャラじゃねぇ!という人は下記の記事
>>管理職のあるべき姿は〇〇〇実は正解があった!をご覧ください。
部下と管理職の利害は一致しない
残念な事に、管理職と部下の利害が一致しないから孤独を感じてしまうのです。
ですので、管理職が孤独を感じるのは仕方がない事。
管理職 | 部下 |
---|---|
仕事をさせる | 仕事をする |
会社の為に仕事をする | 自分の為に仕事をする |
経営者目線で仕事をする | 従業員目線で仕事をしてる |
部下(相手)の考え方や意識を変えるのは大変な事です。
しかも部下の方が多いから、管理職側は少数派。
だから孤独を感じてしまうのです。これは仕方がない事です。
部下との間に壁を作ってしまう
管理職なんだから、特定の部下と昼飯を食ってはいけない。
と勝手に思っていると、自分から孤独になってしまってますね。
多分、管理職はそういうものだと割り切っているんでしょうが、孤独のままで本当に良いのでしょうか。
そんな事を気にせず、部下と昼飯を食って上手くやってる管理職も居ます。
何が違うのかというと、意識の差とコミュニケーションの差ですね。
管理職はこうあるべきだ、と勝手なイメージを作って自分から孤独になり、管理職って孤独だね・・・って自作自演と一緒です。
管理職は判断をせまられ、責任を負うから孤独
管理職になった事で業務の量や責任が一気にハネ上がり、抱え込んでしまってる状態です。
しかも自分が管理職だから部下に頼れない。部下に相談できない。
と、どんどんと責任感で押しつぶされてしまうタイプです。
全てあなた1人で抱えると壊れてしまいますよ。
管理職を評価してくれる人が居ない
管理職になると評価する側に回ってしまい、普段から評価してくれる人が居なくなってしまいます。
このせいで1人で頑張ってるみたいな感じになり、管理職は孤独を感じてしまいますね。
ある意味、仕方がないパターンです。
ですので、自己評価を常にしたり、自己承認をする事である程度は孤独感を回避できます。
中間管理職だと中途半端に決定権がない
特に管理職でも係長クラスだと、決定権がなくて最終的には存在価値を自分で否定することに。
管理職という立場で部下に指示をした。
だけど、部長からNGが出た。
どうしたらええねん? って状態。
部下からは頼りない人だと思われるし、部長からは小言が飛んでくる。
このせいで孤独を感じてしまう事があります。
相談できる相手が居ない
- 管理職なんだから自分で何とかしなきゃいけない
- 管理職が部下の前で愚痴るなんて
- 管理職が部下に相談するなんて
こんな事を考えているから、管理職は孤独を感じるのです。
相談できる相手が居ないのなら、相談できる相手を作って下さい。
年上部下でも良いですし、同期の仲間。直属の上司に相談しましょ。
管理職だから助けてくれる人が居ない
管理職だから責任は俺1人だ。そんな事を考えているから孤独になってしまうのです。
上司に相談したら、何て言われるか分からない。
そうやって全てを抱えようとするから孤独を感じるし、大変な事になるんですよ。
会社はチーム戦です。
平社員も管理職も経営者も一緒になって会社を盛り上げるはずなのに、勝手に孤独だ・・・なんて思わないで。
助けてくれる人は必ず居ます。
大丈夫。管理職なんだから自分で何とかしろ!という人は居ません。
居たら居たで、それは問題なんで。(笑)
管理職が孤独を感じなくなる、6つの対処法
それでは管理職になっても孤独を感じなくなる対処方法に入ります。
6つ挙げますが、全部やらなくても大丈夫です。
孤独を感じるなぁと思った原因に合う対処方法を選んでください。
ナンバー2を作る
相談できる相手が居ないとか、業務量が多すぎるという時は、自分の下に副リーダー的な人を作りましょう。
別に役職を付ける必要もありませんが、右腕と呼べるような人を置くこと。
副リーダーが居ると
- 管理職業務を減らせる
- 判断やマネジメントの相談相手になる
- サブリーダーが時には部下を引っ張ってくれる
このようなメリットがあります。
ですので、会社側は作っておくと良いですね。
余裕があるなら役職手当付きで。
プライドを捨てる
相談ができない。助けてくれる人が居ない。そんな時はいらぬプライドを捨てましょう。
管理職も一人の人間です。
できない事はできないし、分からない事は分かりません。
そんな時に誰にも相談せず解決できるわけがないでしょう。
でも、部下に助けを求めても仕方がないので、もっと上の人に相談してみてください。
まともな会社、まともな人であれば相談すればちゃんと返答をしてくれます。
あとは、部下の前でも弱みを見せてしまう事ですね。
そうすると親近感がわきます。スキのない管理職だと思わせるのも悪くありませんが、近寄りづらいと思われるよりは親しみのある感じの方が部下に好かれます。
ですので、しょーもないプライドは捨ててしまいましょう。
自己肯定感を上げる
決断力がないとか、部下との距離感に困っている方は、自己肯定感が足りてません。
自分に自信がないとか、常に不安を抱えている状態なので、気付いたら孤独になってしまってます。
これは管理職としてあるべき姿として必要な要素でもありますが、孤独感をぶっ飛ばすにはかなり強力なものです。
仕事で成功しやすくなるだけじゃなく、プライベートも充実するので、自己肯定感は上げておいた方がお得ですよ。
自己肯定感の上げ方は→自己肯定感を上げる3つのステップ
管理職としてあるべき姿になる
管理職として、あるべき姿となることで、孤独感はなくせます。
ですが、あるべき姿を間違えていると、逆に孤独になってしまいます。
決してこんな管理職になってはいけません。
- 管理職だから簡単に他人に頼らない
- 管理職だから弱みを見せてはいけない
- 管理職だから何でもできなきゃいけない
そんな管理職は、部下から「すげー」とは思われますが何故だか孤独になってしまいます。
なぜかというと、ただの尊敬だから。
ただ尊敬される管理職になってしまうと、孤独になってしまう事があります。
ですので孤独になりたくないなら、管理職として正しい姿になりましょ。
『どんな管理職になったらええねん!?』
その答えは→管理職のあるべき姿は〇〇〇実は正解があった!
部下とコミュニケーションを取る
管理職になって孤独を感じる原因の1つとして、部下とのコミュニケーションを自分から減らす人が居ます。
理由は単純で、部下を平等に見なきゃいけないと思っているから。
でも、そんな事は物理的に不可能です。
しかも、そんな理由で自分からコミュニケーションを減らしておいて「孤独だなぁ」と感じるのは、自業自得としか思えません。
ですので、自分から部下とコミュニケーションを取りましょ。
部下と友達になっても大丈夫なの?とご心配な方は
>>「部下と仲良くしたらダメ」が大間違いな件(笑)【問題はそこじゃない】をご覧ください。
自分の上司とコミュニケーションを取る
相談できる人が居ないとか、責任に押しつぶされる。
助けてくれる人が居ないという人は、自分の上司になぜ相談しないのでしょうか。
上司に「こいつは管理職になったのに、ダメなやつだ」と思われたくないから・・・
そんな理由だと思います。
でも、管理職になったばっかりって誰でも分からない事だらけですし、何年経験しても思い通りにいかないことは良くあります。
ですので、あまり気にせず上司に相談しましょう。
相談だけじゃなくコミュニケーションもちゃんと取っていれば、部下と上司の板挟みに合う事もなくなります。
これで孤独を感じなくなりますよ。
まとめ:管理職が孤独を感じてしまう主な原因は
管理職になった後に孤独を感じてしまう主な原因はコミュニケーション不足だと考えます。
管理職になったら、1人で何でもかんでもやらなきゃいけない。
そんな事はあり得ません。
ですので、ちゃんと周りの人とコミュニケーションを取ってください。
ようは、報告、連絡、相談をあらゆる人とする事。
これはサラリーマンになったら常に必要です。
今回はここまで。それでは、また。