優秀な部下を腐らせてしまってませんか?
いや・・・もう腐りかけてる可能性があります。
なぜかというと、部下を腐らせる原因の大半は管理職の腕が悪いからです。
そこで今回は、優秀な部下を腐らせないために、管理職はどのようなことに気を付ければ良いのか解説していきます。
優秀になりそうな部下の力を解放させる手助けにもなるので、今「優秀な部下」とやらが居なくても是非やってみてください。
優秀な部下が腐ってしまう原因
優秀な部下が腐る原因は
- 成果と評価が合ってないと感じている
- 仕事のレベルが合ってない
- 上司に対する不信感
- 燃え尽き症候群
以上4つが考えられます。
成果と評価が合ってないと感じている
優秀な部下は周りと比較して、これだけ成果出してるのに、評価はあまり変わらないと分かると、腐ります。
優秀な人で自信ありな人だったり、周りがポンコツ過ぎたり、理由はいくつかありますが・・・
本当に成果を出しているなら、評価はキッチリやるべきでしょう。
ですが、仕事ができているだけで会社に利益をもたらしているのか、というと微妙なこともあります。
そういう場合は管理職側のマネジメントの問題ですので、これについては後で解説します。
仕事のレベルが合ってない
優秀な人に限りませんが、難しすぎる仕事も簡単すぎる仕事もよくありません。
たしかに、その人にピッタリ合う仕事ばかり振るのは無理ですが、偏らなければいいのです。
優秀な人だから、難しい仕事ばかり与えるとか
この人はイマイチだから、簡単な仕事ばかりやらせるとか
そういった偏りをやめて、適度に仕事を割り振らないと、どんな人でも腐ります。
- 難しい仕事ばかりで、ツラい
- 簡単な仕事ばかりで、つまらない
結局、この2パターンで腐ってしまうのです。
上司に対する不信感
これは上司との関係性が悪いと起こってしまいます。
- 部下が優秀
- 上司がポンコツ
こんなスキル関係だと、より発生しやすいですね。
そして上司が小言をよく言うと、優秀な部下は余計にイラっとします。(笑)
俺より仕事できねぇくせに、やかましい人だな・・・とね。
他にも仕事のスタンスが合わないとか、温度が合わないとか。そういった理由で優秀な部下は「じゃぁ本気出すのやめよ」と腐ります。
燃え尽き症候群
部下が優秀で、あっという間に仕事を覚え、日常業務がつまらなくなってしまうパターンです。
人間、飽きがくるとすぐ腐ってしまいます。
ですので、優秀な部下が居る場合は仕事の成長具合には敏感になっておきましょう。
つまらねーと思われたら、そのうち転職活動を終えてる可能性があります。
気を付けないと、優秀な部下はあっという間に辞めてしまいますよ。
優秀な部下が腐らないよう気を付けること
それでは優秀な部下が居るチーム(部署)の上司は、どうすればいいのか。
居なくても潜在能力がある部下の才能を開花させることにも繋がるので、管理職ならやって損はしないでしょう。
優秀な部下は本当に優秀か
部下は自分が優秀だと思っていて、周りも仕事はデキてるよね、と見えるけど
実は会社の貢献度は少ない人って居ます。
ただ単に仕事ができるだけでは足りません。
- 営業なら、新規開拓
- 企画なら、新商品が販売されること
- 製造や事務職なら、コスト削減法を
こういった、会社の利益になる成果を実際に出しているかどうかが評価につながるはずです。
そこの所、優秀な部下は気付いてないこともあります。
ですので、なぜ俺の評価はこんなもんなの?と疑問を持っている部下には、ちゃんと評価基準を伝えましょう。
確かに、日常業務で良い仕事をすることもプラス評価ですが、プラスが小さいんですよね。
会社貢献度が小さいけど、よく頑張っている部下が居る場合・・・そんな時は、褒めておきましょう。
それだけでも多少はマシです。
管理職なら自信を持て
正直言いますと、自信のない上司が優秀な部下を持った場合、あまり良い事がありません。
- 自信がないから優秀な部下を潰そうとする
- 自信がないから、部下を率いる力がない
- 優秀な部下相手に、オロオロする
まず、部下を潰そうとする上司は論外です。今すぐ役職を辞めてくださいね。
で、部下が優秀だから「俺が何か言ったら、面倒なことになりそうだ」と弱気になるのもダメです。
確かに、何言ってんだこいつ・・・と思われるような事を言うと、部下に呆れられますが、伝えるべきことはしっかり伝えましょう。
自分が完璧でなくても、指摘しなければいけないことは指摘しましょうね。
関連記事:部下に指摘するときのコツ
部下を腐らせない、仕事の任せかた
ちょうど良いレベルの仕事を与えると、腐りませんね。
できる仕事ではダメなのです。できそうで、ちょっと難しいくらいがピッタリです。
これを成立させるためには、部下の仕事を把握していないとできません。
部下が今、自力でどれだけの範囲の仕事を処理できるのか、最低でも仕事レベルを把握しておきましょう。
抱えている仕事量も把握していると合格ですね。
関連記事:上司として把握するべき部下の仕事は
誠実性を上げておこう
管理職にとって必須なのは誠実性です。
- 誠実性のない上司は、嫌われる
- 親しみやすさも必要だけど、人による
- 仕事ができなくても誠実性で何とかなる
管理職としての経験が浅かったり、部下が優秀でスキル差があっても、誠実性があれば部下との関係性は崩れません。
なんせ優秀な部下がイラっとするのは、自分よりポンコツな上司のくせにアレコレやかましい人です。
アレコレ細かいことを一貫性なくホザく上司は、優秀な部下からしたらゴミ扱いとなります。
なので誠実性は上げておきましょう。
まとめ:優秀な部下が腐らないよう管理職がやるべきこと
一言でいうと「マネジメント能力を上げろ」
相手が優秀な部下だろうが、そうでなかろうが、やる事はマネジメント能力をアップすることです。
- 部下に振る仕事を適切にする
- 部下との関係性を崩さないよう
- 管理職のあるべき姿を目指そう
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