最近の子ってゆとり?っていうの?知らんけど
やる気があんまあるようには見えないですよね・・・
そんな、いわゆる「ゆとり世代」や「さとり世代」そして最近になって現れた「Z世代」と言われる若手社員のやる気を高める指導方法があります。
この指導方法は、人の心理につけ込むやり方なので、子育てにも応用できます。
ではまず本題である、やる気を高める方法からアドバイスいたします。
ゆとり世代のやる気を高める方法
さて、ゆとり世代。さとりだろうが、Z世代だろうが関係なく、若手社員のやる気を高める方法はシンプルです。
- 否定をしない
- 話をよく聞く
- 仕事を少しずつ任せる
この3ステップで良いです。
当サイトでは何度も言ってるかと思いますが、基本中の基本。
ココさえ極めれば、相手がゆとりだろうが中卒だろうが、ガラの悪い奴だろうが関係なく効きます。
否定をしない
まず否定をしない事が1番重要。
なぜかというと、シンプルに自分の事や過去の事。自分の周りの人の事。アレコレを否定されて気分良いと感じる人なんか居ません。
人にされてムカつく事をやるのは、正直言って管理職としての資格なしです。
そんな方に人の教育や人のマネジメントをしてほしくありません。保育所からやり直してきてほしいですね。
はい、かなり強い言葉で表現しましたが・・・そういう事です。
相手が何であれ、否定しないようにコミュニケーションを取って下さい。
ですが、なんでもかんでも「それ良いね」と言うんじゃなくて
「そういう考え方もあるんだね」とか
「そうなんだ」とか
あなたの発言、ちゃんと受け取りましたよ。っていう表現が大切です。
これなら別に肯定してなくても、相手は受け取ってもらえたという事実が残って、不快な気持ちにはなりません。
コミュニケーションを取る時に意識して使うと、相手との距離が縮められます。使ってみてくださいね。
話をよく聞く
さっきの話の続きで、相手の話をよく聞いてあげてください。
とにかく相槌を打って、話をよく聞きましょう。そうすれば、相手は今度「この人の話を聞いてあげよう」という気になります。
ちょっとした心理テクなので、いちいち細かい事は説明しません。
相槌の打ち方は自然と。
時には、相手の言った事をオウム返しして話ちゃんと聞いてるよって伝えてみましょう。
もっと聞き上手になる方法もあるんで、気になった方は下記のリンクからどうぞ
仕事を少しずつ任せる
コミュニケーションがしっかり出来たら、もうゆとり世代だろうがさとり世代だろうが関係ありません。
どんな人が相手だろうと、ある程度の関係性は出来上がってます。
あとは仕事を少しずつ任せていけば、やる気なんてのはそのうち出て来ます。
仕事を任せる時や教える時のコツは
- まずはお手本を見せる
- その後にやらせてみる
- あとは褒める
これでイケます。
やる事は全然難しくないので、すぐやれるはずです。早速やってみましょう。
更に詳しい解説は>>基礎から学べる「部下の育て方」完全無料で理想の上司にに書いてるので、ご覧ください。
ゆとり世代のやる気を下げてしまう行為はこれ
部分的に「ゆとり世代」だからという特徴が無いものもありますが、最近の若手社員がやる気をなくすような言動は
- すぐに否定的な言葉をかける
- 会社ファーストを強要する
- 感情的になる
です。
ではそれぞれ解説していきます。
お前らゆとり世代は。と何かと否定的な言葉をかける
まず、本人たちは「ゆとり世代」に好きでなったワケではないです。
ゆとり世代の親が、たまたまそのタイミングで子作りして、生まれて、そして謎の教育改革でそうなったんであって、本人たちが悪いワケではありません。
なのに
『お前ら、ゆとり世代って奴らは・・・』
こんな風に否定するのは、やめましょうよ。
誰だって自分の事、自分が生まれてきた環境や家族。過去を否定されたり、決めつけられて気持ち良いと感じる人は居ないはずです。
これはどんな人にも当てはまりますが、やたらと否定するような事はやめて下さい。
職場内のコミュニケーションに不具合が起こるだけです。
運が悪いとパワハラと認定されて、出世街道から外れる事も考えられます。
会社ファーストを強要する
ゆとり世代以降の若手社員ってのは、仕事・給料よりも自分のプライベートを重視する傾向が強いです。
だから会社のために命を捧げろ!と言っても、動いてくれません。
そんな事を言った所で、ゆとり世代たちのやる気は上がりません。
今は昔と違います。以前は
- 年次昇給当たり前
- 終身雇用当たり前
- ボーナス当たり前
といった超好景気でしたが、もうそんな時代ではないんです。
てか、そういう時代は最近の若手社員からしたら親世代なんで、下手にお金に苦労しない生活を送ってきた可能性があります。
またゲームなどのコンテンツが充実してきたので、プライベートな時間にお金をかける余裕が生まれてきました。
そういった環境で育ってきたので、プライベート重視派になってきたという説もあります。
もう1つは、価値観の違い。
あまりお金、とかモノが少なくて苦労した。という世代ではないので、もっと精神的なものに重きをおく考え方になってます。
その精神的なものってのが「人と人との繋がり」や「人に認められたい」というもの。
仕事すればメチャクチャ給料出るからモチベ―ションが維持できる。っていう世代ではないので、もっと精神的な所に重きを置いてみましょう。
ゆとり世代以降は、給料なんてそれなりに出れば文句なんか出て来ません。
むしろ
- 仕事を認めてくれる
- 自分の存在価値を認めてくれる
- ややこしい人間関係のトラブルが無い
そんな職場環境であれば、よっぽど過酷な環境でない限り辞めてしまう事は少ないです。
だから会社ファーストなんて強要しても逆効果。
感情的になる
ゆとり世代以降ってのは、わりとストレス耐性がありません。なので感情的になるのはやめときましょう。
また、無駄に賢いんで反撃材料を与えるだけって事もあるし、精神的に参っちゃう子も出ます。
どうして弱くなったのかというと
色々と学校での問題が浮上した世代だからですね。
なので学校内でのストレスや危険。あらゆるトラブルが減って、耐性が付いてないまま社会に放り出されてるのが原因だろうと言われてます。
感情的にならず、出来るだけ冷静に、理論立てて注意とかする方がまだマシです。
ここはグッとこらえましょう。
ゆとり・さとり・Zとは何なのか?特徴、考え方や傾向・対策法
さて、ゆとり世代。さとり世代。Z世代というものが現れてきましたが、実はちょっと違ったり、世代的に被ってたり、明確に分ける事はできません。
だけど、それぞれ共通した特徴があります。
そんなちょっと何考えてるか分かりづらい若手社員、どうやって対策していけばいいのかアドバイスします。
【ゆとり世代】
2002年~2011年までに義務教育を受けた世代の事
その後に「脱ゆとり」が行われたけど、2011年以降の世代も含めて「ゆとり」と言われてることもある
【さとり世代】
1987年~2004年生まれの人の事を指す
物欲があまり強くない傾向があって、お金の無駄遣いをしない。
無駄な衝突をしない。高望みをしない。合理性やコスパを重視する世代です。
【Z世代】
1990年代後半から2000年代に生まれた人の事
物心ついた時からデジタル技術が発達しているので、インターネット・SNS・スマホを積極的に、巧みに扱う世代
自分を大切にして、人とのつながりを重要視する
自己主張が強くない、積極性が弱い、指示待ち人間
ゆとり世代とかからやる気が感じられない理由はココ
- 自己主張をあまりしない
- 積極性があまりない
- 指示待ち人間
これらは本人たちが悪いとは言えなくて、小さな時から親の言いなりでも大丈夫で、あまり不自由しなかったのが原因です。
子供にとっての親は超えるべき存在というよりは、怒られたらマジで怖い人です。
怖い事を言うと、親が自分の子供をどうこうする事は簡単なんですよね。
だから親に逆らおうとも思わないし、親は自分らの成功体験(ただの好景気)を忘れられない。
同じ事をすれば子供は幸せになると思ってる節がある。
自分の子供には幸せになってもらいたい!という気持ちで、つい口出しをしてしまって、誰かの言いなりになってしまってる若手社員が多いです。
指示待ち人間とかは無理に治そうとしても難しいので、最初は指示を出す。
そっから少しずつ自主性を持たせるよう慣らすしか方法がありません。
詳しい解説とやり方は下記記事に書いてるんで、指示待ち人間で困ってる。積極性がないと感じてるなら、ぜひ試してみてください。
>>知らなきゃ損!指示待ち人間にイライラしなくなるマネジメント術
プライベートを大切にしたい気持ちが強い
親がバブル世代なのもあって、傾向としてお金に苦労していない家庭だからです。
先ほども言いましたが、アニメやゲームといったコンテンツ系も爆発的に伸びていった世代なので、プライベートがメチャクチャ充実してます。
また、ITの進化で日本全国だけでなく世界の人と簡単に繋がる事ができるので、同じ趣味を持つ人と会話することも可能に。
そりゃ互いに話が合う人で互いに「それ最高!」と言い合える人と居る方が気分良いですよね。
だからプライベートの方が大切になってきたんです。
物欲よりも、精神的なものに対する執着が強い
正直、カネで女や高級ブランドを買った所で、気持ち良さは持続しません。
だけど精神面で満足する方が、その時の快感はモノで得られるものより強いし長続きします。
結局、モノだと手に入れた瞬間が1番強いし、他人から褒められたり、羨ましがられたりする時に優越感にひたれるってくらいです。
だけど、人から褒められる。愛される。頼りにされるってのは記憶に残るし、何度体験しても嬉しいし、上限も下限もあまり差が無いです。
いきなり知らん人に「カッコいいですね」と言われても、まぁ嫌な気はあまりしないとは思います。場合によるけど
最近はSNSの普及などによって、人から褒められたり、愛される事が簡単になったんですよね。
だから、ゆとり世代以降の人達がSNSにハマったり、精神的なことに執着するのは自然な事なんですよ。
じゃぁ会社ではどうすりゃいいのか、というと
やっぱり会社内でも精神的な面で満足させられる環境を目指せば良いだけの話です。
と、言葉で簡単に言いましたが実際にやれるかどうかは管理職次第。
『この会社に居たい。居心地がいい』と思わせるのが、最近の管理職に求められるスキルでしょう。
そんなコミュニケーションスキルを身に付けたい!と思ったら
今すぐ次の記事を読んだ方が良いでしょう
まとめ:ゆとり世代たちのやる気を上げる方法
実は「やる気」なんていう気はありません。
どうやれば気分よく若手社員たちが働くのか、を考えて職場環境を整えたり、コミュニケーションの方法を工夫したり。
そういったやり方で、ゆとり世代たちのやる気は何とかなります。
ぜひとも
- やたらと否定しない
- ちょっとした事でも褒める
- 仕事を少しずつ任せていく
この方法を試してみてください。
結局のところ、人を育てる時の基本で大丈夫です。そんなに特別な事はしません。
部下の育て方は↓↓↓の記事に全部まとめてるんで、参考にどうぞ。